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トラック・運送・トラックドライバー情報

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バン車ってどんな車種?バンタイプトラックの特徴や人気車種もご紹介!

更新日:2023/06/14
バン車ってどんな車種?

車中泊やキャンプブームの影響もあり、人気を集めているバン車ですが、ミニバンやワゴンとの違いをご存知でしょうか。

この記事をご覧になれば、バン車の定義やミニバン・ワゴンとの違い、メリット・デメリットについて理解できます。バンタイプのトラックの特徴と人気車種もご紹介しますので、購入をご検討の方は参考にしてください。

 

バン車とは?

バン車とは、荷物の運搬業務を目的とした商用車のことです。荷物を積むことを主な目的としている貨物車両なので、荷室が簡素で頑丈な作りをしており、人を乗せることを目的とした乗用車とは構造が違います。

乗用車が3ナンバーや5ナンバーであるのに対して、商用車であるバン車は4ナンバーが割り当てられており、税金の面などで差別化が図られています。 ちなみに、排気量2,000ccを超える大型のバン車には1ナンバーが割り振られます。

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バンとミニバン・ワゴンの違い

バン・ミニバン・ワゴンの違い

バンと同様、車内空間を広くとったジャンルには「ミニバン」と「ワゴン」があります。主な違いは、バンは荷室を広くとった「商用車」で、ミニバンとワゴンは座席数が多いことが特徴の「乗用車」ということです。

車タイプナンバー座席車高代表車種
バン1・41or2列シート定め無しハイエース(トヨタ)
ミニバン3・5・7主に3列シート高いセレナ(日産)
ワゴン3・5・7主に3列シート低いカローラフィールダー(トヨタ)
 

バン車のメリット

トラック運転席の画像

バン車には、商用車ならではのメリットが2点あります。 1点目は、4ナンバーの商用車には優遇措置があり、税金や車検などの費用が安く抑えられていることです。2点目は、バン車は重量のある荷物を輸送する貨物車両なので、足回りが頑丈に作られていることです。

維持費を安く抑えられる

商用車であるバン車は、税金面で優遇されています。税金は毎年納めるものであり、車の維持費として多くの割合を占めるため、その恩恵は大きいです。 具体的には、自動車税と車検時に支払う重量税が、乗用車よりも安くなります。

バン車の自動車税は、同クラスの乗用車より2万円から3万5千円ほど安く抑えることができます。 重量税に関しても同様に、約5千円の節約が可能です。

足回りが丈夫で故障しにくい

重い積荷を輸送することが想定されるバン車は、足回りが頑丈です。足回りが頑丈だと故障が少なく、車自体の寿命も長くなる傾向にあります。 たとえば、車を支えるサスペンション部分には、乗用車に使用されるコイルバネではなく、壊れにくい「板バネ」が使用されています。板バネは、トラックやバスなどの大型車両のサスペンションにも使用されており、耐久性および耐荷重性に優れています。

 

バン車のデメリット

業務で使用される商用車は、乗用車に比べ走行距離が長く、メンテナンスが頻繁に必要なため車検期間が短いです。また、積荷の荷重に耐えるために強度を上げているので、乗り心地や快適性が損なわれる傾向にあります。

車検期間が短い

乗用車の車検頻度は新車登録時が3年で、それ以降は2年に1回です。対して商用車は、新車登録時は2年、それ以降は毎年車検を受ける必要があります。 車検回数が乗用車の2倍になり手間がかかるものの、バン車は税制面で優遇されるため、トータルの維持費は乗用車とさほど変わりがないでしょう。

衝撃の影響を受けやすい

バン車は足回りが頑丈である反面、乗り心地を犠牲にしている部分があります。 バン車で段差を越える際に感じる「突き上げ」という衝撃は、衝撃吸収性よりも耐久性を優先した結果生じています。 また、サスペンションに板バネを使用しているため横からの荷重に弱く、横風や遠心力によるふらつきや揺れを感じやすいです。

 

トラックのバン車の特徴

バンの画像

バン型の商用車は、運転席と荷室が独立しているため積載量が多いです。さらに、積荷の保護力が高いことや、様々な用途に利用できる汎用性の高さといった点も優れています。

荷物の劣化や破損を防げる

トラックのバン車の荷室は、気密性のある箱型のため、風雨や砂、ホコリ、直射日光などの自然環境から積荷を守ってくれます。突然の天候変化などの影響を受けにくいので、荷物が汚れる、劣化や破損するなどの心配がありません。

また、積荷をボックス内に収納するので、ロープなどで固定する平ボディ車に比べ、走行中の荷物落下のリスクが低いです。同様に箱型荷室は、密室で外部と遮断されているため、盗難やいたずらを防げるという効果もあります。

汎用性が高い

トラックのバン車は荷室がシンプルなボックス形状なので、運搬できる荷物の種類も幅広く、様々な用途や業種に対応可能です。 荷台の材料には軽量のアルミ素材を使用し、多くの積載量を確保しています。宅配業や引越し業などでも利用されており、保冷や冷凍などの機能を付加した食品運搬に適したバン車も存在します。

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トラックのバン車の人気車種

荷物の保護に優れ、汎用性の高いトラックのバン車は、様々な業種や用途に対応できる人気のトラックです。最後に、国内トラック業界の3大メーカーから、各社を代表する人気車種をご紹介します。

日野自動車 デュトロ

トヨタ自動車傘下の日野自動車は、業界シェアナンバー1を誇るトラックメーカーです。エンジンが頑丈で故障が少なく、整備性が高くメンテナンスが楽なので、顧客満足度もトップクラスです。

デュトロは、「ドライバーファースト」を設計思想に取り入れており、ドライバーの疲労への配慮と、使いやすさを第一に開発されています。エンジン馬力がありながら低振動で耐久性が高く、長時間の運行に耐えうる力強さが特徴です。 さらに、人間工学に基づいた腰への負担が少ないシートを採用しており、長距離の運転でもドライバーの疲労を軽減してくれます。

いすゞ自動車 エルフ

いすゞ自動車は、業界ナンバー2の信頼と実績のある、良質なディーゼルエンジンに定評があるメーカーです。いすゞ自動車の主力商品であるエルフは、日野自動車のデュトロに引けを取らないほど、多くの運送会社で採用されています。

エルフはコンピューター制御でシフトレバー操作を簡易化し、高い操作性を実現した次世代トランスミッション「スムーサーEx」を搭載しています。力強いエンジンブレーキ力が自慢で、下り坂でも安心安全な走行が可能です。

三菱ふそう キャンター

三菱ふそうは、世界のメルセデスベンツで有名な、ドイツのダイムラー社の連結子会社です。

キャンターは、低速度域でもトルクを発生させるエンジンが特徴で、積載量に関わらず力強い走りを実現しています。スタイリッシュで洗練された内装が人気で、ブラックとシルバーを基調とした室内はドライバーに落ち着きとゆとりを与えます。 座席シートは、身体を支えるホールド性と、座面クッションよる疲労軽減を追求した作りです。

 

中古トラックに関することはステアリンクへ

トラックのバン車は、車検期間が短く足回りが硬いというデメリットがあるものの、税金面で優遇され、貨物に特化した作りであるため頑丈で使い勝手が良いというメリットがあります。 トラックの新車価格は高価なので、中古での購入もぜひご検討ください。

中古トラック販売の専門店「ステアリンク」では、整備の行き届いた状態の良い中古トラックを多数取り揃えています。バントラックの購入をお考えの方は、ぜひ一度「ステアリンク」にお問い合わせください。

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