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トラック・運送・トラックドライバー情報

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大型免許を取りたい方必見!試験内容や勉強方法や、合格するためのコツを解説

更新日:2024/04/23

近年、ネット通販などの需要が高まっている影響で大型ドライバーのニーズが高まっています。

しかし大型ドライバーとして大型トラックを運転するためには、大型免許の取得が必須です。そこで今回は、大型免許を取得する方法や試験内容、費用や難易度など大型免許の取得を考えている方に耳寄りの情報を解説します。

大型免許の基礎知識

ここでは、大型免許の取得方法を解説していきます。

取得方法

大型免許を取得する方法は普通自動車運転免許取得と同じく、自動車学校に通うことが一般的です。

自動車学校に通うと、免許取得に要する知識を効率よく学べるため、結果的に合格率が高い傾向があります。しかし、自動車学校に通うためには相応の費用と時間が必要です。

そのほか、運転免許センターで一発試験を受けるという手段もあります。この場合自動車学校に通わなくて済むため費用と時間を節約できますが、合格の難易度は上がります。

また、一発試験で本試験に合格後は自動車学校の取得後講習を受けることが必須です。

受験条件

大型免許を取得するには以下の8つの条件を満たす必要があります。

  1. 年齢が満21歳以上
  2. 仮免許取得後、過去3ヶ月のうち裁定5日の路上練習経験があること
  3. 両眼で0.8以上、片目で0.5以上の視力を有すること(眼鏡やコンタクトレンズの使用可)
  4. 赤、青、黄の識別が可能なこと
  5. 奥行知覚検査機で行う深視力検査において平均誤差が最大2センチまでであること
  6. 10m離れた場所から90デシベルの音が聞こえること(補聴器使用可)
  7. 中型免許/普通免許/大型特殊免許のいずれかを取得済みで、運転歴が3年以上あること
  8. 取消処分を受けた経験があるか、もしくは取消処分を受けて免許を失効している場合、受験1年前までの期間内に取消処分講習を受けたこと

試験内容

大型免許では学科試験がなく、適正試験合格後に技能試験のみが課されます。

自動車学校に通う人であれば仮免許取得に要する修了検定、一発試験の合格を目指す人であれば場内検定、その後本免許取得に要する本試験に合格して初めて大型免許が取得できます。

修了検定や場内検定は教習所の道路で、本試験は実際の道路で技能試験を行ないます。

費用と試験料

自動車学校で大型免許取得を目指す場合は、20万円〜35万円ほど必要です。

1発試験で大型免許取得を目指す場合は4万円程度必要です。これらの価格は、取得済みの運転免許の種類や各教習所によって変動があります。

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大型免許の難易度や合格率

ここでは、大型免許の難易度や合格率を解説します。

難易度

大型免許は、自動車免許全体の中では難易度が高いとされています。

車体が大きく操作性の異なる大型自動車は、普通自動車に比べて内輪差や死角などを、一層気を付ける必要があります。ただ、さほど複雑なものではないので、練習を繰り返して運転に慣れることで合格が見えてきます。

合格率

受験者全体の合格率は90%越えと高い数値ですが、一発試験の合格率は30%〜50%程度と低くなっています。

自動車学校に通えばほぼ合格でき、1発試験でも3,4回受験すれば合格できるほどの難易度なので、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。

大型免許の勉強方法

最後に大型免許の勉強方法を解説します。

右左折

大型自動車で右左折をする際に最も注意すべき点は「内輪差」です。

乗用車と同じ感覚で運転してしまうと、左折の場合はガードレールなど、右折の場合は対向車や右側に止まっている車に衝突する可能性が高いです。そのため右左折においては特に内輪差のコツを掴むことがポイントです。

また大型自動車では特に左折の際に死角が多く、事故の原因になりやすいです。十分に運転練習をする事で死角の多い場合にも状況把握がしやすくなるため、大型車両に慣れることが重要です。

進路変更

大型自動車は乗用車よりも正しい車両感覚を持つことが難しいです。

大きな車両では後ろが見えにくく、方向転換のためのバック移動に慣れるまで時間が掛かります。ミラーで確認しながら後輪をなるべく曲がり角に近づけるように意識して、ハンドルを操作すると良いでしょう。

一時停止やブレーキ

大型自動車は、ブレーキが非常に効きやすいです。

そのため停車位置までの距離に余裕を持って、ゆっくり軽くブレーキを踏むと急ブレーキが防げます。また、一時停止する際にはアンダーミラーで確認すると正しい位置が把握できます。

バンパーが停止線を超えず、かつ停止線から1m以上離れないように止まりましょう。

運転にしっかり慣れることもポイント

大型免許は技能試験であるため、とにかく運転に慣れることが重要です。

試験本番で緊張していても落ち着いて運転できるように、何度も実際に運転してコツを覚えていきましょう。事前に本試験のコースで運転しておくのも、状況把握がしやすくなるためおすすめです。

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大型特殊免許の地方と教習所別の取得費用の目安

ここでは、地方と教習所別の取得費用の目安を解説します。

東京

東京都内は土地が狭いこともあり、大型特殊免許を取り扱う教習所が少ないです。

また、東京都内は地方よりも取得費用の相場が高めです。ただ、東京でも取得費用が安めの教習所もあるため、通いやすさなども含めながら検討すると良いでしょう。

下記の表は東京都内の教習所の金額例です。

教習所A 120,940円(税込)
教習所B 150,994円(税込)
教習所C 121,480円(税込)

大阪

大阪の取得費用は比較的東京に近い費用となっています。

ただ教習所によって費用に差があるので、入学前に取得費用をしっかり確認しておきましょう。

教習所A 137,160円(税込)
教習所B 108,324円(税込)

北海道

北海道は土地が広いこともあり、教習所のコースが広く設計されていることが特徴です。

東京や大阪と比較して取得費用が安いので、旅行を兼ねた取得や合宿などで取得を目指すのもオススメです。

教習所A 104,976円(税込)
教習所B 110,700円(税込)
教習所C 95,580円(税込)

大型特殊免許が活かせる仕事

ここでは、大型特殊免許が活かせる仕事を解説します。

主に活かせるのは建設業や土木業です。工事現場などで使用する機会が多く建設機械や特殊車両の運転が行なえるためです。

しかし、特殊操作を行なう場合は注意が必要です。また、クレーンやフォークリフトなどで作業を行なう際は大型特殊免許に加えて以下の資格が必要です。

  • 車両系技能講習
  • フォークリフト技能講習
  • 小型移動式クレーン技能講習
  • 移動式クレーン運転士
  • 高所作業車技能講習

上記の資格があると作業現場で特別な操作が行なえます。

まとめ

大型免許取得には自動車学校に通うか、1発試験を受けるかという2択があることを解説しました。

どちらを選択するにせよ、大型免許取得の第1ステップは、車体の大きさに慣れることです。大型免許は自動車免許の中では難易度の高い試験ですが、その分取得できれば大型自動車のみならず中型自動車、準中型自動車など広範囲に運転の資格が与えられます。

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