お世話になっております。
先日『高宮麻綾の引継書』の作者、城戸川 りょう 講演会に参加しました。
城戸川さんは大手総合商社に勤めつつ、スキマ時間で小説執筆を続けて遂にベストセラー作家になるという稀有な経歴の持ち主です。講演内容はやはり、とてもイイ話でした。
サラリーマンの、(それも若手の)話です。
冒頭の強烈な「引き継ぎ書」(※画像3)から始まるストーリーにはグイグイと引き込まれます。
気が付いたら結構厚めの小説も読み終えてしまうことでしょう。
日常がつまらないと思っている方は、こんな「非日常」を味わってみるのもいいですよ。
・・この作品は昨年の松本清張賞で“僅差の”次点です。
次点作は普通、お蔵入りとなります。
担当者の熱意で出版にこぎつけるという異例な背景もあったようです。
それだけ、面白かったんでしょうね。
講演会当日は、同賞を受賞した作品の作家さんである 井上先斗 さんも登壇し・・。
作者自身による自作のビブリオバトルを繰り広げるという稀有な企画もありました。
以下は、データベースからの引用(一部抜粋)です・・。
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★松本清張賞選考会で話題沸騰★
会社員でも面白い!
こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!
精魂込めて作り上げた新規事業が、親会社に潰された。理由はリスク回避。
「なんであんたたちの意味わかんない論理で、あたしのアイデアが潰されなきゃなんないのよ!」
怒りを爆発させた三年目の社員・高宮麻綾は、社内外を駆けずり回り、〝リスク〟の調査に乗り出す。
私は私の仕事をモノにしてみせる――
だってそういうたまらない瞬間のために生きているんだもの。
忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い!
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