トラック・運送・トラックドライバー情報

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クレーン付きトラック(ユニック車)とは?現場で頼れる一台

更新日:2025/11/14

建設現場や資材運搬、重機の積み下ろしなど、幅広い現場で活躍しているのが「クレーン付きトラック」、通称“ユニック車”です。車両に小型クレーンが搭載されているため、フォークリフトや人力を使わずに荷物の積み降ろしができ、作業効率を大幅に向上させます。

ユニックという名称は、実は古河ユニック株式会社の商標名。現在ではクレーン付きトラック全般を指す一般的な呼び名として広く使われています。一台あれば、運搬から積み下ろしまで一貫して行えるため、業務の省人化やコスト削減にもつながる人気の車種です。

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クレーン付きトラックの基本構造

クレーン付きトラックは、一般的な「平ボディ車」をベースに、荷台の前方または中央部に小型クレーン(ブーム)を装備した車両です。ブームは伸縮・回転が可能で、吊り上げ・旋回・格納といった動作を油圧で行います。吊り上げ能力は車種やサイズによって異なりますが、軽量物の運搬から数トンの重量物まで対応可能。

また、ブームの段数(2段・3段・4段など)やアウトリガー(安定脚)の形状によって、作業範囲や安定性が変わります。 必要な吊り上げ能力や作業内容に合わせて選ぶことが重要です。

 

主な種類と用途

クレーン付きトラックには、大きく分けて次のタイプがあります。

・ 車両前方にクレーンを搭載するタイプ(前方積み)

→ 資材運搬・建設現場での作業に多く採用。

・ 荷台中央部にクレーンを設置するタイプ(中央積み)

→ 荷物の積み下ろしバランスが良く、狭い現場でも効率的。

・ ラジコン付きタイプ

→ 作業者が離れた場所から操作でき、安全性と作業効率が高い。

用途としては、建設資材やプレハブ、鉄骨、樹木、機械設備など、重量物を安全かつスムーズに扱うシーンで多用されています。

 

クレーン付きトラックのメリット

1. 作業効率の向上

荷役作業を一人でも行えるため、人件費や作業時間の削減に直結します。

2. 安全性の確保

クレーン操作により、無理な人力作業を減らし、事故防止につながります。

3. 機動力と多用途性

運搬から荷下ろしまで一台で完結できるため、現場の柔軟な対応が可能です。

4. 再販価値が高い

中古市場でも人気が高く、状態の良いユニック車は高価買取の対象になります。

 

中古ユニック車を選ぶポイント

中古で購入する際は、以下の点をチェックすることが重要です。

・ クレーン部分(ブーム・ワイヤー・油圧シリンダー)の動作確認

・ アウトリガーの動作・損傷有無

・ 車体の錆びや腐食状態

・ 積載量と吊り上げ能力のバランス

信頼できる販売店では、整備済み・動作確認済みの車両を多数取り扱っており、納車後すぐに現場で使える状態に整えられています。

 

まとめ

ユニック車は、ただのトラックではなく「現場の力を支える機械」です。資材の積み降ろしや狭小現場での作業、工事現場の効率化など、多彩な用途に対応できる万能選手といえます。

中古市場でも常に人気が高く、需要の高い車種です。使用環境や作業内容に合わせて最適な一台を選ぶことで、仕事の効率と安全性を大きく向上させることができます。

 

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この記事を書いた人

ステアリンク編集部

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