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キャブオーバートラックの特徴とは?運転時の注意点や人気車種もご紹介!

更新日:2023/06/07
キャブオーバートラックの特徴とは?

みなさんは、キャブオーバーという用語をご存知でしょうか。キャブオーバーは、貨物車である「トラック」や「バン」に多く採用されている構造のことです。

この記事では、キャブオーバーの特徴や、メリット・デメリットをご紹介します。運転するときの注意点や人気車種についてもご紹介しますので、購入をご検討の方はぜひ参考にしてください。

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キャブオーバーとは?

キャブオーバーとは、運転席がエンジンの上に位置する構造の車のことです。広い荷室が必要なトラックやバン、室内空間に余裕のあるワンボックスは、キャブオーバーを採用しています。

キャブオーバーに対して、エンジンルームが運転席の前方にあるタイプは、ボンネット型と呼ばれます。セダンをはじめとする、多くの一般的な乗用車に見られるタイプがボンネット型です。

キャブオーバーの特徴

箱型形状のキャブオーバーは、エンジンの上に運転席がある構造のため車高が高いです。そのため、キャブオーバーには乗用車とは異なる特徴があります。 例えば、乗用車はボンネットを開ければエンジンにアクセスできますが、キャブオーバーは運転席を持ち上げなければなりません。また、エンジンルームが座席の真下にあるので、乗用車に比べ、エンジンの音や振動、熱が伝わりやすいです。

キャブオーバーのメリット

運転席の画像

運転席後部のスペースが広く、貨物車両に適した構造のキャブオーバーのメリットは主に2つです。1つ目は荷室が広く積載効率が高いこと、2つ目は運転席が高いことよる前方視界の良さです。

荷室が広く積載効率が高い

キャブオーバーは、運転席の後ろのスペースが広く荷室が大きいので、多くの荷物を積むことができます。 トラックなどの貨物車両は、車両制限をクリアしつつ荷室を広く確保する必要があるので、前方にあると不都合なエンジンを運転席の下に収納しています。

運転席を小さくすることなく、ドライバーにとって快適な空間を保ち、積載量を大きくとることに成功したのがキャブオーバー構造です。

前方視界が広く見やすい

キャブオーバーの運転席からの視界は良好です。キャブオーバーは2階建て構造であり、高所から道路を見下ろすことができるため、障害物によって視界が遮られることが少ないからです。

キャブオーバー型のトラックは特殊な運転技術を要するため、視界の良さが運転のしやすさに直結するわけではありません。しかし、フロントガラス一面の広い視界はドライバーにとって大変魅力的です。

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キャブオーバーのデメリット

キャブオーバーには、ボンネットを排除したことによるデメリットが主に2つあります。1つ目は前方からの衝撃に弱いことと、2つ目は空気抵抗が大きいことです。

前方からの衝撃に弱い

キャブオーバーは、運転席の前方にクッションとなるものが無いため、事故を起こした時の衝突安全性に懸念が残ります。ボンネット型の車両であれば、衝突の際にエンジンルームが衝撃を吸収してくれますが、キャブオーバーには緩衝するものがありません。

前方からの衝撃に弱いキャブオーバーですが、各メーカーがドライバーの安全性を考慮したボディ設計を持つ、トラックの生産に力を入れています。技術の進歩もあり、衝突時の構造上の弱点は、以前よりも改善されつつあります。

走行時の空気抵抗が大きい

車体前方が2階層の箱型であるキャブオーバーは、空気抵抗の影響を受けやすく、70km/hを超えた辺りから、より燃費性能への悪影響が顕著になります。空気抵抗は速度が上がるほど大きくなり、燃料の消費量に影響を与えます。

ただし、高速道路での使用が少なく、一般道での使用がメインとなる場合は、影響は少ないと言ってよいでしょう。

キャブオーバー型のトラックを運転する時の注意点

キャブオーバートラックの注意点

キャブオーバーを安全に走行させるためには、前を走る車との距離を長めにとることや、ハンドルを切るタイミングを遅らせるなど、意識的に注意すべき点があります。 ここからは、それらの注意点について詳しく説明します。

前走車との車間距離を広めにとる

2階建て構造のキャブオーバーは、運転席からの視界が広くなります。前方視界が広がり、得られる情報が多くなることはプラスに働く反面、前走車に接近し過ぎてしまうという懸念点があります。 これは、ボンネットがないことで前を走る車が実際よりも遠くにあると錯覚を起こすためです。前走車に近づきすぎると思わぬ事故やトラブルの原因になるので、車間距離を広めにとることを意識しましょう。

ハンドルを切るタイミングを遅らせる

キャブオーバーは、右左折時のハンドルを切るタイミングに注意を払わなければなりません。前輪が運転席の真下に位置しているので、それに合わせてハンドルを切るタイミングを遅らせる必要があるためです。 乗用車と同じ感覚でハンドルを切ると、後輪がイメージよりも内側を通ってしまいます。

特に左折時は、内輪差により電柱やガードレールに接触する危険があるので、注意が必要です。 キャブオーバーでハンドルを切る際は、若干タイミングを遅らせて、大回り気味に曲がることを意識しましょう。

キャブオーバー型のトラックの人気車種

キャブオーバーを製造するトラックメーカー各社は、安全性と燃費性能を向上させるための技術革新に余念がありません。ここからは、人気のキャブオーバー型のトラックをご紹介します。

日野自動車 デュトロ

デュトロは、市街地での走行が多い小型トラックであるため、歩行者との距離が近いことを想定した安全性能の高さが特徴です。 雨などの悪天候でも影響を受けにくいミリ波レーダーで、歩行者や自転車を検知する、プリクラッシュセーフティシステムを搭載しています。 警報ブザーとディスプレイでドライバーに警告し、衝突の危険が高まると自動ブレーキが発動し衝突を回避します。 2tクラスの車両でありながら、最小回転半径が4.4mと軽自動車並の機動性を実現しており、市街地での運転のしやすさに貢献しています。

いすゞ自動車 エルフ

1959年の発売から60年以上の歴史を誇るエルフは、多くのドライバーから支持を受け続けているいすゞ自動車の主力製品です。エルフは、コンピューター制御でシフトレバー操作を簡易化し、スムースな変速を可能とする次世代のトランスミッション「スムーサーEx」を搭載しています。 燃費性能にも優れており、高回転域での過剰なエンジン稼働を制御し、不要な出力を抑えます。

また、車両停車時にはエンジンが自動で停止し、不要なアイドリングを無くすことが可能です。 これらの燃費制御システムは、燃料の節約だけでなく、排出ガスの削減にも貢献しています。

中古トラックに関することはステアリンクへ

キャブオーバーには、前方からの衝撃に弱く空気抵抗が大きいデメリットがあるものの、積載効率が高く前方視界が広いメリットがあります。今回ご紹介したキャブオーバートラック2台は人気が高いので、中古トラック市場への流入している車両も非常に豊富です。

中古トラック販売の専門店「ステアリンク」にご相談ください。ステアリンクは、状態の良い中古トラックを多数取り揃えております。キャブオーバーのトラック購入をお考えの方は、ぜひ一度「ステアリンク」にお問い合わせください。

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