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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックのエンジンはどんな特徴がある!馬力や性能指標、メンテナンスや万が一のトラブル対処法も解説

更新日:2023/06/06

日々さまざまな物を運んでいるトラック。

そんなトラックを力強い走りで支えているのはエンジンです。トラックのエンジンはボディタイプによって特徴が異なり、馬力やトルクなどもそれぞれ特徴があることをご存知ですか?

今回は、トラックのエンジンについて、特徴や性能指標、メンテナンスや万が一のトラブル対処法などを詳しく解説します。

トラックのエンジンはボディタイプで異なる

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トラックは小型(エルフ、デュトロ、キャンター)・中型(フォワード、レンジャー、コンドル、ファイター)・大型(ギガ、プロフィア、スーパーグレート、クオン)に分類されます。

国産のメーカー(いすゞ自動車、UD、三菱ふそう、日野自動車)によって製造されていますが、架装と呼ばれる後部の形状が使用用途でも分類されます。こっからは、トラックの種類や積み荷別の役割を解説していきます。

箱型

一番用途が広く、種類が多いです。大きな箱型の形状で扉の場所が後部の観音開き、横で上下に開くウイング、木製のドライバンやアルミ製の箱があり温度管理のできる冷蔵・冷凍車があります。大型冷凍車では専用のエンジンが装備されています。

平ボディー

三方開きのあおりの有無や、床に柱を立てて長い建材や木材などを積み荷とするスタンション型があります。

ダンプ

土木作業や工事現場、採石場で活躍するトラック。積載量が多くパワーが必要なため、排気量が大きいのも特徴です。

ミキサー

生コンクリート運搬専用のトラックです。PTOでエンジンから直接動力をミキサーの回転に用いられています。運搬時は常時回転が必要です。

レッカー

故障車や駐車違反車などの移動に使用されます。ユニックなどで車両を持ち上げウインチやワイヤーで車両の駆動タイヤを固定し、運搬しています。

ユニック

運転席の後部に小型のクレーンが設置してあるトラックです。PTOの切り替えでエンジンの動力をクレーンに繋げています。クレーンの作業には運転免許とは別な免許が必要な場合も。

これらの事業用トラックの多くは、ディーゼルエンジンが主な動力です。乗用車はガソリンエンジンが多いですが、これからはディーゼルエンジンが用いられる理由を取り上げます。

軽油とガソリンの違い

大型車のエンジンはほとんどがディーゼルエンジン。

ガソリンよりも軽油の方がローコストで済むのもポイントですが、ガソリンと軽油では燃焼のシステムが違います。ガソリンエンジンはガソリンと酸素を混合し、燃焼室に送り込み点火プラグで着火して爆発現象が起こります。軽油は燃焼室に空気を送り込み、圧縮したところに燃料を噴射すると爆発が起こります。

メリット

点火プラグのあるガソリンエンジン程構造が複雑ではなく、ディーゼルエンジンの構造は耐久性があり頑丈に作られています。トルクが太く馬力があるので、重量のあるものや大型の積み荷を移送するときにローコストで済みます。

デメリット

ススがたまるので、時折DPD(Disel Particulate Diefuser)でススを集めて燃焼します。ススがたまると燃焼室のバルブ開閉時に支障が出て、結果的にエンジンが不具合を起こします。エンジンが高温になるので、ラジエーターやインタークーラーでの冷却が必要です。排気ガスをAdBlue(尿素水)で化学分解し無害化させます。

エンジンの場所

多くののトラックが車体の前方、キャブの下にあります。大型のトラックはフロントにラジエーターやインタークーラーを設置して、ディーゼルエンジンのスムーズな冷却効果を必要としています。2エバ車では冷凍機用のディーゼルエンジンが荷台の下側面に設置されています。AdBlueタンクや燃料タンクは、エンジンと反対側に設置されています。

トラックのエンジンは馬力とトルクで性能が評価される

馬力

エンジンが持っている最高出力です。最高出力が高いと力が強いことを表していて、1頭の馬が引っ張るほどの力を1馬力としています。馬力表記は、PS(Pferde Stark)・KW(キロワット)・HP(Horse Power)・CV(Cavallo Vapore)の4種類で、国際基準ではKWを使っています。

トルク

駆動力を表す数値で、発進時や低速でタイヤを回転させる力を指します。
・回転数・・・1分間にエンジンが回転する数値
・排気量・・・エンジン内のシリンダーの容量です。排気量3,000㏄の場合、シリンダーが6個×500㏄=3,000㏄(3L)

トラックのエンジンは定期的な点検とメンテナンスが欠かせない

オイル

点検・・・オイルの残量と汚れ具合を確認します。オイルゲージを引き抜いてきれいなウエスに拭き取り透明度をみます。ゲージの適量部分にオイルの容量が入っているかチェックします。

メンテナンス・・・交換目安は平均燃費が3.0km/Lで10万キロ未満では1年もしくは56,000km毎。平均燃費が3.0km/Lで10万キロ以上では1年もしくは40,000~56,000km毎、もしくは500時間毎と、燃費の数字によって経過時間や運転時間、走行キロ数いずれか早く到達した数値で交換が理想です。

トラックによっては、ダンプやミキサー車等建設現場周辺の走行環境で丘陵地帯を走行する場合と、平坦な場所を走行するのとでは若干交換目安数のキロ数がそれよりも長くなります。一緒にオイルフィルターも交換すると、オイルのきれいな状態が長くなります。

