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日野リエッセの特徴や人気の秘密は?リエッセ歴代モデルも詳しく解説!

更新日:2023/06/05
車の中の画像

日野自動車の「リエッセ」をご存知でしょうか?リエッセは、小型バスの強みを十分に発揮した魅力的なマイクロバスです。

この記事では、日野「リエッセ」の特徴や、販売終了した今もなお人気の秘密・歴代のモデルも詳しく解説します。モデルチェンジの推移や年式、中古バス購入の注意点も明確になりますよ。

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日野 リエッセの特徴

リエッセは、1995年から16年間販売された、日野自動車の小型バス(マイクロバス)です。車幅2メートル、全長7mクラスの車両で、路線バスや観光バス、送迎バスとして活躍し、現在でも中古車市場で需要が高く、根強い人気があります。

事実上の後継車は2006年に販売開始された路線向けノンステップバス「ポンチョ」ですが、小回りの良さや乗車率の良さ、価格が安価なことなどから「ポンチョ」登場後も引き続き2011年まで販売されました。

ミニマムな小型バス

最小回転半径は、クラス最小の5.8mで小回りの良さが特徴です。 住宅地の狭い道路でも重宝され、コミュニティバスとして活躍しました。

マイクロバスでは珍しいリアエンジン車(エンジンが貨客スペースより後ろにある車)で、車内容積を広くとることができるため、後継車である「ポンチョ」より車内のデッドスペースが少なく、乗車率も優れています。

バリアフリーで乗る人全てに優しい

リエッセは、昇降口に2段のステップを有する「ツーステップバス」です。1997年に昇降口に可動式リフトを装着してバリアフリー化しており、車椅子でも安全な乗車が可能です。

また、ドライバーに優しい機能として、リエッセには「空気油圧複合式ブレーキ」が採用されています。これは、大型・中型トラックに採用されている方式で、ブレーキペダルは、軽い踏み込みで強い制動力が得られる空気圧を利用し、ブレーキの作動は、応答性に優れた油圧を使用するものです。

日野 リエッセの中古車価格

リエッセは、2011年に販売が終了となっているため新車がなく、中古車のみ販売しています。送迎バスや観光バス、個人が改造してキャンピングカーとして利用するなど需要が高く、販売終了後の現在もなお、中古車市場での取引が行われています。

リエッセの中古車価格の目安

日野リエッセの中古車の価格は、年式や走行距離や車両の使用環境などによって大きく差がありますが、本体価格88万円~550万円 程度です。

マイクロバスは、他の中型・大型バスより安い値段で手に入り、中古車ならさらにお求めやすい価格になります。新車では予算が厳しい場合でも、中古車のリエッセであれば比較的リーズナブルに購入しやすいです。

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中古バス購入時の注意点

バスは、使用環境や走行距離によって寿命が大きく異なります。

マイクロバスの場合、走行距離50万kmが寿命の目安と言われています。一般の路線バスやコミュニティバスとして使用されていた場合は、高速走行はほとんどなく、エンジンにかかる負担もそれほど大きくないため、約15年~20年使用できます。

一方で、観光用や高速バスとして使用していた場合は、高速道路を使っていたケースが多いため、比較的エンジンの負荷が大きく、寿命は7年~10年となります。過去の使用環境や走行距離をよく確認し、残りの耐久年数を考えて選びましょう。

日野 リエッセの内装

BDG-RX6JFBAの場合、観光系車両はスーパーツーリング・スーパーデラックス・デラックスの3種類のバリエーションがあり、乗車定員はそれぞれ24人・29人・29 人です。

路線系車両は、昇降口の2段のステップ部分に可動式リフトが付けられているステップリフトバスで、乗車定員が37名です。

ドアは自動折り戸または自動スイングで、シートの素材は耐久性の良いモケットが採用されています。トランクも小規模ながら設置されています。

用途

観光系

路線系

バリエーション名

スーパーツーリング

スーパーデラックス

デラックス

ステップリフトバス

シートレイアウト

6列サロンシート

7列シート

路線タイプ

乗車定員(人)

[座席+補助席+運転席]

24

[19+4+1]

29

[22+6+1]

29

[22+6+1]

37

[13+23+1]

 

日野 リエッセの型式一覧|歴代モデル

リエッセは1995年にデビューし、16年間にわたり改良を重ねてきました。ミニマムで小回りの利く特性をいかし、コミュニティバスとして確固たる地位を確立しました。

他にも自家用バスや貸し切りバス、高速バスなど幅広いニーズに対応できる画期的な車両であるといえます。

型式によって安全機能や装備が変化していますので、使用目的を明確にし、必要な装備を備えているか確認する必要があります。

KC-RX4JFAA(1995年~)

「平成6年排出ガス規制」に適合して発売されました。昇降口には2段の段差がありますが、1997年にはバリアフリー化のために、路線バスやコミュニティバスの中扉に車椅子用のリフトを設置しました(ステップリフトバス)。これにより車椅子の乗車が可能になりました。

KK-RX4JFEA (1999年~)

平成10年排出ガス規制に適合し、全車にABS(アンチロック・ブレーキシステム)、観光仕様のマニュアル車にESスタート(坂道発進補助装置)が標準装備されました。

また、2001年には、エンジンはターボ付きのJ05C-TIに統一され、平成12年騒音規制にも適合しました。

また、グレードにトップドア前折戸の送迎用幼児専用車が追加されました。折戸はスイング扉と比べて開閉時間が短く、路肩に寄せての停車ができるため、自転車やバイクの侵入を防ぎ、巻き込み防止につながります。 

PB-RX6JFAA (2004年~)

エンジンをJ05D-TC型に変更したことにより平成15年排出ガス規制に適合し、国土交通省超低PM排出ディーゼル車85%低減レベルの認定を受けました。幼児専用車は廃止となっています。

BDG-RX6JFBA (2007年~)

マイナーチェンジにより平成17年排ガス規制に適合され、国土交通省低排出ガス重量車の認定を受けました。

エンジンはJ05D-TE型に変更となり、トランスミッションはパワーシフト式5速マニュアルのみで、オートマチックが廃止となりました。

内装については、観光系車両の下位グレードでスイングドアが、デラックスでは床下のトランクルームがオプション設定されています。

国内のバス市場の縮小に伴う車種構成のスリム化により、2011年ポスト新長期規制をクリアさせることなく製造中止となりました。

低公害改造車(2000年~、2009年~)

リエッセはコミュニティバスとして多く販売されていたため、環境へ配慮した車両の改造や開発が盛んに行われました。

2000年に株式会社フラットフィールドがリエッセの改造を行い、CNG車(天然ガス自動車)が製造されました。 

また、2009年には東京都市大学と日野自動車が共同開発し、PB-RX6JFAAをベースとした水素燃料エンジンバスが、日本で初めての公道走行を可能にしています。

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リエッセは、観光バスとしてはもちろん、コミュニティバスや送迎用、キャンピングカーとして自家用車で使われることもある、使用範囲の広い車両です。

使い勝手の良い機能性や、車両本体価格が比較的安いことなどから、販売が終了した現在も人気を保ち続けています。様々な場面で頼りになるリエッセを、ぜひご検討ください。

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