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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トレーラーヘッドとトラクターヘッドの違いとは?必要な免許、価格も解説!

更新日:2023/11/14

みなさんは、トレーラーヘッドという用語をご存知でしょうか。一般的に、トレーラーといわれるトラックは、運転車両と貨物車両が分離できる構造をしています。その分離した運転席やエンジンがある部分がトレーラーヘッドです。

本記事では、トレーラーヘッドの種類や必要な運転免許、積載量の確認方法についてご紹介します。トレーラーヘッドの新車と中古車の参考価格もご紹介しますので、購入をご検討の方はぜひ参考にしてください。

トレーラーヘッドとは?

トレーラーヘッドは、自走できないトレーラーを牽引するための車両です。用途や状況に合わせてトレーラーの種類を変え、様々な荷物を運ぶことができるのが特徴です。

トレーラーヘッド自体に荷台スペースはなく、貨物車両のトレーラーを連結することではじめて荷物の積載が可能になります。

トレーラーと通常のトラックの違いは、ブレーキ機構が強化されている点です。ブレーキの種類には、トレーラーヘッドとトレーラー両方に作動する「フットブレーキ」と、トレーラーだけに作動する「トレーラーブレーキ」があります。さらに補助ブレーキの「排気ブレーキ」を備えており、状況に応じてブレーキを使い分けます。

 

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トレーラーヘッドの種類

トレーラーヘッドは、駆動輪である後輪の軸数の違いからの2つのタイプに分類されます。「シングル」または「1デフ」と呼ばれる1軸タイプ、「ダブル」または「2デフ」と呼称される2軸タイプです。

「デフ」とは「ディファレンシャルギア」の略語で、車軸と車体をつなぐギアのことを指します。駆動する後輪車軸には、左右にそれぞれ2本のタイヤが装着されます。

駆動輪の軸数は、トレーラーヘッドの走行性と牽引能力に影響を及ぼすので、タイプごとに特徴があります。

走行性能が高いシングル(1軸)タイプ

後輪車軸が1軸のシングルタイプは、タイヤ数が前後合わせて6本です。車体がコンパクトで軽いため、高い走行性能と小回りが効くのが特徴です。高速で長距離を走るシングルタイプは、走行性能や燃費性能の高さから、高速道路などを利用した長距離移動の牽引に適しています。

大型のトラクターヘッドは、強力な駆動力を生み出すデフと車軸が非常に高重量となっています。

能力に優れたダブル(2軸)タイプ

後輪車軸が2軸のダブルタイプは、タイヤの数が前後合わせて10本になります。重量トラクタとも呼ばれるダブルタイプは、駆動輪の多さを活かしたパワフルな牽引力が特徴です。主に、ショベルカーやブルドーザーなどの重機や、砂利、鉄、コンクリートなどの重量物の運搬に用いられます。

ダブルタイプのタイヤは数が多く、接地面積が大きいため、悪路における前進力に優れます。多くのタイヤで駆動力を確実に路面に伝えるので、砂利道や雪道などでも非常に走破性が高いです。しかし、車両重量が大きいため、燃費性能や走行性能はシングルタイプを下回ります。

 

 

 

トレーラーヘッド・トラクターヘッドの違いはある?

トレーラーヘッドと似た表現にトラクターヘッドがありますが、この2つに違いはありません。トレーラーとトラクターの日本語訳を調べると、トレーラーは「牽引される車」のことで、トラクターは「牽引車」のことを指します。

被牽引者のトレーラーの頭(ヘッド)だからトレーラーヘッドです。トラクターは「ヘッド」を付けなくても「牽引車」として意味が通ります。しかし、トラクターという呼称は、日本では一般的に「農業用トラクター」のことを指すので、あまり使用されません。

ちなみに「トラクター」と略してしまうと別の「農業用トラクター」や「土木工事用トラクター」といった作業用車両という意味合いで伝わってしまうので注意しましょう。

 

トレーラーヘッドの運転に必要な免許

トレーラーヘッドを走行させるためには、2種類の運転免許が必要です。具体的には、トレーラーヘッドを運転するための「大型免許」と、トレーラーを牽引するのに必要な「牽引免許」です。

トレーラーヘッドの運転に必要な「大型免許」

一般的に運送業で用いられるトレーラーヘッドのほとんどは大型車であるため、「大型免許」が必要となります。「大型免許」で運転できるのは、車両重量11トン以上もしくは最大積載量6.5トン以上の大型車です。

ただし、トレーラーを連結せず、トレーラーヘッドの回送業務のみに従事することは効率的ではないため、あわせて「牽引免許」もチェックしておきましょう。

トレーラーを牽引するのに必要な「牽引免許」

トレーラーヘッドで750kg以上のトレーラーを牽引する場合は、大型免許の他に「牽引免許」が必要です。(道路交通法上は、750kg未満のトレーラーであれば牽引免許は不要)

「牽引免許」が必須な理由は、トレーラーヘッドでトレーラーと牽引するのに特殊な運転技術が必要とされるためです。代表的なトレーラー特有の挙動に、急ハンドルや急ブレーキなどが原因で、トレーラーの連結部分がくの字に折れ曲がる「ジャックナイフ現象」あります。

また、限定的ではありますが、750kg以上~2,000kg未満のトレーラーが牽引可能な「牽引小型トレーラー限定免許」という免許も存在します。

 

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トレーラーヘッドの積載量の見方

トレーラーヘッドの積載量に関する情報は、車検証の最大積載量という項目で確認できます。例えば「30,000[10,000]kg」と記載されている場合、最大積載量は30,000kgです。[]内の10,000kgという表記は、第五輪荷重と呼ばれるトレーラーヘッドとトレーラーの連結部分にかけられる最大荷重を示します。

第五輪とは、トレーラーヘッドとトレーラーを連結させる部品、「カプラー」と「キングピン」のことです。トレーラーヘッド側の切れ込みが入った円盤型の部品「カプラー]に、トレーラー側についている棒状の部品「キングピン」を差し込んで連結させます。

 

トレーラーヘッドの新車・中古車価格

ここからは、トレーラーヘッドの新車、中古車販売価格をご紹介しますので、購入の際の参考にしてください。今回ご紹介する「プロフィア」は、トラック業界シェア1位を誇る日野自動車で人気のトレーラーヘッドです。

「プロフィア」の新車価格は、シングルタイプで税込価格19,337,400円です。

次に、ステアリンクで取り扱う「プロフィア」シングルタイプの中古車価格は以下のとおりです。(※参考情報のため、売り切れの可能性があります。)

車種名

年式

走行距離

税込価格

日野プロフィア

平成27年11月

435,000km

5,698,000円

→ステアリンクで中古の日野プロフィアの価格・ラインナップを見る

 

トレーラーヘッドに関することはステアリンクへ

トレーラーヘッドは、通常のトラックよりも多くの荷物を運ぶことができる、駆動力を活かした力強い走りが特徴のトラックです。また、連結できるトレーラーの形や種類も豊富なので、多目的な用途に使用できる汎用性も魅力です。

中古トラック販売の専門店「ステアリンク」では、整備の行き届いた中古トレーラーヘッドを多数取り揃えています。トレーラーヘッドをお探しの方は、ぜひ一度「ステアリンク」にお問い合わせください。

 

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