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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックドライバーの敵「腰痛」を軽減するコツと対策方法を解説

更新日:2023/01/13

トラックドライバーは、物流業界に欠かせない存在です。

しかし彼らの多くが「腰の痛み」に悩まされています。長時間の運転や荷物の積み下ろし作業は腰に負担がかかりやすく、腰痛対策はドライバーにとって必須です。

そこで今回は腰痛を予防・軽減する方法を解説していきます。

腰痛が起こる原因とは?

ここでは腰痛が起こる原因を詳しく解説します。

血行不良が最も大きな原因

トラックドライバーが腰を痛める1番の原因は「血行不良」と言われています。

血行不良は長時間の運転にはつきもので、座る位置や姿勢が正しくないときに起こりやすいです。実は、座っている方が立っているよりも腰にかかる負担が大きいです。

この原因は、頭部を含めた上半身の体重が分散されることなく一挙に腰にのしかかり血流が悪くなるため。「座っている=楽をしている」という概念は我々の体にとって全く正しくありません。

猫背などの姿勢の悪さも原因

座るときの姿勢も、腰痛に影響を及ぼします。

長時間猫背の姿勢で運転すると、背骨が曲がり腰への負担が大きくなります。座っている時は腰をグッと前方に出すよう意識して、背骨が理想的なSのラインになることを心がけましょう。

座るときの姿勢も、腰痛に影響を及ぼします。

長時間猫背の姿勢で運転すると、背骨が曲がり腰への負担が大きくなります。座っている時は腰をグッと前方に出すよう意識して、背骨が理想的なSのラインになることを心がけましょう。

長時間同じ姿勢で腰痛になることもあり

運転中は長時間同じ姿勢でいるため、腰の筋肉が緊張して凝り固まっている状態が続き腰痛が起こります。

さらに運転中はシートベルトにより姿勢が固定されるため、余計に血流が悪くなります。体の筋肉をリラックスさせるために、定期的にストレッチなどで筋肉をほぐしましょう。

腰痛を軽減するコツ

ここでは腰痛を軽減するコツを幾つか解説します。

シートの奥に腰がくるようにかける

シートの奥に腰をかけ、背骨が真っ直ぐになるよう意識して座りましょう。

シートバックは寝かせ過ぎず、背中と頭がヘッドレストにぴったりと密着する状態が理想です。できるだけシートと体の接触面を増やすことで、体にかかる負荷を減らすことができます。

ランバーサポートがあるならできるだけ前に出す

運転のため長時間座るときに活躍するアイテムが、ランバーサポートです。

ランバーサポートは背もたれに設置すると骨盤や背骨を正しい位置にするため、姿勢矯正に役立ちます。もしランバーサポートが車両にない場合は、クッションなどを腰の後ろに挟むだけでも多少の効果があります。

シートの座面の高さを調整する

座面の高さは、膝の位置が腰よりも少し低くなるよう調整すると正しい姿勢を保ちやすいです。

腰よりも膝の位置が高くなると、どうしても猫背の姿勢になりがちで腰痛の原因となるので注意です。また、座面にドーナツクッションを敷くと高さが出るうえ、腰への負担を和らげてくれるためオススメです。

座面は高すぎても低すぎても腰に負担がかかるため、自分にとってベストな高さを見つけて調整しましょう。

腰痛になった時の対策方法

ここでは、腰痛になった時の対策方法を解説します。

足元を広くとり自由に足を動かせるようにする

猫背にならぬよう対策をとっていても、気付かぬうちに姿勢が崩れてしまうことは少なくありません。

姿勢が崩れ腰痛を感じた場合には、自由に足を動かせるよう足元のスペースを広く取りましょう。足を動かすことで血行が良くなるため、腰痛を和らげてくれる可能性があります。

こまめな休憩と水分補給

体内の水分が不足すると、血液がドロドロになり血行不良につながります。

予防策として、SAなどで少し休憩をして水分補給すると良いです。できるだけこまめに水分を取ることで腰痛を防げます。

じっくりお風呂に入る

腰痛被害を最小限に抑えるには、アフターケアが重要です。

心身の疲労が蓄積されると腰が痛みやすくなるため、運転から帰ってきたあとはゆっくりお風呂に浸かりましょう。40度前後のお風呂に入ると、疲労回復が期待できます。

入浴後はぐっすり眠れることが多く、きちんとした睡眠を取ることで血行促進にもつながります。

まとめ

今回は腰痛を予防・軽減する方法を解説しました。

血行不良や心身の疲労が原因で起こる腰痛は、姿勢を正すことで対策できます。自分で意識して姿勢矯正するのは慣れるまで難しいかもしれませんが、それだけでも腰への負担は軽減しますのでぜひ試してください。