気が付けば はや 12月
寒いですね。
でも寒い中でも心温まるイベントも多い12月です。
車輛管理の mole です。
この時期といえば・・写真の小説を読んだ方も多いでしょう。
読んでない人は、これを機会に一読してみてはいかがですか?
読んでない方のために、少しさわりを・・
内容は、どけちで冷酷無比、孤独でいじわるな スクルージさんという老人の話。
彼は無駄なことに人々がかまけているクリスマスが大嫌いですが 小金持ちの彼の元には、恵まれない人々への寄付を要請する面々が引きも切らず訪れ、そのたびに・・
「(恵まれない奴らは)牢屋や救貧院に入ればいい」
「(恵まれない奴らが死ぬことになれば)余分な人口が減って丁度いい」
と言って追い返す始末。
そんな彼が家に帰ると、異常なことが次々と起こります。
亡くなった友人をはじめ、スクルージさんのもとに、過去、現在、未来の精霊が順に訪れる・・。
夜が明けてクリスマスの朝を迎えたスクルージさんは精霊に見せられた悪夢のような未来を変えようと決意。
虐げてきた使用人一家に御馳走を贈り、人々に愛想よく挨拶し、寄付を募りに来た紳士たちに再会すると寄付を申し出、そして、甥のフレッドの家の夕食会に出向く。
その翌日には、遅刻してきた使用人を咎めないどころか給金を増やすと言い、さらに彼の家族への援助を決意する・・。
人生観をすっかり変えられた彼は、愛される老人へと変貌するのでした・・。
作者のチャールズ・ディケンズは ほぼ孤児として育ち、苦労をして学歴なしで教員免除を取得。
こつこつと努力を重ねて偉大な作家に上り詰めた、奇跡のような苦労人です。
本作は そんな大作家が書いた、素晴らしいファンタジーですね。
クリスマスにはこの物語を必ず一読する、という方も多いそうです。
一年に一回くらいは、奇跡を信じてみたいものです。