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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックの電気自動車化について考えてみた

更新日:2023/05/18

「ガソリンから電気に」

 

世界の自動車業界全体を見ても、ガソリンに頼らない動力(電気)に注目しています。一般的な車では浸透しつつある電気自動車ですが、電気走行するトラックはあまり増えていません。

 

そこで今回は、トラックの電気自動車化について考えてみました。

 

 

そもそもトラックは電気で走れるのか?

最初に、そもそも「トラックは電気で走れるのか?」を考えてみます。

 

日本ではあまり馴染みがない電気自動車のトラック版。日本でトラックの電気自動車化が進まない中、自動車大国アメリカでリチウムイオン二次電池を搭載したトラックが走り始めました。

 

このトラックの航続距離は最長240㎞。積載量と車両タイプで航続距離は変わってきますが、次世代トラックの幕開けを告げる出来事でした。

 

国土が広く走行距離も長いアメリカにおいて、ガソリンや軽油に頼らず環境に優しいトラックの登場。こうしたことから、電気でもトラックは走れることが証明されました。

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日本でのトラックの電気自動車化について

アメリカで電池で走るトラックが登場したことを紹介しました。

 

そんな中、私達が暮らす日本でのトラックの電気自動車化はどうなっているのでしょうか?2021年に日本の自動車メーカーと大手運送会社が、小型の電気自動車トラックを利用した集配業務の実証実験を行ないました。

 

この実証実験以前にも電気で走るトラックが開発されましたが、一般的な車のように浸透しませんでした。しかし運送業界の人手不足も相まったことで、運送会社も電気で走るトラックの購入を本格的に検討し始めたのです。

 

しかしながら、電気で走るトラックの導入にはさまざまなネックがあります。ネックについては次の項目で解説しています。

 

トラックの電気自動車化のネック

ここではトラックの電気自動車化のネックを考察します。

 

高い価格帯がネック

電気で走るトラックは二酸化炭素排出や燃料費などの問題を軽減できますし、環境にも優しい次世代のトラックです。

 

しかしながら、乗用車やガソリン式トラックと比べると購入価格の高さが大きなネックです。個人が多少高い乗用車を購入しても、納得すれば問題ありません。

 

トラックは多くの荷物を運び運送費が収入になるので、購入金額を回収するほど維持する必要があります。長い視点で考えてみると、購入価格が下がらないと購入台数も伸び悩むことが予想されます。

 

大量のリチウムイオンバッテリーを搭載していて荷物を置くスペースが少ない

大型トラックは多くの荷物が運べる事がメリット。

 

リチウムイオンバッテリーで走るトラックでも、シャシー部分では意外と多くの荷物は搭載できません。「環境に優しいトラックでも荷物の運搬に限界があるなら購入できない」と考える運送会社も多いのです。

 

まとめ

今回はトラックの電気自動車化について考えてみました。

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