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トラック・運送・トラックドライバー情報

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ユニック車の「ブーム」と「クレーン荷重」について解説!

更新日:2023/11/17

ユニック車(クレーン車)は、建設、産業、およびその他の用途で幅広く使用されています。その特徴は、強力な持ち上げ能力を持つことです。この柔軟性と性能を実現するために、ユニック車にはブームが搭載されており、そのブームはさまざまな用途に対応するために設計されています。今回はユニック車のブームについて詳しく解説していきます。

 

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ブームとは?

ユニック車のクレーン部分を一般的にブームと呼びます。このブームは長さを調節することができ、その長さはブームの段数によって異なります。段数が増えるほどブームはより長く伸びるため、多段のユニットを備えるほど、クレーンの作業範囲が広がります。そのため、段数が多いほど、クレーン車両の価格も高くなる傾向があります。

 

ブームの段数

3~4段

ユニック車の中で最も一般的なタイプは、3段および4段のユニック車です。よく「4段ブーム」などと呼ばれます。ステアリンクの在庫でも、このタイプのユニック車が多いです。

建設現場での資材の積荷や積み降ろし、運搬作業だけでなく、造園プロジェクトにおいても植木や庭石の運搬など、さまざまな現場で幅広く活用されています。

5~7段

あまり見かけることは無いですが、中には最大で6段または7段の非常に長いブームを持つ特別なタイプも存在します。このような長いブームを備えたユニック車は、通常の運送会社ではなかなか所有していません。

これらの特別なユニック車は、山林や川越しの作業など、アクセスが難しい場所や高所での作業が必要な場面で使用されることが一般的です。また、近年の高層建築物の建設に向けた高所での作業にも適しています。

 

ユニック車のクレーン荷重とは

クレーン荷重は、特定のクレーンが持ち上げることのできる最大の重量を指します。この値は一般的に「吊りトン」とも呼ばれ、そのクレーンの能力を示す重要な指標です。 

小型および中型の一般的なユニック車は通常、2.3トンから2.93トンの荷重能力を持っており、これが一般的な範囲です。一方、3トン以上のクレーンは、運用時の安全性規定が厳格になり、より高度な安全対策が必要とされます。

さらに、クレーンの荷重が5トン以上になると、労働安全衛生法に従い、国家資格を取得することが求められます。クレーンを操作するためには、運転免許書を所持していることが非常に重要で、これに従わないと法的な問題が発生する可能性があります。クレーンの操縦は高度な技能と知識を必要とし、安全な作業環境を確保するために免許制度が設けられています。したがって、クレーンを操作する者は、適切な国家資格と免許書を保持することを確実にしなければなりません。

 

まとめ

ユニック車は車種ごとに異なる仕様を持ち、特定の用途や積載物に応じて適切な車種を選択することが非常に重要です。さらに、事故を予防するために安全管理を厳格に実施することも不可欠です。安全管理を補助するための技術も進歩してきていますが、各々が安全には十分に気を付けて操作しましょう。

 

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