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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックの免許制度が変わる?今後変わる内容について詳しく解説

更新日:2024/04/23

4年ほど前に免許制度が新しくなるニュースで話題になりました。

普段普通車を運転している方はあまりイメージが付きにくい可能性があります。しかし、トラックなど大きな車を運転している方にとっては、大きく制度が変わった点もありますのでチェックする必要があります。

今回は、トラックなど免許制度がどのように変わったのか詳しく解説します。

新免許制度とは

新免許制度とは、免許の中に新しく加わった準中型運転免許を含めた免許制度です。

準中型自動車運転免許は、車両総重量7,500kg・最大積載量4,500kg・乗車人員10人以下を満たす車両を運転できます。大型自動車運転免許と中型自動車運転免許は、それぞれ20歳・21歳以降まで取得できませんが、準中型自動車運転免許は18歳から取得できる運転免許です。

また、新免許制度で普通車運転免許も変更されて、車両総重量3,500kg・最大積載量2,000kg・乗車人員10人となったのです。新免許制度以前に免許を取得した方は、すぐに新免許制度に対応する必要はありません。

旧制度で運転できますが、免許更新時に新免許制度に切り替わります。

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改正の目的

今まで定期的に見直されている免許制度ですが、なぜ定期的に見直しされ免許制度を変更するのでしょうか。

ここでは、改正目的を詳しく解説します。

運送業界の人材確保

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ネットショッピングやオークションなどは以前に増して増加傾向があります。

そのような中で問題視されていることが、運送業者の人手不足。需要と供給が比例しないため、運送業者はより人手不足に悩まされています。

とあるフリマアプリでは運送業者の提携先が減り話題になりました。今回の新免許制度で運転可能な車両を細分化し免許取得の年齢を下げたことで、人員確保に期待されています。

現状の車に合わせた免許区分

以前の普通免許は、トラックによって運転できるケースとできないケースがありました。

新免許制度により1.5トントラック・3トントラックの間に準中型運転免許を創設して、以前より分かりやすく分類されたのです。

交通事故の削減

当時は普通免許でもトラックが運転できたので、トラックが関係した交通事故が多く発生していました。

新免許制度によりトラックの運転車両を分類した結果、交通事故が減っているとのデータもあります。新免許制度で準中型運転免許が創設されたため、より一層の交通事故の削減が期待されています。

免許ごとで運転できる車種とは

ここでは、それぞれの免許ごとに運転できる車種を詳しく解説します。

普通免許

普通運転免許も今回新たに変更されました。

車両総重量3,500kg・最大積載量2,000kg・乗車人員10人までの車種が運転できます。普通車を運転できますが、バンなどは注意する必要があります。

同じバンでも重量が異なる場合もありますので、運転する前に確認するといいでしょう。

海外で運転する時には人気車種でも運転できないものもあるので、こちらも事前にリサーチをおすすめします。

準中型免許

準中型自動車運転免許は、車両総重量7,500kg・最大積載量4,500kg・乗車人員10人以下を満たす車種なら運転できます。

準中型運転免許を取得すると、コンビニエンスストアの宅配や運送で使われる3トントラックも運転できます。

準中型5t限定免許

準中型自動車5t限定免許は、車両総重量5,000kg・最大積載量3,000kg・乗車人員10人以下

の車種が運転できます。

2tトラックも運転できるので、宅配便で使われている一部のトラックも運転できます。しかし、現在は取得できない免許で2007年~2017年の間に免許取得したドライバー限定の免許です。

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準中型免許の取得方法

ここでは、準中型運転免許の取得方法を解説します。

普通車以上の車種を運転する場合には、ある程度の運転年数を持つドライバーに限られる場合が多くあります。しかし、準中型運転免許は運転免許をまだ取得していないドライバーでも最初から取得できます。

「取得金額がその分高いのではないか?」と考える方もいらっしゃると思います。しかし、実際に取得にかかる金額は普通免許の1割程度です。

そして、運転免許をすでに持っている方と持っていない方では講習時間も変わるので注意が必要です。運転免許をすでに持っている場合は、準中型運転免許を取得する場合の金額が高い傾向にありますが技能時間が少ないです。

運転免許を持っていない場合は、普通免許と準中型運転免許両方の講習を受けることになり、時間がかかり難易度も高めです。

免許制度変更で物流の未来も変わるかも?

今回は、トラックの免許制度変更や内容などを解説しました。

免許制度が変わったことで運転できるトラックの種類も大きく変わりました。運転したいトラックに応じた免許を取得して、安全運転でトラックを運転されてはいかがでしょうか。

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