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トラックのエンジンルームは自分で洗浄できる?洗浄方法を徹底解説!

更新日:2023/05/01
トラックのエンジンルームは自分で洗浄できる?洗浄方法を徹底解説!

トラックのエンジンルーム内は配線が複雑で部品が多いため、自力でメンテナンスするのは難しそうですよね。

この記事では、トラックのエンジンルーム洗浄時の注意点や使用する道具、洗浄の手順などを紹介します。今回紹介するポイントや注意点を把握すれば、最低限のメンテナンスが自力で可能ですので、参考にしてみてください。

トラックのエンジンルームの洗浄方法

エンジンルームの定期的なメンテナンスは、不具合やトラブルを未然に防ぐためにも必要です。ここからは、装置類の劣化や故障を引き起こさないための、エンジンルーム洗浄時のコツやポイント、注意点をご紹介します。

エンジンルームを洗浄する際の、主なポイントや注意点は5つあります。

キャビンを持ち上げエンジンルームを開ける

乗用車と違い、トラックにはボンネットがありません。エンジンルームがどこにあるかは一見すると分かりませんが、トラックのエンジンルームは運転席の下部にあります。そのため、エンジンルームにアクセスするには、運転席を格納する「キャビン」を傾ける必要があります。

小型トラックは手動で、大型トラックは電動でキャビンを開閉します。大きなトラックはエンジンルームを開けるのも大変であり、手順を間違えるとケガの原因になるので充分注意してください。

エンジンが冷めているか確認

走行中はもちろん、エンジン停止直後のエンジンルーム内は非常に高温になっています。やけどやケガ防止のため、エンジンに触れられるくらいに冷めたことを確認してから作業を行いましょう。

また、冷却ファンやベルト類が完全に停止していない状態での作業も、たいへん危険です。エンジンを完全に止めてからしばらく時間をおき、各部位が冷えたことを確認してから、エンジンルームの洗浄を開始しましょう。

電装系統を防水する

電装系の装置や部品が水に濡れると故障の原因になるので、養生することは必須となります。養生が必要なところは主に以下の4ヶ所です。

  • バッテリー端子
  • 過電流を阻止するヒューズボックス
  • エンジンに空気を送り込むエアクリーナー
  • 発電機の役割を持つオルタネーター

できれば、バッテリー本体をエンジンルームから取り出しておきましょう。

専用のクロスやクリーナーで洗浄

洗浄前は、洗車用のクロスやタオルで砂やホコリ、油分を拭き取りましょう。エンジンルーム内の汚れがひどい場合は、専用のクリーナーで汚れを浮かし、ブラシやスポンジでこすります。クリーナーを使えば、こびりついたしつこい油汚れも落とすことができます。

洗浄部位は、塗装部分や金属部、樹脂やゴム製の配管部などです。配線を誤って抜いてしまう、隙間に工具が落ちるなどのリスクがあるので、細心の注意を払いましょう。

洗浄後はワックスでコーティング

洗浄してキレイになった部品類は、ワックスをかけて仕上げます。ワックスは、コーティング効果により装置類の劣化や汚れを防いでくれます。

ワックスが残っていると、砂やほこりなどが吸着し、防汚効果が薄くなるため、ワックスは丁寧に拭き取りましょう。ワックスの後はアイドリング状態にして、エンジンの熱で水分を飛ばして乾かしましょう。

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自分でエンジンルームを洗浄する際に必要な道具

エンジンルームの画像

エンジンルーム内を洗浄するにあたって、準備すべき道具はどのようなものがあるのでしょうか。先述したように、トラックのエンジンルームにアクセスするのは手間がかかるので、洗浄を開始する前に、必要な道具の確認を忘れずにしてください。

ここからは、「電気系統を防水養生するための道具」、「汚れを落とすための道具」、「洗浄後のケアに必要な道具」の3点に分けて紹介します。

電装系統を防水養生するための道具

エンジンルームはトラックの心臓部といわれるように、大切な精密機器が集まっている場所なので、水分に弱い電子部品も存在します。電装系の装置や部品に浸水しないように、養生を施してから洗浄するのが一般的です。

