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ユンボとバックホーの違いは?必要な免許やサイズ別の中古価格も紹介

更新日:2023/05/25
ユンボとバックホーの違い

キャタピラー付きの台座にショベルが付いた重機を、「ユンボ」や「バックホー」と呼びます。「油圧ショベル」や「パワーショベル」など他の呼び方もありますが、実は大きな違いはありません。

本記事では、なぜ同じ重機にユンボやバックホーなど、複数の呼び方があるのかを解説します。

ユンボの操縦に必要な免許や、サイズ別の新車・中古車価格も紹介するので、ユンボの購入を検討中の人も参考にしてみてください。

ユンボとは?

ユンボは、「油圧ショベル」というキャタピラーとショベルが付いた重機を指しますが、もともとは「新三菱重工」という会社が販売する油圧ショベルの商品名でした。

ユンボが油圧ショベルの代名詞として使われるようになったきっかけは、1964年の東京オリンピックです。性能が高かったユンボはオリンピックに向けた建設現場で大活躍し、注目を集めました。

そして、土木建設業界では「油圧ショベルといえばユンボ」というイメージが定着し、油圧ショベルのことをユンボと呼ぶようになったとされています。

現在、ユンボは「株式会社レンタルのニッケン」の登録商標にもなっていますが、掘削用の重機の呼び名としてよく使われています。

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バックホー(バックホウ)とは?

キャタピラー付きの台座にショベルがついた重機を「油圧ショベル」と呼びますが、バックホー(バックホウ)は、その油圧ショベルの一種です。

バックホーを英語にすると、くわ(hoe)と後ろ(back)を組み合わせて「backhoe」です。英単語の意味の通り、内向きに付いたショベルを手前に引いて土砂を掘り出します。

バックホーは英語を日本語に直したものなので、表記は「バックホー」と「バックホウ」のどちらでも問題ありません。

ユンボとバックホーの違いはある?他の呼び方は?

ユンボとバックホーはどちらも、「ショベルが付いた掘削用の重機」を指します。実はこの重機には他にも複数の呼び方があります。

同じ重機に複数の呼び方があるのは、利用されるシーンや使われるようになった背景が異なるためです。呼び方と利用されるシーンは、以下の通りです。

呼び方 詳細
ユンボ もともとは「新三菱重工」という会社の商品名

現在は「株式会社レンタルのニッケン」の登録商標

バックホー(バックホウ) 日本の行政で使われる呼び方
油圧ショベル 土木業界における一般的な呼び方
パワーショベル 建設機器メーカー「コマツ」の商品名
ショベルカー マスコミの報道で使われる呼び方
ドラグショベル 国交省の文書で使われる呼び方

ユンボ(バックホー)のサイズの見分け方

ユンボ(バックホー)のショベルにはさまざまなサイズがあります。ショベルのサイズを見分けたいときは、機体側面に書かれた型番を確認してください。

型番に含まれる数字からショベルのサイズが分かります。数字が表すショベル容量は、以下の通りです。

型番にある数字 ショベル容量(m³) 呼び方 機体重量(トン)
30 0.1 コンマ1 30
60 0.2 コンマ2 60
120 0.4 コンマ4 120
200 0.7 コンマ7 200

たとえば、「日立建機」の「ZX30U-2」という重機なら、数字の「30」があるので、ショベル容量が「0.1m³」だと分かります。

型番にある数字が持つ意味は、メーカー共通です。メーカーにかかわらず、ユンボのサイズを見分けたいときは、機体側面の型番に含まれる数字をチェックしてみてください。

ユンボ(バックホー)の操作に必要な免許

ユンボ(バックホー)の操作に必要な免許は、機体重量が3トン未満か、3トン以上かによって変わります。それぞれの重量のユンボを操縦するのに必要な免許に加えて、公道を走行するのに必要な自動車免許についても解説します。

