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準中型免許とは?乗れるトラックや取得方法・限定解除の方法を解説

更新日:2023/08/31
トラック運転手

普通自動車免許・中型自動車免許・大型自動車免許に加えて、「準中型自動車免許(以下、準中型免許)」が、2017年3月12日の道路交通法の一部改正により追加されました。

この記事では、準中型自動車免許で乗ることができるトラックや、免許の取得方法、限定解除の方法について解説します。

 

 

準中型免許とは

準中型免許とは、道路交通法改正前の普通免許と中型免許の中間に新設された免許のことを言います。

18歳以上から取得が可能な免許で、車両総重量3.5トン〜7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満、乗車定員10人以下の車を運転することができます。

初めての四輪免許として取得可能で、準中型免許を取得すれば普通自動車免許、小型特殊免許、原付免許も付いてきます。

準中型免許があれば普通免許では運転できない2トントラックも運転できるため、18歳以上なら高校を卒業してすぐに運送会社に就職したりアルバイトをしたりすることが可能です。

準中型免許は、高校新卒者や若年層がトラックドライバーの職に従事しやすいように新設されたという側面があります。

履歴書などに書く際の正式名称は「準中型自動車第一種運転免許」となります。

 

準中型免許で乗れるトラック

トラックが並ぶ画像

準中型免許で乗れるトラックは以下の基準を満たすものです。

区分

準中型自動車

車両総重量

3.5トン以上7.5トン未満

最大積載量

2トン以上4.5トン未満

乗車定員

10人以下

受験資格は18歳以上で、適性試験および適性検査は、視力、深視力、聴力、運動能力について中型免許および大型免許と同じ合格基準で行います。

積載量で見る乗れるトラック

準中型免許で乗れるトラックの最大積載量は2トン以上4.5トン未満です。

準中型免許を取得すれば普通自動車免許も付いてくるので、最大積載量2トン未満の車も運転できます。

車種で見る乗れるトラック

準中型免許で乗れるようになるトラックの車種をみていきましょう。

基本的に、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満、乗車定員10人以下のトラックは運転できます。

  • 2トン ショート・ロングトラック・平トラック
  • 保冷車
  • 2トン ユニック車
  • 高所作業車
  • ゴミ収集車

コンビニ等の配送車や引越用のトラックは車両総重量は4トン〜5トン程度のものが多いため運転可能です。

クール宅急便などの保冷設備のあるトラックや、ユニック車、高所作業車、ゴミ収集車も車両総重量が7.5トンを超えないものは運転できます。

ただし、クレーンや荷台がついた車両総重量7.5トンを超えるトラックは運転不可です。

4トントラックも車両総重量が7.5トンを超過するため運転することができません。

車名で見る乗れるトラック

準中型免許で乗れる代表的なトラックは以下です。

  • いすゞ エルフ
  • トヨタ ダイナ
  • 三菱ふそう キャンター
  • 日野 アトラス

エルフ、ダイナ、キャンターなどの2トントラックは運転可能ですが、レンジャー、フォワード、ファイターの4トントラックは中型免許が必要です。

普通自動車免許に比べて運転できるトラックの車種が多くなるため、就ける職業の幅も広がります。

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準中型免許の取得方法

免許取得の練習の画像
ここからは準中型免許の取得方法をみていきましょう。

準中型免許の取得方法は以下の3つがあります。

  • 合宿で取得
  • 教習所に通学して取得
  • 一発試験で取得

合宿や教習所に通学する場合には教習を受け、卒業試験合格後に免許試験場で取得します。

一発試験の場合には免許試験場で試験を受けて取得することになります。

合宿・教習所に通学して取得

合宿と教習所で取得する場合には以下の流れです。

  1. 教習所に入学
  2. 技能・学科演習
  3. 仮免許の技能・学科試験
  4. 技能・学科演習
  5. 卒業技能検定
  6. 免許試験場にて本免許の適性検査・学科試験
  7. 準中型自動車免許証交付

合宿や教習所に通った後に免許試験場にて適性検査と学科試験に合格する必要があります。

技能試験は教習所で済ませることができます。

一発試験で取得

一発試験で取得で取得する場合には以下の流れです。

  1. 免許試験場で一発試験を受ける
  2. 適性検査
  3. 仮免許の技能・学科試験
  4. 特定演習・路上教習
  5. 本免許の技能・学科試験
  6. 取得時講習(特定講習未受講者のみ)
  7. 準中型自動車免許証交付

一発試験では、合宿や教習所に比べてカリキュラムは少ないですが、免許試験場での技能試験が難関になり合格率が低くなります。

準中型免許取得にかかる費用

合宿や通学で取得する場合には、約40万円程度が相場です。(所持免許なし)

一発試験の場合には手数料8,650円(受験料4,100円、試験車使用料2,500円、免許証交付料2,050円)と17,800円(普通免許あり)または、32,200円(普通免許なし)の取得時講習受講料がかかります。

一発試験が最も費用がかかりませんが、免許試験場での一発合格は難易度が高く何度も受けなければならない場合もあります。

準中型免許取得にかかる期間

一発試験はどのくらいの期間で取得できるのかは個人差があるため、合宿と通学での取得にかかる期間のみみていきましょう。

  • 合宿:18日〜
  • 通学:2〜3カ月

合宿では教習所での生活になりますが、卒業までの予定を組んでくれるのと、取得までのスピードが早いのが特徴です。

通学は自分で予約を取る必要があるため、取得までのスピードは合宿に比べて遅くなります。

自身のライフスタイルに合った取得方法を選択しましょう。

 

準中型免許の限定解除の方法

トラック運転手の画像

2007年6月2日から2017年3月11日以前に普通免許を取得した方は、2017年3月12日以降「5トン限定準中型免許」となりました。

運転することができるのは、普通自動車と車両総重量5トン未満、及び最大積載量3トン未満の準中型自動車です。

この「5トン限定」を解除することで「準中型免許」となり、運転できる車の範囲が広がります。

準中型免許の限定解除の方法には以下の2つがあります。

  • 運転免許センターで準中型自動車に関する限定解除審査を受けて解除する
  • 指定自動車教習所で所定の教習を受け、技能審査に準じた審査に合格した後、教習所で発行する技能審査合格証明書を運転免許センターに持参して解除する

準中型免許取得に必要な教習時間は、技能教習4時間以上です。

AT限定の普通免許の場合には、技能教習8時間以上が必要になります。

 

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準中型自動車免許で乗ることができるトラックや、免許の取得方法、限定解除の方法について解説しました。

2017年3月12日の道路交通法の一部改正により、準中型自動車(車両総重量3.5トン以上7.5トン未満)が設けられ、これに対応する免許の種類として準中型免許が新設されました。

準中型免許は18歳以上の方に受験資格があるため、高校を卒業したばかりでもすぐに配送業務に就くことができます。

これによりトラックドライバーの人手不足解消につながります。

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