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トラック・運送・トラックドライバー情報

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大型ダンプの特徴や注意点は?中古の大型ダンプの選び方やおすすめ車種も紹介!

更新日:2024/04/25

建設現場や工事現場で砂利や産業廃棄物を運んでくれる大型ダンプ。

大型ダンプは積載量が多く活躍の場が多い反面、車体が大きくメンテナンス費用もかかる面もまた、大型ダンプを新車で購入するとかなりの高額になります。

今回は大型ダンプの特徴や注意点の解説だけではなく中古の大型ダンプの選び方とおすすめの車種やも紹介します。

 

大型ダンプは最大積載量が6.5t以上のトラック

大型ダンプは最大積載量が6.5t以上のトラックを指します。

サイズは全長12メートル以下で全幅2.5メートル以下、全高3.8メートル以下で車両総重量11トン以上。10トン前後のダンプも多くあり「10トンダンプ」とも呼ばれています。

積載量の目安は8〜11トン程度で、大量の土砂輸送が欠かせない工事現場や建設現場で使用されています。また、最大積載量が15〜300トンの大型ダンプもありますが、公道走行できるのは最大積載量が11トンまでのダンプのみ。

   

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大型ダンプの運転には注意点が幾つかある

ここでは大型ダンプの注意点を解説します。
大型ダンプ走行には大型免許が必要
最大積載量が2トンの小型ダンプは普通免許、中型ダンプは中型限定免許や中型免許で運転できますが、大型ダンプの運転は大型免許が必要です。

大型免許取得の受験資格は19歳以上また普通免許取得後1年以上の期間が空いていることも必要。

バックモニターがない

大型ダンプは後ろから荷物を排出するので、バックモニターがつけられていません。

そのため、目視とサイドミラーだけで後方を確認します。大型ダンプは車体も大きく距離が把握しにくいだけではなく、事故になると大きな被害が出てるので、感覚がつかめるまで細心の注意を払いましょう。

大型ダンプで土砂を運搬する場合は申請が必要

大型ダンプで土砂を運ぶためには「ダンプ規制法」に基づいて運輸支局にて申請しましょう。

ダンプ規制法は重大事故につながる可能性が高い大型ダンプでの土砂運搬に関して、事故を防止するために策定されました。申請が必要な対象車は「最大積載量5,000kg、または車両総重量が8,000kgを超えるもの」で、土砂を運ばないダンプや公道を走行できないダンプは対象外です。

申請書は運輸支局のホームページからダウンロードして、各地域管轄の運輸局で申請します。土砂などを運ぶ大型ダンプにどのくらい荷物を積んでいるかを確認するため、自重計の取り付けも義務付けられています※自重計は1年ごとの点検が必要。

土砂運搬の申請許可が降りたダンプは、後日「ゼッケン」が交付されます。ゼッケンには「地域 営 数字」などと地名や事業内容、数字が記載されます。

事業内容は7種類あり運送事業の(営)や、建設業の(建)が有名。ゼッケンは確認がしやすいよう荷台の後方や側面に表示する決まりです。

大型ダンプ走行時の過積載に注意

大型ダンプが事故を起こしてしまった際は重大な事故になる可能性が高く、過積載をした場合の罰則が重くなります。

罰則は重量オーバーの割合が大きいほど重くなる仕組みで、超過重量が最大積載量の5割未満の場合は減点点数2点、反則金3万円です。超過重量が最大積載量の5割以上10割未満の場合は、減点点数3点で反則金4万円です。

10割以上オーバーした場合は違反点数6点で反則金はありませんが、6ヵ月以下の懲役または10万円以下の罰金が課せられます。

また、車両使用停止処分や事業停止処分などの罰則を受ける場合も。ドライバー以外にも運送会社や荷主に罰則があり、閉業に追い込まれることもあるので、自重計で確認して過積載には十分注意しましょう。

 

中古大型ダンプ選び方のポイント

大型ダンプは新車で1,000万円から1,500万円ほどかかります。

コストを抑えるためにも中古で大型ダンプを購入することがおすすめです。
年式
大型ダンプを含むトラックの寿命は一般的に10〜15年。希望利用年数を考慮して車の年式を確認しましょう。

年式が新しい場合でも走行距離やメンテナンスによっては、品質が劣るものもあります。年式はあくまで目安にして、年式以外の走行距離や整備度合いとともに検討しましょう※引用元:全日本トラック協会「トラックの寿命」

