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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックや自動車のリサイクル券とは?料金や無くした時の対処法を紹介

更新日:2022/09/05

自動車には「リサイクル券」というものがあります。

リサイクル券は、車を購入した方は必ず支払わなければいけない「リサイクル料金」を納めた証明になるもので、自動車ディーラー等から発行されます。

この記事では、自動車のリサイクル券の概要や必要な場面、車両別リサイクル料金、リサイクル券を無くした時の対処法に加え、トラックを手放す時の手順も紹介します。

トラックのリサイクル券については、車種別に紹介していくので参考にしてください。

 

リサイクル券とは

リサイクル券はリサイクル料金が正しく納められているかを確認する証明書です。

リサイクル料は「自動車リサイクル法」によって定められています。

自動車リサイクル法は、使用済自動車の廃棄処理時に発生するシュレッダーダスト(クルマの解体・破砕後に残る廃棄物)や、フロン類、エアバック類を適正処理するために定められた法律で、2005年1月に施行されました。

ユーザーは地球環境保護の観点から、自動車購入時などに廃棄処分にかかる費用を負担する義務があり、それらを支払った証明が「リサイクル券」です。

リサイクル料金は車種やエアバックの数、エアコンの有無等によって変わります。

リサイクル券の種類

リサイクル券の画像

リサイクル券は環境省によると上記のようにA〜Dの4つの券が1つにまとめられており、売却や廃車のときに必要になります。

  • A券:預託証明書で、売却時や廃車時に引取業者へ渡す
  • B券:使用済自動車引取証明書で廃車のための手続きに必要
  • C券:資金管理料金領証
  • D券:料金通知書券発行者控

リサイクル券は主に車を売却したり処分する際に必要となる重要な書類であり、領収書としても機能します。

参考:環境省「自動車リサイクル券」

リサイクル料金の支払い時期

リサイクル料金は、原則として前払い方式が採用されています。

前払い方式が採用されている理由として、不法投棄された場合のリスクを考慮しているためです。

  • 新車購入時:ディーラー等通じてリサイクル料金を支払い
  • 引取時:使用済自動車を引取業者に引渡す時に支払い(未払い分のリサイクル料金がある場合は未払い分を支払う)

原則、新車購入時に支払う料金と認識しておいて問題ないでしょう。

新車購入時か、現在乗っている車は来年1月以降の最初の車検時、車検前に廃車の車は廃車時に、リサイクル料金・資金管理料金・情報管理料金を支払うことになります。

リサイクル券が必要な場面

リサイクル券は以下のような場面で必要になります。

  • 中古車として売却するとき
  • 廃車にするとき
  • 中古車を輸出するとき

自動車販売店等に中古車として売却するときや、自動車を廃車にするときにリサイクル券が必要になります。

中古車として売却する場合に自動車の所有者は「車両価値金額+リサイクル料金相当額(資金管理料金は除く)」を受け取って、リサイクル券を渡します。

また、廃車にするときもリサイクル券が必要で、リサイクル料金は戻ってきません。

中古車を海外に輸出した場合には、所定の手続きを行うことでリサイクル料金は返還されます。

車両別|リサイクル料金の目安

リサイクル料金は車両によって料金が異なり、以下の3品目のリサイクル・適正処理に必要な費用として車の所有者が支払う必要があります。

  • シュレッダーダスト(クルマの解体・破砕後に残る廃棄物)
  • フロン類
  • エアバッグ類

3品目のリサイクル料金は一律ではなく、シュレッダーダストの発生見込みやフロン類の充てん料、エアバックの個数や取り外しやすさによっても変わり、自動車メーカーや輸入業車が認定・公表しています。

リサイクル料金の目安を車両別にみていきましょう。

車両

リサイクル料金の目安

普通乗用車

普通自動車のリサイクル料金は、10,000〜18,000円程度(エアコン有 ・エアバッグ類4個)

軽・小型乗用車

軽・小型乗用車のリサイクル料金は7,000〜16,000円程度(エアコン有 ・エアバッグ類4個)

中・大型トラック

中・大型トラックのリサイクル料金は10,000〜16,000円程度(エアコン有 ・エアバッグ類2個)

大型路線・観光バス

大型路線 ・観光バスのリサイクル料金は40,000〜65,000円程度(エアコン有 ・エアバッグ類2個)

料金水準はあくまでイメージであり、具体的な料金は自動車メーカーや輸入業者から公表されているので、正確な料金は各社に問い合わせましょう。

また、所持しているリサイクル料金がどのくらいなのかは、公益財団法人 自動車リサイクル促進センターが運営する「自動車リサイクルシステム」からも検索することができます。

