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トラック・運送・トラックドライバー情報

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直結式エンジンを搭載している冷凍車のメンテナンス

更新日:2023/10/25

冷凍車は毎日多くの商品を運んでいます。

冷凍車の種類によってさまざまな機能が搭載されていますが、冷凍車を動かすエンジンもその内の一つ。冷凍車を動かすエンジンは、サブエンジンと直結式エンジンが広く使われています。

そこで今回は、直結式エンジンを搭載している冷凍車のメンテナンスを解説します。

 

 

直結式エンジンとは?

ここでは直結式エンジンについて解説します。

直結式はトラックのエンジン動力で、冷凍機のコンプレッサーを駆動します。冷凍機を使っている時はトラックのエンジンは止められません。

直結式エンジンは駆動用エンジンのスペースが不要で、冷凍機ユニットが軽量かつ小型で済むことも特徴。ただ、冷凍機は外部電源とモーターでコンプレッサーを駆動する機能が内蔵されているので、倉庫内やフェリー乗船中などはエンジンを掛けたままに出来ない時の装備もあるのです。

ちなみに直結式は冷凍能力よりも冷蔵がメインで、トラックのエンジンで駆動するために騒音が少ないことも特徴です。

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冷凍車をメンテナンスする重要性

ここでは冷凍車をメンテナンスする重要性について解説します。

食品などさまざまな業種で温度管理の徹底が厳しく問われる現在。そうした現在において、輸送物の品質問題にも関係してくる冷凍車のメンテナンスは重要です。

冷凍車特有のメンテナンスで最も大事なのは冷凍機やユニットが挙げられます。しかしながらエンジンについても、普通車以上にエンジンオイル選びや管理方法に注意が必要なのです。

以下の項では冷凍車の構造やメンテナンス方法、エンジンオイル選びの方法などを解説しています。

 

冷凍車の構造やメンテナンス方法、エンジンオイル選びの方法

ここでは冷凍車の構造やメンテナンス方法、エンジンオイル選びの方法を解説します。

冷凍車の構造

最初に冷凍車の9割以上を占めている機械式冷凍車の構造を解説します。

機械式冷凍車は荷台の上部に冷凍機が設置されていて、冷凍機が気化した冷媒を庫内に送って冷却を行っています。基本的な構造としては、家庭や企業で使われているエアコンと同じ仕組みです。

具体的なメンテナンス方法

法律では冷蔵冷凍車は、3ヶ月に1度の簡易点検が義務付けられています。

簡易点検に加え直結エンジン方式の冷凍機を搭載した冷蔵冷凍車は、1年に1度以上の定期点検が義務付けられてるのです。こうした点検だけではなく、日常的なメンテナンスも習慣にして使用前には異常がないか確認することがポイントです。

併せて1週間に1度の庫内清掃も行い、常に荷台内は清潔に保ちましょう。特に油分や塩分を多く含んでいる商品の運搬後は、入念に清掃することも忘れずに。

エンジンオイルの選び方

冷凍車は普通車両よりもエンジン負荷が高いため、エンジンの損傷やエンジンオイルの劣化のリスクが高いのです。

そのため、エンジンオイルの交換期間は普通車両と同じ設定ではなく、過酷な条件下を前提に設定しましょう。例としては、一定期間ごと(1か月・5,000km)にオイルを分析して経時劣化の傾向を細かく確認。そうすることで、適切なオイル交換期間の設定ができます。

エンジンをしっかり保護しつつ、エンジンオイル交換の工数を減らす(車両の実働時間を延ばす)ために、高温に晒されてもオイル劣化を起こしにくい長寿命タイプのエンジンオイルの選定がお勧めです。

 

まとめ

今回は、直結式エンジンを搭載している冷凍車のメンテナンスを解説しました。

毎日の生活を支える運送業界の中でも、直結式エンジンを搭載している冷凍車の必要性は高くなっています。ライフラインを支える役割を果たしている直結式エンジン搭載の冷凍車も、定期的なメンテナンスは欠かせません。

今回の記事を参考にして、直結式エンジン搭載の冷凍車をメンテナンスしてみませんか?

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