2. 丈夫で密閉性が高いアルミウイング

アルミウイングの見た目はアルミバンとの違いはありませんが、扉の開き方が異なります。荷箱には軽量で耐久性のあるアルミの素材を使用しており、雨風や日光や粉塵を遮断することができます。また、運搬用架台であるパレットを積載する際には、荷台の扉が左右のどちらでも開閉するので、荷物の積み下ろしが効率よく作業できます。ウイング車のサイズ展開は、2tや4tの小・中型から、10t車のような大型車、トレーラーまで種類が豊富で用途に合わせてサイズを選択することが可能です。

3. 移動時の振動を和らげるエアサスペンション

ウイング車の中でも路面とタイヤの間に設置している衝撃を吸収することができるエアサスペンション付きの車両が主流になってきています。エアサスペンションによって、移動時の振動を減らせるため、積載物を安定した状態で運搬することができ、荷崩れが起こりにくくなります。半導体や精密機器などの輸送には、ほぼ100％エアサスペンション付きの車両が使用されており、さらに近年では、車両の後部に油圧のパワーゲートを取り付けたウイング車も多くなっております。

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トラックのウイングボディとは？普通のトラックとは何が違う？

ウイングはトラックだけでなく、トレーラーの種類としても聞いたことがありますよね。

ウイングボディのトラックとは、アルミで囲われた荷台の側面が鳥の翼のように左右に開くタイプのトラックです。

荷物の積み下ろしがしやすいため、運搬業、宅配便の集配送業、引越し業などで多く利用されています。

目次

1. ウイングボディのトラックとは？特徴をくわしく！
2. 迷うことの多いトラックのバンとウイングの違いとは？
3. ウイングボディのトラックを扱う際の注意点とは
   • 定期的なメンテナンスを行う
   • ウイングの開閉時や積載時に注意を払う
4. ウイングボディのトラックとは、積み下ろし効率が抜群のトラック！

■ウイングボディのトラックとは？特徴をくわしく！

ウイングボディのトラックとは、アルミパネルで囲われた荷台部分の側面が、鳥の翼のように跳ね上がる構造をしたトラックです。

 

最大の特徴は、側面が広く開くため効率的に荷物の積み下ろしができることです。

左右の扉が解放されますので、フォークリフトを使った積み下ろしの作業がスムーズにできます。

 

また、荷台部分はアルミの箱で覆われていますので、運ぶ際に荷崩れにも強く、雨風など外部からの汚れや損傷から荷物を守ることにも優れています。

このため、長距離輸送に使われることが多く、こうした積載効率や合理的な面が高く評価され、多くのウイングボディのトラックが流通するようになりました。

現在では、冷蔵車や冷凍車、保冷車としても採用されています。

 

トラックのサイズとしては、2tの小型タイプから4tの中型タイプ、10tの大型タイプまで幅広く存在し、積荷に応じて選択することが可能です。

 

ウイングの開き方には3つのタイプがあり、積み荷の種類、積み方や倉庫の大きさの違いによって使い分けられています。

■フレキシブルオープンタイプ：ウイングを垂直に開ける、サイドのみ全開など、ウイングのオープン角度を柔軟に変更することができる

■ターンオーバータイプ：片側のウイングが中心線を超え大きく開くことができる

■上昇開閉タイプ：開口を大きくとる目的で天井を上昇させることができる

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■迷うことの多いトラックのバンとウイングの違いとは？

           

ウイングボディとバンのトラックの最大の違いは、ウイングの有無です。

バンのトラックはウイングがなく、後方一か所しか開閉することができないタイプや、サイド扉が付いたタイプがあります。

そのため、荷物の積み下ろしを簡単に効率よく行うという点では、ウイングボディのトラックに劣ります。

しかしながらバンのトラックはウイングがない分、荷台部分の隙間がほとんど無いため気密性が高く、ちりやほこり、水が入るのを防いでくれます。

荷物の積み下ろしの効率性を重視するならウイングボディのトラック、防塵性を重視するならアルミバントラックと、何を重視するかによって使い分けするか判断するのが良いでしょう。

■ウイングボディのトラックを扱う際の注意点とは

ウイングボディのトラックを扱う際、長く安全に使うために特に気をつけたいポイントを2点ご紹介します。

1．定期的なメンテナンスを行う

ウイングの正常な動作、荷台部分の防塵・防水性については、定期的にチェックしておく必要があります。

 

油圧と電動モーターで作動するウイングの開閉は、油圧機構周りのチェックが重要になります。

普段の動作確認や自然降下チェックという点検をしましょう。

自然降下チェックはウイングを50㎝上げ、10分後に10㎝以上下降しないかどうかを確認するという点検です。

10㎝以上ウイングが下降する場合は、油圧系に空気が混ざっている、油漏れがあるなど、異常が発生している可能性が考えられるので、早急な整備が必要です。

 

防塵・防水性のチェックポイントは、センターシートが破れていないかと、ウイング等の開口部のシールゴムが切れていないかを見ます。

小さな破れや切れ目からでも埃や水が入ってくる可能性がありますので、発見したらすぐに交換しましょう。

2．ウイングの開閉時や積載時に注意を払う

停車後にまず確認すべきことは、ウイングの開閉時に建物などの障害物に当たらないかどうかです。

開いたウイングが照明などの熱のあるものに近くなっていると、熱によってウイングが変形してしまう恐れがありますので、注意しましょう。

 また、左右同時にウイングを開くと、モーターに過剰な負荷がかかって故障の原因になりますので避けましょう。

 

荷物を積むときにはバランスよく配置することも大事です。

荷物が片方に集中したまま運転すると、横転事故や車両の破損につながる可能性が高くなりますので気を付けましょう。

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■ウイングボディのトラックとは、積み下ろし効率が抜群のトラック！

ウイングボディのトラックとは、荷台部分の側面のアルミパネルが鳥の翼のように左右に跳ね上がるタイプの車両です。

フォークリフトなどによる荷物の積み下ろしが非常に効率よく行えるので、運搬業、宅配便の集配送業、引越し業の輸送時など、幅広いフィールドで活躍しています。

定期的なメンテンナンスを行い、ウイングの開閉時や積載時に注意を払いながら、長く安全に使えるようにしていきましょう。

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