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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックの運転席や車内が臭いときの対処法

更新日:2023/06/12

トラックの運転席に乗り込んだとき、あるいは運転中に変な臭いに気づいたことはないでしょうか。その原因は汗やタバコといった生活臭によるものか、あるいはトラックのどこかに思わぬ故障が発生している可能性もあります。そんなトラックの臭いの対処法について解説します。

トラックの車内が臭くなってしまう主な原因

トラックの車内の臭いというと、汗やタバコなどの生活臭を連想する人が多いでしょう。しかしどうもそれとは違う嫌な臭いがするというときには、トラックのどこかの部位に故障や不具合が起きている可能性があります。

もしもどこかに故障などのトラブルが発生しているとすれば、何らかの対処を施さないとトラックの安全な走行に影響を及ぼす可能性があります。とくにガソリンの臭いがするときなどは下手をすると車両火災を起こす危険があり、一刻も早い対応が必要です。

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トラックに生活臭がついてしまったときの対処法

まずは生活臭を取り除く方法について知っておきましょう。

生活臭を取り除くには、前もって掃除機を使ってシートや床の細かなゴミを吸引しておきます。次にタオルをお湯につけて固く絞り、シートの汚れを拭き取っていきます。その後、今度は新しいタオルに中性洗剤をつけて再度シートを拭き上げ、最後にもう一度、お湯につけて固く絞ったタオルでシートについた洗剤を拭き取って仕上げます。濡れて湿ったシートは窓を開けるか、エアコンをつけてよく乾かしておきましょう。
また、フロアマットは洗剤を使って丸洗いし、しっかりと陰干しします。

ほかにダッシュボードや窓、ルーフも拭き掃除をします。こちらは専用のアルコール成分の入ったクリーナーなどを使うと良いでしょう。車内の掃除は丁寧に拭き掃除をすることが基本です。

トラックが故障をしてしまっているときの臭いと対処法

故障や不具合が原因の臭いには、次のような対処をします。

ガソリンの臭いがする

ガソリン臭がするときは車両火災につながる恐れがあります。給油直後であれば給油口がしっかりと閉まっていないことも考えられますが、そうでなければガソリンタンクや燃料パイプの損傷を疑いましょう。ガソリンが漏れ出しているとすると非常に危険です。トラックを停め、車外に出てJAFなどに連絡を取って救援を依頼してください。

甘いにおいがする

エンジンルームから甘いにおいがするときはラジエーター液(冷却水など)が漏れている可能性があります。この場合は不快な臭いではなく、ワインや日焼け止めクリームを思わせるにおいです。ラジエーター液が漏れる原因はタンクやホースに損傷があることが考えられ、対処法としてはラジエーターを交換することになります。

カビ臭がする

車内のカビ臭さは、ほとんどがエアコン内部でカビが発生していることが原因です。フロアマットやシートのカビが原因のこともありますが、エアコンをつけると臭いがするようであればまず間違いありません。
エアコン内部の消臭は、ダッシュボードの奥に設置されているエバポレーターという部品を洗浄することで解決できます。自分で専用の洗浄スプレーを使って洗浄するか、ディーラーなどにエアコン洗浄を依頼しましょう。

ゴムが焼ける臭いがする

ゴムが焼ける臭いはタイヤの焼け焦げが発生しているか、ブレーキの焼き付き、あるいはエンジンルームから臭うようであればエンジンに使用されているベルトから摩擦熱が発生していることが考えられます。原因を突き止めてそれに応じた処置を行う必要があるので、ディーラーや整備工場で点検するのが早道です。

ビニールが焼ける臭いがする

ビニールが焼ける臭いは、過電流によってカーナビやオーディオなどの配線が焼け焦げていることが考えられます。この場合は最悪、発火の危険性があるので、専門家に見てもらいましょう。または走行時にコンビニ袋のようなビニール素材のものがタイヤやマフラー周辺に貼り付いて、焦げて臭っていることもあります。
車内の臭いは何らかのトラブルが起きているサインである可能性があります。事故の原因になりかねないので、異臭を感じたときはすぐに整備点検を行うようにしてください。おかしいと思ったときは早急に対応することが何よりも肝心です。

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