タンクローリー(タンク車)とは液体を運ぶ専用のトラックです。トラックの荷台部分に大きなタンクがあり、タンクは幾つかの部屋に分かれているので、さまざまな種類の液体が混ざることなく運搬できます。タンク内は水やセメント、ガソリンなどの液体物や高圧な気体です。液体や気体をトラックで運ぶのはとても難しいので、専用車としてタンクローリーが開発されました。タンク部分は楕円形になっていて、重心を下に置いてバランスが取りやすい構造で形状から事故や転倒のリスクを下げています。タンクローリー(タンク車)の構造は法律で定められていて、タンクの最大積載量は消防法で定められています※30,000リットル(30トン)以下。消防法で危険物と定められている石油類などを運ぶタンクローリーは、1室最大4,000リットルの複数の部屋に分かれていて、運転時や作業時のリスクを軽減しています。タンクローリー(タンク車)を製造販売しているメーカーは「マツダ」「日野自動車」「いすゞ自動車」が主な国産メーカーです。タンクローリー(タンク車)の金額は新車の場合は800万円~、中古の場合は約150万円~が相場です。