一般的に、家庭用エアコンの使用頻度に比べると、エアコンのほうが低いことが多いです。

そのため、車検の時にエアコンの内部洗浄をすすめられても、断る人が多いのではないでしょうか。

実は、湿気やホコリでエアコン内部にカビが発生すると、健康に被害を及ぼす場合もそうです。

これからDIYで洗浄をしよう思っている人や、市販のエアコン洗浄スプレーの購入を検討されている人に、是非本記事をご紹介するポイントを知っていただきたいと思います。

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目次

1. エアコン洗浄スプレーって？
2. エアコン洗浄スプレーの効果
3. エアコン洗浄スプレーのデメリット
4. まとめ

 

エアコン洗浄スプレーって？

エアコン洗浄スプレーとは、車のエアコン使用時の悪臭の元となるカビを掃除するアイテムのことです。

エアコンの風から酸っぱい臭いがする。その原因は、エバポレーターという冷たい風を作る部分にカビが発生しているかもしれません。

冷たい風を作る際に発生する水滴が、カビの発生原因になっている場合が多くあります。

車内冷房の仕組みは家庭用エアコンと類似していますが、違いが１つあります。

それは“内部クリーン機能“がないこと。家庭用エアコンは運転を停止すると、内部クリーン運転がはじまりしばらく動いています。

この動作の目的は、エアコン内部を乾燥させることにあります。

車内エアコンにはこの機能がないため、定期的な清浄が必要になってくるのです。

 

エアコン洗浄スプレーの効果

エアコン専用の洗浄スプレーは、ディーラーやホームセンターなどで購入することができます。

エアコンフィルターの掃除や吹き出し口用の清浄スプレーでは、臭いの元を洗浄する効果が薄いため、エバポレーターに直接働きかけるタイプがおすすめです。

洗浄、抗菌、消臭の効果があり、カビによる悪臭のほか、喫煙によるタバコ臭の消臭効果が期待できます。

効果を高めたい場合は、同時にエアコンフィルターも交換しましょう。

カビが発生している場合、取り外して洗浄しても臭いの元は完全に除去できません。

一般的なエアコンフィルターの交換頻度は、走行距離1万キロもしくは使用期間1年間です。

 

 

エアコン洗浄スプレーのデメリット

エアコン洗浄スプレーは、業者に依頼するよりDIYで行うと安上がりになります。説明書にも詳しく書かれているので、車両に詳しくなくても施工は簡単です。しかし、注意すべきデメリットもあります。それは、手間がかかります。

エアコンのエバポレーターの洗浄を行う際の手順は、グローブボックスとエアコンフィルターを取り外します。

・グローブボックスは、「ダンパーステー」「ストッパー」「フック」の順に外します。

・グローブボックスが外せたら、エバポレーターの手前にあるエアコンフィルターを外します。

・エバポレーターが見えた状態で直接洗浄スプレーを噴射して、清掃を行います。

注意点は、エアコンの内部には汚れが溜まっており、スプレー噴射後は大量の水を使い、汚れを車外に出さなければ、臭いが残ってしまいます。

もし汚れが残った場合は、スプレー剤を栄養源としてカビが繁殖する恐れがあります。

汚れを除去したら、取りはずしたエアコンフィルターとグローブボックスを元に戻します。 車が趣味という人ならともかく、車に乗る頻度が少ない人や、車の構造に詳しくない人にとっては手間がかかる作業です。

1年に1度の作業なので車検や修理時に、お願いしたほうが良いかもれません。

 

まとめ

ディーラーで販売されている洗浄力の強いものや、施工手順の簡単な市販品など、様々なエアコン洗浄スプレーがあります。

しかし、安さを重視しすぎるあまり、悪化させては元も子もありません。

ずっと心配だったエアコンの臭いがとれない。臭いはとれたがカビは残っているかもしれない。

心配でお悩みなら、是非プロにお任せしましょう。

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