養生に必要な道具として、ビニール袋やラップ、養生テープを用意すると良いでしょう。覆える部分はビニール袋をかぶせて、入り組んだ場所や複雑な形状の箇所はラップや養生テープで対応しましょう。

汚れを落とすための道具

砂やホコリなど、軽い汚れを落とすためにはクロスや雑巾、しつこいグリースや油汚れを落とすためにはクリーナー類とブラシを使います。エンジンルーム用のウェットタイプのクロスであれば、ほとんどの汚れを除去できます。クリーナーはスプレーで付着すると、泡状になるタイプのエンジンルーム専用のクリーナーがおすすめです。

ブラシの素材には豚毛などの天然毛と、ポリプロピレンなどの合成素材のものがあります。エンジンルーム内は傷を気にしなくていいので、ゴシゴシ洗えるポリプロピレン製の洗車用ブラシを用意しておきましょう。電装系部品の養生が万全であれば、直接水を掛けて洗い流すためのホースがあれば便利です。

洗浄後のケアに必要な道具

洗浄したエンジンルーム内の部品をワックスでコーティングすることにより、「汚れを付着しづらくする防汚効果」と「熱による劣化や腐食を抑える効果」が得られます。

エンジンルーム内は、加熱と冷却を繰り返す環境にあるので、油汚れがこびりつきやすいです。専用ワックスであれば、エンジンルーム内の過酷な環境化でも強力に定着し、装置類の保護と防汚効果を発揮します。そのため、ボディやタイヤ用のワックスは流用せず、エンジンルーム専用のワックスを用意しましょう。

自分でエンジンルームを洗浄する手順

自分で行えるエンジンルームの洗浄手順をご説明します。各トラックの操作手順に従いキャビンのロックを解除し、エンジンルームを開けます。

  1. 洗浄前に、電気系統を防水養生します。養生箇所はヒューズボックス、バッテリー端子、エアクリーナー、オルタネーターです。
  2. ウェットタイプのクロスや濡らした雑巾などで、砂やホコリを拭き取ります。 しつこい油汚れには、エンジンルーム専用のクリーナーを使用し、汚れが酷い箇所はブラシでこすります。 水洗いや水拭きで汚れとクリーナーを洗い流し、乾拭きで水分を拭き取ります。
  3. 洗浄後は、エンジンルーム専用のワックスを塗り、仕上げに余分なワックスを拭き取ります。
  4. アイドリング状態にして、エンジンの熱で残った水分を乾かします。

ご自身でトラックのエンジンルームを洗浄する場合、不安に思ったら無理はせず、専門の業者に依頼しましょう。

業者にエンジンルームの洗浄を依頼した際の料金

電卓とトラックの画像

トラックのエンジンルームの洗浄を専門業者に依頼した場合の料金は、汚れ具合や走行距離によって変動しますが、5,000円から15,000円くらいが相場です。

トラックのエンジンルームは自分で洗浄できますが、故障のリスクもあります。万が一故障してしまった場合、高額な修理費がかかるので、心配な方はプロに依頼しましょう。

専門の業者やディーラー、ガソリンスタンドなどでエンジンルームの洗浄サービスを行っています。エンジンルームの洗浄とともに、細かなメンテナンスを行ってくれる業者もあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

エンジンルームの洗浄はステアリンクで

ご自身でエンジンルームを洗浄する際は、電装系への浸水に注意し、専用の洗浄用具とワックスを使用して、エンジン廻りの保全に努めましょう。

エンジンルーム洗浄を依頼する場合は、「ステアリンク」の整備パックプランがおすすめです。洗浄のみならず、基本点検や保安確認も付属したお得なパックです。トラックのエンジンルーム洗浄をご検討の方は、是非一度「ステアリンク」へお問い合わせください。

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