走行距離

中古ダンプ購入の場合は、走行距離の目安はサイズによって変わります。

小型は20万km、中型は40万km、大型は70万kmを超えていないかが目安で、走行距離の長さに拘らず10万km以上走行しているトラックは整備がしっかりされているかを確認しておくことも忘れないようにしましょう。

修復歴の確認

中古大型ダンプ購入の際は、修復歴有無の確認が大切です。

修復歴がある車は「交通事故やその他の災害により、自動車の骨格等に修復歴のあるもの」と定義されています。交通事故などで損傷を受けた車両は事故車と呼ばれて、自動車業界では「修復歴車」と呼んでいます※引用元:一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI) 「修復歴車の商品性」

自動車の骨格に該当するパーツは下記の8点です。
・フレーム(サイドメンバー)
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア

修復歴がある車は外装からは問題がないように見えても、損傷が完全には修復しきれておらず操作性に問題が残っている可能性も。安い値段で販売されていますが、故障するリスクも含まれています。

車検や点検整備

車検期限や点検整備は、フロントガラスのステッカーで確認できます。

整備履歴は点検記録簿で確認できるので、業者に依頼して見せてもらうと安心です。
試乗をして確認
エンジンやアクセル、ブレーキなど車の駆動に影響を与える箇所は試乗して確認しましょう。

特にチェックしたいポイントを下記に挙げました。

・エンジンをかけたときに異音がしないか
・始動に時間がかからないか
・ブレーキの効きやブレーキ時の異音
・ハンドルの操作性
・ギアチェンジがスムーズにできるか
・マフラーから白い煙が出ていないか
・荷台の動作確認
・荷台は錆びていないか

内装と外装

中古大型ダンプを購入する際は、内装と外装も確認しましょう。

外装

外装で確認しておきたい点は以下のとおりです。
・タイヤ
・スペアタイヤ
・荷台
・ウィンドウやミラー
・ライト

大型ダンプは車体が重くタイヤが摩耗していることも多いため、摩耗していた場合には購入時にタイヤ交換するのがスムーズです。また、タイヤのバーストやパンクに備えて、スペアタイヤがあるかも確認しましょう。

内装

内装で確認しておきたい点は以下のとおりです。
・シートの汚れ
・遮音性
・エアコンの状態
・タバコなどのニオイ
・メーターパネル内の表示灯や警告灯の点灯

これだけではなく、シートの座り心地や空間の広さなどは業務環境に直結する部分なので実際に乗って確認します。

 

   

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大型中古ダンプ購入でおすすめしたい4車種

ここでは、大型中古ダンプのおすすめ車種を紹介します。

いすゞ「ギガ」

いすゞ自動車は、1937年に創業し国内で高いシェア数を誇る自動車メーカー。

大型のディーゼルエンジン開発で有名ですが、いすゞは産業用や船舶のエンジンも作っているため、ダンプにもパワーのあるエンジンが使用されています。「ギガ」は、走り出しの加速や走行時の安定感があり長距離運転に向いています。

長距離運転の疲労を軽減するため、シートや操作性の高い空間が作られている点も特徴。

日野「プロフィア」

日野自動車はトヨタ自動車の傘下で、トラックやバスなどの製造を行う自動車メーカーです。

日野「プロフィア」のダンプは、馬力があり低振動で耐久性の高さも特徴です。荷台の形状は「強化・角底1方開」「強化・ロング角底1方開」の2タイプ、エンジンは3タイプから選べます。

全国各地に支社が多くあるので、トラブル時やメンテナンス時に利用しやすい点も魅力です。

三菱ふそう「スーパーグレート」

菱ふそうはトラックやバスの製作に特化したメーカーです。

ドイツの自動車メーカーの連結子会社で海外でも人気がある自動車メーカーです。「スーパーグレート」は力強い走りと低燃費に特徴がある車種。

多段階ミッションシステムがあるので低燃費が実現しており、長距離走行に向いています。乗用車と近い感覚で運転ができるので、大型ダンプの運転経験が浅い方におすすめです。

産UDトラックス「クオン」

日産UDトラックスは、トラックをメインとした商用車の製造販売する自動車メーカーです。

クオンはエンジン性能の高さが特徴的な車種で、全輪ディスクブレーキを標準装備して制動力の高さも期待できます。環境性能と燃費性能の両方とも優れている車種なのです。

   

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