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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックドライバー不足の原因とは?

更新日:2023/05/19

トラック業界は建設業界や介護業界と並んで、人手不足が問題になっている業界の一つです。

ネットショップの普及やトラックドライバーの高齢化などの要因で、「トラックドライバーが足りない」と悩んでいる運送会社も多いのです。

そこで今回は、トラックドライバー不足の原因やトラックドライバー確保の施策などをまとめて解説します。

トラックドライバー不足の理由

ここでは、トラックドライバーが不足している理由を解説します。

トラック業界の高齢化

トラックドライバーの高齢化も人手不足の理由の一つ。

総務省が調べた労働力調査では、トラックドライバー全体の15%を60代ドライバーが占めています。併せて、若いトラックドライバーが不足していることで高齢ドライバーの負担が増えています。

こうしたことが重なった結果、トラック業界の人手不足が進んでいるのです。

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配達需要の増加

配達需要が急増もトラックドライバーの不足理由。

ネットショップ普及でトラックドライバーの配達量がどんどん増えた結果、EC市場は15兆円を超えています。国土交通省の調査では、EC市場の拡大に伴って宅配便が取り扱う荷物の数が2010年~2015年の5.3億個も増加している結果が出ました。

今や生活の一部になったネットショッピングですが、荷物を運ぶトラックドライバーがいるから成り立つのです。配達する人が追いつかないほど宅配荷物が増えてしまったので、トラックドライバー不足は現在も続いています。

トラックドライバーの賃金の伸び悩み

トラックドライバーの賃金の伸び悩みもトラックドライバーの人手不足の理由です。

配達量の増加に伴ってトラックドライバーの待遇改善も進んでいますが、運送会社によってはなかなか賃金が伸びない状況も。大型免許など免許や資格取得、年収交渉などで賃金をアップさせるトラックドライバーもいますが、まだまだ浸透していません。

トラックドライバー不足解決の取組み

 

慢性的にトラックドライバーが不足している現状ですが、さまざまな施策も進んでいます。

国土交通省と厚生労働省の施策

トラックドライバー不足を受けて、国土交通省と厚生労働省主導の施策が進んでいるのです。

平成27年に国土交通省と厚生労働省が連携した「人材確保・育成計画」が発表されました。魅力ある職場環境や賃金の向上、長時間労働の改善や職場の安全管理徹底などが主な内容です。

併せて、人材確保や育成にはトラックドライバー促進や、女性トラックドライバー(トラガール)の促進も含まれています。

運送企業大手の取り組み

2018年には宅配便最大手のヤマト運輸が、正社員の大幅増加や賃金引き上げを行ないました。

業界最大手が改善を行なったことでトラック業界全体が追随した結果、さまざまな運送会社も改革に乗り出したのです。「ドライバーの待遇改善を行なわないとサービスの質が下がる」と企業側も危機感を持っています。

まとめ

今回はトラックドライバー不足の原因を解説しました。

長年問題視されていたトラックドライバーの人手不足。最近では企業や国が解決に向けて動き始めています。トラックドライバーの待遇が改善されて、急増する運送需要を乗り越えることが期待されます。

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