参考:公益財団法人 自動車リサイクル促進センター「自動車リサイクルシステム」

資金管理料金や情報管理料金も必要

3品目のリサイクル料金の他に必要なものとして、リサイクル料金の管理に必要な「資金管理料金」、廃車の取引・引渡の情報管理に必要な「情報管理料金」の2つがあります。

項目

時期

料金

資金管理料金

新車購入時

290円

廃車時

410円

情報管理料金

130円

資金管理料金、情報管理料金は国土交通省で必ず必要と定められているため、覚えておきましょう。

参考:国土交通省「国土交通省と自動車リサイクル法」

リサイクル券を無くしてしまった時の対処法

リサイクル券は原則再発行はできません。

ただし、「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷することで、リサイクル券の代わりとして使用できます。

自動車リサイクル料金の預託状況は「自動車リサイクルシステム」から以下の手順で印刷することができます。

  1. 車検証を確認して車両区分・車台番号・登録番号等の必要事項を入力する
  2. 「リサイクル料金の預託状況」を選択し「検索」をクリック
  3. 検索結果画面を印刷

「自動車リサイクル料金の預託状況」がPDFファイルにて出力されるので印刷して利用しましょう。

参考:公益財団法人 自動車リサイクル促進センター「自動車リサイクルシステム」

トラックのリサイクル券

トラックにおいてもリサイクル券はあり、各種メーカーによってリサイクル料金は異なります。

各トラックメーカーでは、分かりやすい料金体系にするため、車名・型式単位での料金設定を基本としています。

ここからは三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、三菱ふそう)を例に、トラックのリサイクル料金をみていきましょう。

各車種のリサイクル料金

三菱ふそうのトラックのリサイクル料金体系は大型・中型・小型で分類しています。

また、シュレッダーダスト料金は、車種ごとのシュレッダーダスト重量に応じて設定しています。

エアバッグ類料金は、エアバッグとシートベルトプリテンショナーの装備個数、フロン類料金は車種および装備の有無に応じて設定しています。

車種

シュレッダーダスト

エアバッグ類※1

フロン類※2

合計

小型トラック

4,420円

2個:2,180円

2,100円

8,700円

4個:2,840円

9,360円

中型トラック

6,500円

2,180円

2,100円

10,780円

大型トラック

9,070円

2,180円

2,100円

13,350円

クレーン車(K車)

4,770円

設定なし

2,100円

6,870円

※1:エアバッグ類料金は、装備個数等により金額が異なります。

2個=運転席+シートベルトプリテンショナー

4個=運転席+助手席+シートベルトプリテンショナー×2個

※2:フロン類料金については、装備の有無により異なります。エアコン無しの場合はゼロになります。

三菱ふそうのトラック区分については以下のようになります。

  • 小型トラック:キャンターガッツ、キャンター、ファイターミニヨン 等
  • 中型トラック:ファイター、ファイターNX 等
  • 大型トラック:ザ・グレート、スーパーグレート 等

また、上記のリサイクル料金とは別に、リサイクル料金の管理費として「資金管理料金」と「情報管理料金」の合計420円がかかります。

料金参考:三菱ふそうトラック・バス株式会社「自動車リサイクル料金(お客様預託金について)」

トラックを手放す時の手順

書類を持つ運転手の画像

ここまでで、リサイクル券やリサイクル料金を理解いただけたかと思います。

それでは、実際にトラックを手放すとなった場合、リサイクル券・料金はどう絡んでくるのでしょうか。

トラックを手放す方法には売却と廃車がありますが、ここでは車買取店へ売却する手順を紹介します。

  1. 車買取店へ売却する
  2. 売却に必要な書類を用意する
  3. 契約・車の引渡
  4. 入金
  5. 名義変更

車買取店は、ディーラーへ下取りに出すよりも査定額が高額になる傾向があります。

車買取店へトラックを持っていき、売却に必要な書類を用意して契約を進めましょう。

売却に必要な種類には、車検証、印鑑登録、自賠責保険、自動車納税証明書、印鑑、振込口座情報、さらに「リサイクル券」が必要になります。

査定額や内容が問題ない場合には、車両を引渡し買取額+リサイクル料金相当額(資金管理料金は除く)が1週間程度で振り込まれます。

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自動車のリサイクル券の概要や必要な場面、車両別料金、無くした時の対処法を紹介しました。

リサイクル料金は新車購入時に払っている場合が多く、リサイクル券はトラックを売却や廃車するときに必要になる大切な書類です。

使わなくなったトラックは廃車にするよりも、車買取店に売却した方がリサイクル料金も返還され費用もかかりません。

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