資格を持たずに操縦・運転すると、罰則を受けてしまうので、ユンボを使う予定のある人は事前に理解しておきましょう。

重量3トン未満なら「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」

操縦するユンボの重量が3トン未満なら、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を受講する必要があります。大まかな内容は以下の通りです。

講習内容と講習時間 学科:7時間

実技:6時間

講習料金 学科および実技:約1万5,000円
申し込み方法 各メーカーが運営する教習所へ申し込む

学科と実技合わせて2日間で行われます。先に学科のみ受講し、数か月後に実技を受講することも可能です。

重量3トン以上なら「車両系建設機械運転技能講習」

重量3トン以上のユンボを操縦するなら「車両系建設機械運転技能講習」の受講が必要です。講習の概要は以下の通りです。

講習内容と講習時間 学科:13時間

実技:25時間

講習料金 学科および実技:約5万円
申し込み方法 各メーカーが運営する教習所へ申し込む

取得には学科13時間、実技25時間と時間がかかりますが、自動車免許やその他資格、実務経験の有無により免除される講習もあります。詳細は各教習所のホームページで確認してみてください。

公道を走行するなら自動車免許も

タイヤを装着したユンボで公道を走行するなら、操縦資格に加えて自動車免許も必要になります。必要になる自動車免許は、以下の通り、重量や積載量により異なります。

必要になる免許 車両総重量 最大積載量
普通免許 3.5トン未満 2.0トン未満
準中型免許 7.5トン未満 4.5トン未満
中型免許 11.0トン未満 6.5トン未満
大型免許 11.0トン以上 6.5トン以上

ユンボで公道を走るなら、必要になる自動車免許も確認しておきましょう。

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ユンボ(バックホー)の新車・中古車価格

ユンボ(バックホー)の新車・中古車の価格を、ショベルのサイズ別に紹介します。

新車ならもちろん、中古でも重機は高価なものです。コストを最大限抑えて必要なユンボを購入できるよう、新車・中古車の相場を知っておきましょう。

※価格はあくまで参考値です。

新車価格

ユンボ(バックホー)の新車価格は、おおよそ500万円から1,800万円です。主要な建設機械メーカーごとの価格は、以下の通りです。

ショベル容量(m3) コマツ(万円) 日立建機(万円) キャタピラージャパン(万円)
0.14~0.16 490 500 640
0.2~0.22 660 670 750
0.4~0.5 1,050 890 1,020
0.65~0.7 1,780 1,610 1,700

コマツはラインナップの豊富さ、日立建機は大型、キャタピラージャパンは中型・大型に強みがあります。複数社の商品を比較して、最も自社に合うユンボを見つけてください。

中古車価格

稼働時間や年式、その他コンディションによって、ユンボ(バックホー)の中古車価格は変わりますが、おおよその相場は以下の通りです。

ショベル容量(m3) 中古車価格(万円)
0.14~0.16 100~
0.2~0.22 200~
0.4~0.5 400~
0.65~0.7 500~

中古車は新車の3分の1ほどの価格で購入できるものの、新車と違って状態の良さにバラつきがあります。「予定以上に維持費がかかった」「予想していたより動きが悪かった」と購入後に後悔しないよう、販売者に相談してから購入しましょう。

ユンボに関することはステアリンクへ

キャタピラーとショベルが付いた掘削用重機には、ユンボやバックホー、油圧ショベルなどの複数の呼び名があります。「バックホーは行政で使われる」のように、呼び名とよく利用されるシーンをセットで覚えれば、混乱しにくいでしょう。

価格を抑えるために、中古のユンボの購入を検討中の人もいるかと思います。しかし、中古車には「購入直後の故障」や「思わぬ修理費」などのリスクもあります。中古車を買いたくても、どれを買うべきかなかなか決めきれない人も多いのではないでしょうか。

そんな場合は、ぜひステアリンクにお問い合わせください。長年にわたるトラック販売の経験をもとに、購入後も納得いただける提案をいたします。

ユンボやトラックに関するお困りごとは、ぜひ気軽にステアリンクにご相談ください。

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