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海外輸出が増えると中古トラックの価格はどうなる?

更新日:2025/08/19

近年、中古トラックの海外輸出が急速に拡大しています。特に東南アジア、中東、アフリカなどでは、日本製トラックの耐久性やメンテナンス性が高く評価され、需要が増加。国内で役目を終えた中古トラックも、海外では「まだまだ現役」として活躍するケースが多いのです。では、この海外輸出の増加は、日本国内の中古トラック価格にどのような影響を与えているのでしょうか?

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輸出需要の高まりが価格を押し上げる

海外市場で人気なのは、小型から大型まで幅広い車種ですが、特に「頑丈で燃費が良い国産ディーゼルトラック」は引っ張りだこです。日本国内では10年以上経過した車両や、走行距離が多い車両は買い手が限られる傾向にありますが、海外では十分なニーズがあります。そのため、輸出業者が積極的に買い付けを行い、結果として国内の流通価格も押し上げられています。

 

人気車種は国内需要よりも高値に

例えば、いすゞ「フォワード」や日野「レンジャー」など、中型トラックは国内外ともに人気が高いモデルです。海外バイヤーが現金で高値を提示することも珍しくなく、国内の相場を上回る価格で取引されるケースもあります。その影響で、国内ユーザーが購入を検討する際、同年式・同程度の車両でも「以前より高い」と感じる状況が生まれています。

 

国内の買い替えサイクルへの影響

輸出需要があることで、中古トラックは「資産価値が落ちにくい」という一面もあります。数年前なら値がつかなかった古い車両でも、現在は輸出向けとして買い取られる可能性が高まっています。これにより、国内の事業者は買い替え時に下取り価格が期待でき、結果的に新車や状態の良い中古への乗り換えを後押しする効果もあります。

 

価格上昇は今後も続くのか?

中古トラックの価格は、為替や海外需要の動向に大きく左右されます。円安が進めば、海外から見ると日本のトラックは割安になり、輸出がさらに加速。逆に円高になると需要が落ち着き、国内価格も緩やかに下がる可能性があります。 また、世界的に環境規制が強まる中、EUや北米の一部地域ではディーゼルトラックの需要が減少しています。しかし、新興国ではインフラ整備や物流拡大のため、今後も日本の中古トラックが重宝される見通しです。そのため、中古市場の価格は中長期的に「高値安定」が続くと考えられます。

 

価格上昇時代の賢い選び方

中古トラック価格が高騰している今だからこそ、次のような選び方が重要です。

用途に合った車種を明確にする(過剰スペックを避ける)

整備記録や車検証を必ず確認(輸出向け買い付け車両との差別化)

早めの決断で値上がり前に購入(相場は数ヶ月単位で変動することも)

信頼できる販売店で保証付き車両を選ぶ

これらを意識することで、海外需要による価格上昇の影響を最小限に抑えつつ、安心して中古トラックを導入できます。

 

まとめ

中古トラックの海外輸出増加は、日本国内の価格を確実に押し上げています。しかしそれは同時に「資産価値が残りやすい」というメリットでもあります。重要なのは、需要と価格の変化を理解し、タイミングを逃さず購入・売却を判断することです。

当社では、国内外の市場動向を常に把握し、お客様にとって最適な一台をご提案しています。中古トラックの在庫状況や価格のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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この記事を書いた人

ステアリンク編集部

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ステアリンクは、中古トラックの販売・買取を専門におこなっている企業です。ステアリンク編集部では、中古トラックの購入方法、選び方など中古トラックに関するあらゆる情報を発信しています。