オイルが減るのは燃料と一緒にわずかですが、燃焼してしまうので減っていくのが通常の現象です。あまりにも減り方が早かったり駐車スペースから移動した時にオイルの跡があったら、どこかからオイル漏れの可能性があります。

なるべく早く点検してオイル漏れの原因を突き止めましょう。オイルが基準値よりも減ると焼き付けを起こして、エンジンがダメになってしまいます。

冷却水

点検・・・残量はタンクの内容量が十分であるか目視で確認します。不足している場合は補充します。

メンテナンス・・・補充についてはメーカー純正の冷却水(クーラント)と水道水を混合したものを使用します。冷却水は凍結を防止し、ラジエーターやシリンダーライナー周辺の錆付きを防止、水アカ防止などの効果も。

井戸水や水道水だけは冷却水そのものが凍結するだけでなく、水アカの発生や冷却系統内が錆びる原因になります。冷却水の交換は50万キロもしくは4年毎いずれか早く到達したタイミングがおすすめです。

バッテリー

点検・・・バッテリーチェッカーを使ってどのくらい弱くなっているか測ります。

メンテナンス・・・バッテリーターミナルに白い粉がついて腐食していないかを確認。汚れや腐食がひどい時はバッテリーケーブルを外して、ターミナル部分を金属製のワイヤブラシか紙やすりで磨きましょう。

磨き終わったらシャシーグリースなどを薄く塗布して、腐食防止をするのがおすすめです。バッテリーを充電するときは、取り外しのルールがあるのでそれに則って行います。

必ずマイナスから外して、取り付ける時は逆にマイナスが後になります。バッテリーに精製水などを補充した際にはオルタネーターを通しての走行充電する方法か、車両から取り外して充電器による充電が理想です。

バッテリー液は希硫酸なので取り扱いには十分注意しましょう。水素ガスがバッテリーから発生して引火する危険があります。付近での火気取り扱いや静電気にも注意しましょう。

ラジエーター

点検・・・目視で破損や水漏れ、ごみなどが詰まっていないか確認。ラジエータに凍結防止剤が付いていないかも確認します。まれに、ラジエーターに小枝や虫の死骸が挟まっているので取り除いておきましょう。

メンテナンス・・・冬場の高速道路は凍結防止剤(塩化カルシウム)を散布している関係で、ラジエーターが真っ白になってしまいます。そのまま放置しておくと錆びるのでこまめな洗車が必要です。温水洗車(スチーム洗車)でラジエーターをきれいに洗い流す作業が必須です。

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トラックのエンジンから異音がしたら減速し安全な場所へ停車させる

走行中にトラックのエンジンから変な音がしてきたら、後続車を確認しながら減速し安全な場所に停めて関係各所に連絡をしましょう。異音やノッキングで車体に反動が出るようになったら、エンジンの不具合が考えられます。

道路の真ん中でトラックが急に停車してしまったら、事故を誘発してしまう可能性も。オーバーヒートの場合は急にエンジンを止めると、焼き付きの危険があります。冷却水が下がったタイミングで停車します。

安全な場所に移動するにはエンジンを切ってハザードランプを付けてロープでけん引。その時にギアがニュートラルになるように、トランスミッションのロック解除をします。

ギアが入ったままでは車両は動きません。ギアをニュートラルにするにはシフトレバーの根元や、その近くにある非常スイッチを使用します。メーカーによってはEMER(エマージェンシースイッチ)と明記されていますが、これが非常スイッチです。

けん引の時には、車種によってプロペラシャフトの取り外しも必要です。トランスミッションのオイルが不足して故障の原因になります。

トラックのエンジンがかからない主な原因

セルが回る場合

寒冷地などでエンジンがかかりにくい場合があります。パイロットランプが消えてから再始動してみます。ダンプやユニック車ではPTOがOFFになっていない可能性もあります。各警告ランプを再確認してみましょう。警告によって燃料供給系統に異常があるか、水温計が上がっているなどの不具合が確認できます。

セルが回らない場合

電気系統の故障が考えられます。一つはセルモーターの故障や不具合、バッテリーの充電不足やバッテリー本体の不具合があります。非常にまれなケースですが、バッテリーの中の電極板が外れて内部が破損し、希硫酸が外に漏れて穴が開いてしまった事故がありました。

トラックのエンジンがかからない時は警告灯を確認して整備工場へ持ち込む

エンジンがかからない時には、運転席の警告灯を確認します。整備工場には、故障原因を探るチェッカーがあり、どこかの部品交換や数値の調整だけで修理が済むなら簡単です。

構造の簡単なディーゼルエンジンの場合、故障となるとエンジン載せ替えの方がタイムロスは少なく、修理よりも早くトラックを稼働できるケースも。

電気系統や燃料系統などもそうですが、普段からのメンテナンスをしっかりすることでアクシデントが避けられます。エンジンの異音やノッキング、低速で力が抜けた様な感じ、スタートまでに時間がかかるようになったらエンジン本体の寿命も考えられます。

トラックのエンジンはこまめなメンテナンスで寿命が延びる

こまめなメンテナンスやどこまで部品を取り換えるかで、エンジンの寿命が延びます。何より普段からエンジンの音を聞いていると、ちょっとした変化に気が付くドライバーさんも多いと思います。

メンテナンスの回数が気になったり部品調達に時間がかかるようになったら、買換えのタイミングかもしれません。