トラック・運送・トラックドライバー情報

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積載効率と経済性を両立!低床3軸トラックが今、選ばれる理由

更新日:2025/08/04

「積載量は確保したいけど、コストも抑えたい」「狭い道や都市部でも運転しやすいトラックが欲しい」 そんな悩みを持つ事業者様に今、注目されているのが低床3軸の大型トラックです。

高床・低床、3軸・4軸とさまざまなトラックがある中で、積載性・経済性・操作性のバランスに優れた万能タイプとして、多くの運送現場で導入が進んでいます。

本記事では、低床3軸トラックの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくご紹介します。

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そもそも低床3軸トラックとは?

低床3軸とは、「前輪1軸+後輪2軸」などの3本の車軸を持ちつつ、荷台の高さが低い構造の大型トラックです。

「3軸」=前後に計3つのシャフト(車軸)を持つ

「低床」=小径タイヤを後輪に使用することで荷台高を約1,000mm前後に抑えた設計

この構造により、安定した積載性能と優れた走行性を両立しつつ、荷積み作業のしやすさも実現しています。

 

低床3軸トラックのメリット

メリット①:積載量と経済性のベストバランス

低床3軸は、4軸トラックに匹敵する積載スペースを持ちながら、タイヤ本数が少ない分コストを抑えられるのが大きな魅力です。

積載スペースは低床4軸とほぼ同等

タイヤの本数が少なく、交換・メンテナンス費用を軽減

車両価格も4軸車より割安な傾向あり

「4軸ほどの積載力はいらないが、一般貨物を効率よく運びたい」そんなニーズにぴったりです。

メリット②:荷物の積み下ろしがしやすい

荷台が低いため、人力でもフォークリフトでも積み降ろしがスムーズです。

手積み作業の負担が軽減され、作業者の疲労を低減

荷物の積み込み時間を短縮、現場の回転率が向上

高さ制限のある倉庫・施設にも対応しやすい

現場効率の向上に直結する設計は、ドライバーや荷役作業者からも高く評価されています。

メリット③:狭い道でも取り回しやすい

3軸車は、4軸と比べてホイールベース(前後車輪の間隔)が短めで、小回りが利きやすいのが特長です。

都市部・住宅地・工業団地など、狭い道にも対応

交差点やカーブが多い配送ルートでもストレス軽減

バックや旋回時の事故リスクも軽減可能

配送ルートに狭い道や曲がり角が多い企業には特におすすめです。

 

低床3軸トラックのデメリット

デメリット①:衝撃が伝わりやすい

低床構造のため、悪路や段差からの衝撃が車体に伝わりやすくなります。

小径タイヤのため、段差の吸収力が弱い

エアサスペンション搭載車なら多少緩和可能

積み荷の荷崩れ対策が必要になるケースも

長距離・高速中心の運行よりも、短距離輸送に適しています。

デメリット②:スペアタイヤ管理が複雑

低床3軸車では、前後でタイヤサイズが異なることが多く、スペアタイヤを2種類用意する必要があります。

タイヤローテーションがしにくい

交換時に手間とコストがかかる

管理工数もわずかに増える

車両管理コストにシビアな場合は、この点も考慮が必要です。

デメリット③:タイヤの消耗が早い傾向あり

小径タイヤは、長距離走行時に摩耗しやすく、定期的な点検と早めの交換が必要になります。

特に長距離輸送には不向きなケースも

空気圧管理を徹底することで寿命を延ばせる

短中距離・ルート配送との相性が◎

 

まとめ

■ 低床4軸に近い積載スペースで、経済性も高い

■ 荷物の積み下ろしがしやすく、作業効率が上がる

■ 小回り性能が高く、都市部や狭い道でも運転しやすい

■ メンテナンスコストやタイヤ管理には注意が必要

 

低床3軸トラックは、「積めて」「使いやすくて」「コストも抑えられる」バランスの良い一台。 特に短距離~中距離配送、都市部・倉庫間の輸送においては、現場力を最大限に引き出してくれる頼れる存在です。

運用コストを抑えつつ業務効率をアップしたい―― そんな方は、ぜひ一度、低床3軸の導入をご検討ください。

 

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この記事を書いた人

ステアリンク編集部

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