高速道路や有料道路などを走行していて、『Nシステム』『オービス』を見かけたドライバーも多いと思います。

以前と比べて道路交通法など取り締まりが厳しくなり、高速道路走行時に不安な方も少なくありません。特にトラックで荷物を運ぶ場合、高速道路の運転はより慎重になりがちです。

そこで今回は、高速道路に設置されているNシステムやオービス、発見した際の対処方法などを解説します。

目次

1. Nシステムとは？
2. オービスとの違い
3. Nシステムでも速度違反で検挙される場合もある
4. Nシステムを見つけた時の対策方法
5. 余裕を持った運転が速度違反を防

Nシステムとは？

Nシステムとは、高速道路走行時にナンバープレートを自動的に撮影するシステム。

自動読込システムなので、どのように使用されているか気になるドライバーも多いのではないでしょうか。また、高速道路走行時には設置されている状況の把握が難しくハラハラする方も少なくありません。

ここからは、Nシステムが使用される状況などを解説していきます。

①犯罪が起きた時の無人検問

Nシステムは犯罪などの捜査に使用されることが多いですが、元々の開発目的が無人検問であることはご存じでしょうか。

人対人の検問だけでは間に合わない・追いつかない状況である理由から開発されました。該当する車両を自動照合することで速やかに事件が解決できます。実際に解決できた事例もあり、システムの機能は優れていると考えられます。

②路肩など全ての道路が撮影される

Nシステムは広範囲で撮影されています。

そのため「設置されている場所以外の一般道路も撮影されている」と考えるといいでしょう。

③撮影データは保存されている可能性大

撮影データは該当しなければ削除されていると言われていますが、事件解決の為の証拠になることも少なくありません。

そのため。撮影データは保存されている可能性もあります。また、ドライバーの顔も撮影可できるので注意が必要です。

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オービスとの違い

ここではNシステムとオービスの違いを解説します。

①速度デジタル機能はない

Nシステムは、オービスとは異なり速度を測る機能がありません。

そのため、スピード違反を起こした場合はオービスのスピード計測機能による影響が大きいと言えます。Nシステムは全車両を撮影していますが、オービスは対象となった車両のみ撮影している点も異なる点です。

②事前の設置看板がない

オービスは事前に設置を示す看板があるため、走行するスピードを対策できます。

その一方で、Nシステムは事前に設置を示す看板がありません。高速道路以外の道路も撮影されるのでNシステムで常に撮影されていると考えたほうがいいでしょう。

③オービスより設置台数が多い

Nシステムはオービスよりも設置台数が多く、約4倍程の台数に差があります。

移動式のオービスもあるため、4倍までの台数に差がないとも言われています。至る所に設置されていると考えたほうが無難です。

④撮影時に光らない

Nシステムは、撮影されるときにシステムが光りません。

そのため、いつどのようなタイミングで撮影されているか把握できませんが、ドライブレコーダーには映っている場合もあります。

Nシステムでも速度違反で検挙される場合もある

Nシステムは速度を測る機能はついていません。

しかし、車間距離や撮影した時間など周りの車両と比べると、どのくらいの速度を出していたのか予測できます。そのため、速度を測る機能がなくとも検挙される可能性があることを意識しておくと安心です。

Nシステムを見つけた時の対策方法

ここでは、Nシステムを見つけたときの対策方法と見つける前から持っているとおすすめな心構えをお伝えします。

①制限速度を確認する

高速道路を走行すると、ついスピードを出したい気持ちが出てしまいます。

しかし、その結果検挙されると余計な時間がかかりますし、気持ちのショックも大きくなります。制限速度を常に確認して、範囲内のスピードで走行すると検挙が防げます。

②急ブレーキを掛けない

Nシステムは、急ブレーキなどもしっかりと記録されています。

Nシステムとオーサービスは似ている特徴があることから、急に速度を落とそうとする方も少なくありません。制限速度を確認しながら走行すると、急ブレーキを踏むこともありません。

また、急ブレーキを踏むことによって事故になってしまう可能性も防げますので、ぜひ意識してみてください。

Nシステムを発見しても慌てない

走行中にNシステムを発見しても、決して慌てないこともポイントです。

急ブレーキを踏むことで後続車も巻き込んでしまう可能性もあり、重大事故にもなりかねません。慌てずにゆっくりとその場を切り抜けましょう。

余裕を持った運転が速度違反を防ぐ

今回はNシステムやオービス、発見した際の対処方法などを解説しました。

気持ちやスピードなど余裕を持ちながら高速道路を走行することで、緊張感が少なくリラックスして走行できます。ぜひ本日から意識してみてください。

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