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トラックスケール(台貫)とは?種類・価格・検定・定期検査を解説

更新日:2023/06/05
トラックスケールとは?

 

トラックスケールとは、車両の重量や車両に積載された荷物の重量を計測する大型の計量器のことです。

「車の体重計」のようなもので台貫(ダイカン)や看貫(カンカン)と呼ばれることもあります。

この記事では、トラックスケールの種類や価格・設置費用、検定・定期検査について解説します。

 

トラックスケールとは?

トラックスケールは、車両の重量を計測するための大型の計量器です。

設置したトラックスケールの上に車両を載せて重量を計ります。

車両の重さだけでなくバランスを測定したり、車両に積まれている積載物の重さを計量したりするなど、多くの機能を備えています。

パソコンと連携して計量データの集計をしたり、積荷の重心位置を解析できたりするなど、日々進化しています。

トラックスケールの使われる場所

トラックスケールはどういった場所で利用されるのでしょうか?

トラックスケールは以下のような場所で利用されます。

  • 工事現場
  • 古紙回収業
  • スクラップ業
  • 砂利砕石業
  • 鉄鋼業
  • コンクリート業
  • ごみ処理施設
  • 電力ガス水道業
  • 化学工業
  • 食品製造業

トラックスケールは幅広い業界で利用されており、入庫・出荷・在庫等の配車の管理にも使用されています。

工事現場では土量管理や排出量管理、高速道路・国道や港湾では過積載対策にもトラックスケールが活躍します。

 

トラックスケールの種類

トラックスケールは大きく分けて「地上式(ピットレスタイプ)」と「埋め込み式(ピットタイプ)」の2種類があります。

地上式、埋め込み式のそれぞれに「標準型」と「薄型」があります。

地上式(ピットレスタイプ)

地面に水平な基礎を作り、その上にトラックスケールを設置するのが「地上式」です。

地上式はピットレスタイプとも呼ばれ、メリットは以下の通りです。

  • 総合的なコストが安くなる
  • 設置にかかる時間が短い
  • 設置が簡単

地上式は掘り込みが浅く済むため、設置にかかる時間が短くなり人件費も安くなります。移設が可能な点もメリットです。

地上式のデメリットはスロープが必要になるため、設置するだけの土地の広さが必要になります。

埋め込み式(ピットタイプ)

「埋め込み式」は地表面から基礎部分を掘り下げて地中に埋め込む形で設置します。

埋め込み式のメリットは以下です。

  • 地中に本体が隠れるためスロープが不要
  • 車両の乗り降り制限が緩和される

埋め込み式はスロープが不要になるため、設置場所が狭くても車両導線が確保できます。車両の乗り降りの際にも導線がしっかり確保され制限が少なくなります。

デメリットは、やはり費用がかかることでしょう。地上式よりも基礎部分を深く掘り下げるため、作業工数も増えコストは高くなります。

また、埋め込み式は地中にトラックスケールがあるため、ピットに水が溜まりやすく、排水管理が必要になります。

標準型と薄型

地上式、埋め込み式にはそれぞれ標準型と薄型があります。

標準型はオーソドックスなタイプで、トラックスケールと基礎の間に隙間があり、清掃がしやすいメリットがあります。水没のリスクが少ないのも標準型の利点ですが、薄型よりコストはかかります。

薄型は地上式ではスロープを短くでき、埋め込み式ではピットが浅くできます。

コンパクトで設置がしやすいためコストは安価ですが、清掃が大変だったり水没のリスクが高くなったりするため注意が必要です。

 

トラックスケールの価格のポイント

トラックスケールの価格や設置費用は選択するスケールのスペックによって変わります。

トラックスケールを選ぶ際には、ひょう量・本体型式・寸法・塗装色・指示計・オプション機器を決定する必要があります。

項目

高価

安価

ひょう量

大きい

小さい

本体型式

埋め込み式
標準型

地上式
薄型

トラックの長さ

長い

短い

トラックの幅

広い

狭い

オプション

あり

なし

トラックのひょう量が大きくなればなるほど、耐久性が必要となり価格は高くなります。

地上式よりも埋め込み式が高い理由は、基礎部分を深く掘り下げる等の作業工数が増えるためです。

基礎工事は設置する土地によって掘る深さが変わり、オプションの有無によっても価格や設置費用は変動します。

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トラックスケールの検定・定期検査

トラックスケールが必要とされる大きな理由は、公正な取引をするためです。

トラックスケールで計測した値を対外的な「取引」や「証明」に利用する場合には、必ず検定に合格する必要があります。

さらに定期検査があり、どちらも計量法で定められています。

検定

「検定」とは、計量器の構造及び器差をチェックするものです。

構造が定める基準に適合しており、かつ器差が定める検定公差内であれば合格となります。

検定に合格した計量器は「検定付の特定計量器」とされ、計量法施行令や特定計量器検定検査規則、JIS規格で細かなルールが決められています。

合格となった計量器には、各都道府県の計量検定所による「検定証印」または国が指定した製造事業者による「基準適合証印」が付けられます。

検定付ではない特定計量器は「取引」や「証明」に利用することはできず、違反した場合は、罰則として6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられます。

検定を受けなければいけないタイミングは、計量器を生産した時と修理または改造した時です。

検定に合格したものを購入すれば問題ありませんが、修理や改造を行った場合には再度検定を受けて合格する必要があります。

取引と証明とは?

検定が必要な理由は「取引」「証明」に利用するためです。

  • 取引:有償・無償でを問わず、物又は役務の給付を目的とする業務上の行為
  • 証明:公に又は業務上他人に一定の事実が真実である旨を表明すること

例えば取引は顧客である業者に物を計って販売するケースを指し、証明は地方自治体が一般に公表するために行う濃度等の計量等です。

定期検査(法定検査)

検定とは別に定期検査を2年に1回受ける必要があります。

定期検査を行う理由は、検定に合格した計量器が引き続き、取引・証明として使用できるかを判断するためです。

どんなに精度が高いトラックスケールであっても、繰り返し使用することで精度が悪くなります。

計量法第19条の規定に基づき、取引や証明に使用するトラックスケールは定期検査を受けなければなりません。

都道府県の計量検定所、特定市町村の計量検査所、指定定期検査機関が行う定期検査、または計量士が行う代検査を受ける必要があります。

自主検査

2年に1回の定期検査以外にも、自主検査を任意で行う場合があります。

自主検査は定期検査とは違い、法律で定められているわけではありません。

高い精度を常に保ち突発的な不具合を防ぎたいという目的から、2年毎にある定期検査の間に挟むケースが多いです。

自主検査ではピット内を清掃したり、ロードセルの点検やグリスアップを行います。

その他、泥の撤去や各部ボルトの調整・締め付け、指示計やプリンタ等の動作確認も行います。

また、計量機器専門企業では検定・定期検査・自主検査までサポートしてくれるため、依頼するのも良いでしょう。

 

中古トラックに関することはステアリンクへ

トラックスケールの種類や価格・設置費用、検定・定期検査について解説しました。

トラックスケールは車両の重量や車両に積載された荷物の重量を計測する大型の計量器で、「取引」や「証明」に利用する場合には検定・定期検査を必ず受ける必要があります。

トラックスケールの機種を選定する際に最も必要なことは、ひょう量を決めることです。

使用しているトラックにあった適切なトラックスケールを選びましょう。

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