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トラック・運送・トラックドライバー情報

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車に付いてしまった小さい擦り傷を補修する方法

更新日:2023/06/02

車についた傷は小さなものでも気になるものです。修理に出すほどではないけれど……というくらいの傷なら自分の手で修復するという選択肢もあります。今回は車に付いた小さな擦り傷を補修する方法についてご紹介します。

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どこまでの傷なら自分で補修できる?

車の傷は、軽めのものであれば素人でもある程度は補修することができます。ここでいう「ある程度補修できる」とは、近くから見ても目立たない状態にできる、というくらいの意味です。

では、素人が補修できる傷というのはどのくらいの傷なのでしょうか。人によってできることは違いますし、費用や時間のかけ方にもよりますが、大まかな目安としてまずボディなどの「へこみ」を自分で修復するのは難しいと考えましょう。へこんでいる箇所にパテを塗って研磨し、塗装することも不可能ではありませんが、難易度は高いので業者に修理を依頼するほうが無難です。

へこみではなく、「擦り傷」なら自分で補修できる可能性があります。ボディまたはバンパーの浅い傷、表面が少し削れただけの傷ならコンパウンド(研磨剤)で磨くことで傷を目立たなくすることもできます。

それ以上の、ボディの表面の塗装が剥がれて下のアンダーコート、バンパーの場合は下の樹脂にまで達した傷は再塗装が必要です。きれいに補修するには少々コツがいりますが、これも個人でやれない作業ではありません。丁寧に時間をかけて作業することが苦にならないタイプの方は挑戦してみるのもよいのではないでしょうか。

修理するのに必要なもの

ここでは塗装が剥がれてしまったバンパーの擦り傷の修理について説明します。必要なものは以下のとおりです。

耐水サンドペーパー

塗装前の下処理用、仕上げ用に使用します。耐水仕様なら削り屑を水で流しながら使用できるので便利です。均一にサンドペーパーをかけるための研磨パッドも使用したほうがスムーズに作業ができるでしょう。サンドペーパーは用途に合わせて粗さを使い分けます。

コンパウンド

コンパウンドは浅い傷に使うのも有効ですが、深い傷のときも塗装する箇所とその周辺を磨いてなめらかにすることに使えます。

シリコンオフ

シリコンオフは塗装する前の脱脂作業に使います。ワックスなどの油分も取り除けます。

バンパープライマー

こちらはバンパーを塗装する前の下地処理剤です。樹脂は塗装がのりづらいので、これを使って塗装が剥がれないようにしておきます。

マスキングテープ&マスキングシート

塗装する部分を露出させ、ほかの部分をマスキングするために使用します。

スプレー塗料

塗装用のペイント剤です。修理する車の色に合わせたものを用意します。カラーナンバーは車の型式テンプレートなどに記されているのでこれをチェックしてそのナンバーのペイント剤を入手しましょう。

タッチアップペン

こちらもペイント剤です。筆付きで小さな傷や剥がれにも使いやすいタイプです。スプレーと併用するとよいでしょう。

クリアースプレー

最後に仕上げをするための塗料です。塗料の継ぎ目をぼかす、ぼかしスプレーもあります。

修復の方法

まずバンパーの傷ついた部分をよく洗浄してから観察しましょう。ささくれや塗料の剥がれがあれば耐水サンドペーパーでこすって表面をなめらかにします。ささくれがひどいときは先にカッターなどでカットしておきましょう。サンドペーパーの番手は目の粗いものから始めて、目の細かいもので傷部分と周囲の段差をならしていきます。段差がなくなったらシリコンオフをスプレーしてタオルで拭き取り、油脂を取り除きます。

次に傷部分を露出させてマスキングし、バンパープライマーを塗布しましょう。ここまでできたらいよいよ塗装です。スプレーペイントは一気に吹き付けると液だれなどが生じるので、少量をスプレーしたら乾燥させ、様子を見てまたスプレーをする……という作業を複数回繰り返します。タッチアップペンはスプレーだけでは対処できないところに使うようにします。うまく塗装できたら最後にクリアースプレーを吹き付け、場合によってはぼかしスプレーも使って仕上げます。

車の擦り傷を修復するには以上のような作業を行います。コツをつかむには多少の試行錯誤も必要ですが、自分で補修するなら時間はたっぷりとかけられ、やり直しも効きます。最初は小さな傷を補修することからやってみるとよいでしょう。

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