トラック・運送・トラックドライバー情報

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セミワイドのトラックについて解説

更新日:2025/07/31

物流業界において、標準幅とワイド幅のいいとこ取りである【セミワイド幅】のトラックについて紹介します。基本的に中型トラックで用いられます。ワイド幅のトラックよりも小回りが利き、標準幅のトラックよりも荷物が積めるということで、今注目を集めているトラックです。今回は簡単に、セミワイド幅のトラックを紹介します。

セミワイドトラックの価格・ラインナップはこちら

 

セミワイドトラックとは?

セミワイドトラックとは、車幅が約2.15m〜2.25m程度の車両を指し、標準幅(約2.1m)よりわずかに広く、ワイド幅(約2.35m)よりは狭い、中間サイズのボディ幅を持つトラックです。

主に中型トラックに多く採用されているサイズで、都市部や狭い路地の走行にも配慮しつつ、積載効率をアップさせたいニーズに応えたタイプといえます。

 

セミワイドのメリット

1. 積載量の向上

セミワイドボディは、標準ボディと比較して横幅に余裕があるため、パレット積載効率や荷室容量が向上します。

標準ボディと比べると、積載効率の面で大きなメリットがあります。

2. 狭い道にも対応しやすい

ワイドボディよりは車幅が抑えられているため、市街地や住宅街などの狭い道でも運転しやすく、取り回しに優れるのも特長です。

都心部の配送業務などでは非常に重宝されるサイズ感です。

3. 車両価格と税金面のバランス

ワイドボディ車よりも車両価格が比較的抑えられており、自動車税や重量税でも若干有利なことがあります(※個別車両により異なります)。

コストパフォーマンスを重視する方にも適しています。

 

どんな用途に向いている?

・ 都市部のルート配送

・ 建材や家具の運搬

・ パレット単位の積載が多い業務

・ 狭い現場・路地への出入りが必要な配送業務

などに適しており、積載力と機動力のバランスを求める事業者に選ばれているのがセミワイドボディです。

 

セミワイドトラックを選ぶ際の注意点

・ 一部の地域では、道路幅制限や高さ制限により通行に制限が出る可能性があります。

・ 車両によっては、荷台寸法が微妙に異なるため、購入時は実寸やパレットサイズとの相性を確認することが大切です。

 

セミワイドトラックのサイズ例(ウイング車)

いすゞ フォワード PKG-FRR90S2

全長 8,790mm

全幅 2,320mm

全高 3,460mm

荷台長 6,300mm

荷台幅 2,220mm

荷台高 2,280mm

最大積載量 2.850t

車両総重量 7.990t

 

セミワイドトラックのサイズ例(平ボディ)

日野 レンジャー TKG-FD7JLAG

全長 8,490mm

全幅 2,380mm

全高 2,760mm

荷台長 6,190mm

荷台幅 2,250mm

荷台高 680mm

最大積載量 2.950t

車両総重量 7.990t

 

セミワイドトラックのサイズ例(バン車)

いすゞ フォワード TKG-FD7JLAG

全長 8,640mm

全幅 2,320mm

全高 2,760mm

荷台長 6,330mm

荷台幅 2,210mm

荷台高 2,250mm

最大積載量 2.950t

車両総重量 7.990t

 

まとめ

セミワイド幅のトラックはさまざまな形状が存在します。これらの特性を理解し、適切に活用することで、物流や運送の効率を向上させることができます。セミワイド幅のトラックをお探しの際は、お気軽にステアリンクまでお問い合わせください。

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この記事を書いた人

ステアリンク編集部

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ステアリンクは、中古トラックの販売・買取を専門におこなっている企業です。ステアリンク編集部では、中古トラックの購入方法、選び方など中古トラックに関するあらゆる情報を発信しています。