中古トラックの買取・販売は専門店のステアリンクにお任せください

トラック・運送・トラックドライバー情報

トラック・運送・トラックドライバー情報

トラックのトランスミッションについて、特徴や種類を詳しく解説!

更新日:2024/04/23

トラックには様々なミッションの種類があり、トラックを選ぶ際にはシフトパターンも重要な要素となります。特に中古トラックでは、車両の状態が良くても、ミッションやシフトパターンが望ましくないと感じることがあります。そこで、トラックに搭載されるミッションの種類やシフトパターンについて、詳しく説明します。

 

トラックの動作を支えるトランスミッションについて

変速装置として知られるトランスミッションは、シフトレバーで選択したギアに応じて、大小の歯車を組み合わせてエンジンの駆動力を最適な状態で伝達し、効率的な走行を実現します。

ギア比は、自転車の変速機のように、ペダル側に3つの小さなギアと後輪側に5つの大きなギアがあると考えると理解しやすいでしょう。

発車時は、ペダル側を最小のギアに、後輪側を最大のギアに設定することで、ペダルの回転数と後輪の回転数の差が小さくなり、ペダルを軽く漕ぐことができます。逆に、スピードを上げるためにはペダルを速く漕ぐ必要があります。

走行中は、スピードが上がるにつれて、ペダル側を大きなギアに、後輪側を小さなギアに変更していきます。高速走行時には、ペダル側を最大のギアに、後輪側を最小のギアにすることで、エンジンの回転数に対して後輪が多く回転し、スピードを維持できます。

トランスミッションの適切な操作は、燃費や公害問題だけでなく、乗り心地にも大きく影響します。適切なシフトチェンジは、ドライバーの技量が問われる興味深い操作と言えます。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら

 

トランスミッションの種類

歯車の組み合わせによって駆動力をタイヤに伝えるトランスミッションは、ドライバーが手動でギアを切り替えるマニュアルトランスミッション(通称:マニュアル・MT)と、自動的にギアが切り替わるオートマチックトランスミッション(通称:オートマ・AT)の2つに大別されます。

さらに、オートマのトランスミッションには、ドライバーが必要に応じて手動でギアを変更できるセミオートマと呼ばれるタイプも登場し、広く普及しています。このように、3つの種類のトランスミッションが存在します。

最も原始的なマニュアルトランスミッション

マニュアルトランスミッションは、ドライバーがすべてのギアチェンジを行う最も基本的なタイプです。このトランスミッションは非常に機能的でありながら、多くのトラックで採用されています。

シフト操作には熟練が必要ですが、慣れれば快適な走行が可能です。任意のギアチェンジが可能なため、省エネ走行や雪道などの悪路でも頼りになります。

トランスミッションとの一体感を楽しめるため、マニュアルは人気がありますが、シフトレバー、クラッチ、アクセルの3つを同時に操作する手間がデメリットとなります。

アクセルを踏みながら、クラッチを繋ぐ繊細な操作が必要ですが、積荷の重さなどによりクラッチ操作の感覚は異なるため、エンストすることもあります。

このため、繊細なクラッチ操作が求められるため、マニュアルを好まないドライバーもいます。

普通車では一般的なオートマの利用がトラックでも増えている

現在、一般的な自動車のミッションとして広く普及しているのは、パーキング、ニュートラル、リバース、ドライブなどの選択肢があるオートマチックミッションです。このタイプのミッションでは、前進時には速度に応じて自動的にシフトチェンジしてくれるため、ドライバーはアクセル、ブレーキ、ステアリングに集中できる利点があります。

ただし、一般的なオートマでは、ドライブにシフトすると、アクセルを踏まなくても車が勝手に前進する「クリープ現象」が起こる場合があり、これは不慮の事故につながるリスクがあります。

さらに、シフトダウンによるエンジンブレーキの効果が得られないため、長い下り坂などではブレーキのフェード現象が起こりやすくなります。また、速度調整をアクセルとブレーキだけで行う必要があります。

マニュアルトランスミッションに慣れたドライバーがオートマに乗ると、違和感を覚えることがあると言われています。

近年急増中のトラックに搭載されるセミオートマ

オートメイテッドマニュアルトランスミッション(通称:セミオートマ・SAT)は、マニュアルの操作性とオートマの利便性の両方を備えたミッションです。最初はF1カーに採用され、市販車にも導入された際は主にスポーツタイプの車種に搭載されていました。

このシステムでは基本的にはオートマとして走行しますが、必要に応じてドライバーがシフトアップやシフトダウンなどの操作を行うことができます。AT限定免許のドライバーでも運転できるため、利便性も大きな魅力と言えます

トラックにもセミオートマが導入されており、次のメーカーがそれを採用しています。

日野自動車:プロシフトを搭載した車種

いすゞ自動車:スムーサーを搭載した車種

三菱ふそう:デュオニック・イノマットを搭載した車種

日産UD:エスコットを搭載した車種

これらのトランスミッションはトラックの走行性能に大きく影響します。自身の運転スタイルに合った中古トラックを選ぶ作業も楽しいものとなるでしょう。

 

まとめ

今回はトラックのトランスミッションについて詳しく解説しました。トランスミッションは、トラックの運転性や燃費、乗り心地に大きな影響を与えます。ドライバーの好みや運用環境に応じて最適なトランスミッションを選択することが重要です。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら