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トラック・運送・トラックドライバー情報

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アルミブロックの特徴とは?

更新日:2023/12/14

最大積載重量をより多く確保できて重量が軽い「アルミブロック」は、貨物運送で活躍しているトラックです。

一度に多くの資材が運べるので、建設資材はもちろん工業製品や原材料、飼料など幅広く活用しています。本記事ではアルミブロックの特徴や用途、代表的なメーカーを解説します。

 

そもそもアルミブロックとは?

アルミブロックは、アオリ部分がアルミでできている平ボディ形状のものです。

標準的なスチール製のアオリと比較すると、重さが軽いため、より多くの積載重量を確保できます。そのため、軽くて扱いやすく、作業効率が向上します。また、外観は美しく光沢があり、リサイクルしやすいのがポイントです。さらに、アルミ製は腐食しないため、さびが出て汚くなることもありません。荷台がフラットになるため、荷物の積み降ろし作業も容易に行えます。

アルミ製のレールを何枚か積み重ねる構造になっているため、高さを自由に調整することができます。これまで主流だった複数のアルミ材を積み重ね、ボルトで固定するタイプに代わって、最近はアルミ材をはめ合わすスプリング嵌合式が主流になっており、強度の高さと薄さがさらに向上しています。

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アルミブロックのサイズ

アルミブロックを購入しようと思っている方は、サイズも気になるところではないでしょうか?

アルミブロックの基本的なサイズは、6,220mmx2,230mmx790mmです。車種によって変動がありますので、購入しようとするアルミブロックを前もって確認しておくと安心です。

 

トラックのアルミブロックの種類や用途

アルミブロックには、積載量を増やした「アルミハイブロック」と、セイコーラックがついた「セイコーラック付きアルミブロック」などがあります。

セイコーラックは、スプリング付きのヒンジになっており、あおりを持ち上げるのを補助する役割を担っています。アルミブロックは、建設資材から工業製品、原材料、飼料など、さまざまな分野で使えます。ハイブロックの装着や、あおりの取り外しによって、煽高を自由に調整できるため、用途が広がります。

ただし、アルミが傷つきやすい土砂などの運搬には注意が必要です。

 

トラックのアルミブロックの代表的なメーカー

トラックは、「車体」「上物」という2つの部分に分かれます。

上物は必ずしもトラックメーカーが製造しているわけではありません。トラックメーカーが製造しているものもありますが、車体をトラックメーカーが製造したうえで、上物は専門業者が製造する場合もあります。アルミブロックを製作している代表的な上物メーカーは「小平産業」と「トランテックス」です。

小平産業は1938年に創業し、栃木県に本社を構える会社で、アルミブロックにはさまざまなオプションバリエーションがあります。お客様のご要望に対し、セミカスタムメイドで製品を制作することが特徴です。中型平ボディーと大型平ボディーを主に扱っています。

トランテックスは、1908年に石川県で創業した歴史あるメーカーです。同社では、小型、中型、大型のアルミブロックの3種類を取り扱っており、多年にわたる経験から生み出された安全性や軽量化の工夫が特徴的です。

 

アルミブロックの新車・中古車の価格

ここでは、アルミブロックの新車や中古車の価格を解説します。

新車

アルミブロックの新車は約800万円~です。

これらはオプションや地域などで変動する可能性があるので、あくまで参考価格として認識ください。ちなみに、日野自動車「レンジャー」では、2021年モデルで976万~1187万円程度です。

中古車

アルミブロックの中古車は約100万円~相場です。

モデルや年式、車両の状態で異なるので参考価格として認識することをお勧めします。ちなみに、いすゞ自動車「フォワード」では、2009年モデルで180万円程度です。

 

アルミブロックを購入するときのポイント

スチールと違い腐食しにくいので、見た目も綺麗なアルミブロックですが、土砂などを運ぶ際は傷がつかないよう注意する必要があります。耐久性も高くないので、重い積載物を運ぶことにはあまり向いていません。積載物が何かを明確にしたうえで、購入を検討しましょう。また、メーカー・車種によってサイズが異なるので、購入前によく確認をしておく必要があります。

無事購入が完了したら、日頃のメンテナンスに気を配る必要があります。アルミブロックは錆に強いと言われていますが、全く錆びないというわけではありません。対策としては定期的に防錆スプレーを吹きかけるということが重要になります。加えて、日頃からカバーを付ける癖をつけると良いでしょう。雨風から守ることはアオリの寿命を延ばすことにつながります。

購入前は仕様をしっかり確認し、購入後は日頃のメンテナンスを怠らないことが重要になります。ステアリンクでは購入時のお手伝いをさせていただくのはもちろんのこと、購入後も何かご不明点がございましたら、ご相談ください。

 

まとめ

トラックのアルミブロックは、アオリ部分がアルミ素材でできていて、大量の荷物を一度に運べる効率的な方法です。

また、防錆効果もあり長く使えます。建設資材や工業製品、原材料、飼料など、幅広い分野で使えますが、土砂など傷つきやすいものは運ぶのには向いていません。アルミブロックを検討中であれば、「小平産業」「トランテックス」の代表的な製品もチェックしてみてください。