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トラックのパワーゲートは後付けできる?使い方、種類についても解説!

更新日:2023/06/13
トラックのパワーゲートは後付けできる?使い方、種類についても解説!

引っ越しや大型家具、カゴ台車など大きな荷物の積み下ろしに活用されるパワーゲート。パワーゲートとは、トラックの荷台後部に取り付けられた積載用の昇降装置のことです。 トラックのパワーゲートは作業員の負担軽減や業務の効率化を図れるため大変便利です。

パワーゲートの必要性に後から気が付いた場合、後付けできるのか、使用用途に適した種類があるのかは気になるポイントではないでしょうか。そこで今回は、パワーゲートの使い方や種類やトラックのパワーゲートは後付けができるのかどうかについて解説します。

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トラックのパワーゲートとは

トラックのパワーゲートとは、トラック荷台後部に取り付けられた積載用の昇降装置のことです。「パワーゲート」という呼び名は、極東開発株式会社の商標となっており、一般的には「テールゲートリフター」「リフトゲート」と呼ばれています。 パワーゲートは、人の手だけでは持ち上げられない荷物を積み下ろしするのに便利な機械です。配送業だけでなく、自動車製造業や医療・介護業界など様々な場面で活躍しています。
 

トラックにパワーゲートを付けるメリット

パワーゲートを装着すれば、荷上げ、荷下ろしの作業が格段に楽になります。1~2人の力では積み下ろしが難しいような重いもの、大型のもの、壊れやすいものも扱いやすくなるでしょう。細かいものを大量に運ぶ際も、箱に詰めてカゴ台車にまとめて載せればOKになるため、効率性がアップします。

オートバイや耕うん機を荷台に積み込むのも簡単になります。ブリッジや簡易クレーンを使うよりも、安全に載せたり降ろしたりすることができます。
 

トラックのパワーゲートの種類

パワーゲートの種類は、構造やリフトの格納方法の違いにより4つに分けられます。 構造の違いでは、「垂直式パワーゲート」、「アーム式パワーゲート」に分けられ、 リフトの格納方法の違いでは、「格納式パワーゲート」、「跳ね上げ式パワーゲート」に分けられます。

揺れを最小限に防ぐ!垂直式パワーゲート

垂直式パワーゲートは、荷物を乗せる台(プラットホーム)が上下垂直に昇降するタイプです。プラットホームが上下に昇降するだけのシンプルな構造なので、酸素ボンベやドラム缶などの転がりやすく不安定な荷物を昇降させるのに最適です。荷台よりも上にパワーゲートを上げられる製品もあるので、高所作業にも役立ちます。

シンプルな構造!アーム式パワーゲート

アーム式パワーゲートは、車両とプラットホームをつなぐアームが弧を描くように昇降するタイプです。プラットホームに傾斜がつけられるため、バイクや自転車、電気ケーブル等の工事用機材やタイヤなどの輸送に向いています。 シンプルな構造で、小型トラックで使用されることが多いです。リフト部がゆっくり地面と接するので、重心の低い重量物などを積み下ろしする際に役立ちます。

コンパクト!格納式パワーゲート

格納式パワーゲートは、パワーゲートが車両の下に格納してあるタイプです。その為、パワーゲートの使用中でも車両後ろ扉を開け閉めできるようになっています。コンパクトに収納できるので便利ですが、足や手を挟まれないように注意が必要です。 製品によっては、プラットホームが2枚折り・3枚折りできるものもあります。 トラックを直接集積場に着けて積み下ろしする必要がある冷凍食品の輸送に適しています。

プラットホームが広い!跳ね上げ式パワーゲート

跳ね上げ式パワーゲートは、パワーゲートの中で最も一般的なタイプと言われており、走行している姿を見たことがあるという方もいるのではないでしょうか?跳ね上げ式パワーゲートは、トラックの後部扉がそのままプラットホームになっています。 4つの中では最もプラットホームが大きく、荷物を沢山運びたい場合に役立ちます。 使用用途としてはカゴ台車を使う荷物、自動販売機などが挙げられます。
 

トラックのパワーゲートの使い方

パワーゲートは基本的に、トラックにあるUP/DOWNスイッチを押すと自動で昇降します。ただし、垂直式・アーム式のパワーゲートの一部は、プラットホームが地面と平行になるよう手動で動かし、使用後は開いたプラットホームを手動で戻す作業が必要です。 パワーゲートによっては、全自動ではなく一部手動の作業が必要となる場合があることを覚えておきましょう。
 

トラックのパワーゲートを使うときの注意点

パワーゲート注意点
パワーゲートによる事故のうち、「作業員の転倒」「荷物の下敷き」「テールリフトからの転落」は全体の65%を占めています。また、「プラットホームと荷台との間に足を挟まれる」事故も20%を占めており注意が必要です。 作業の負担を減らせるパワーゲートですが、使い方を一歩間違えると怪我をするだけではなく、最悪の場合死に至る場合も少なくありません。パワーゲートを安全に使用するための注意点を3つ紹介します。

平坦な場所を選び2人1組で作業する

荷物の転落を防ぐため、平坦な場所を選びましょう。平坦に見える道路でも、実際に降りて確認すると機微な段差等が見つかることもあります。 必ずドライバー以外の人が道路状況を確認し、積み下ろし場所を選定しましょう。荷物を載せた後も、荷物の固定状況やゲートの中央に荷物が置かれているかを2人で確認し、声かけした上で昇降スイッチを押すことが大切です。

最大積載量に注意する

最大積載量を超えて走行していると法律違反となります。最大積載量とは車両総重量から車両・乗車定員の重さを引いたものです。式で書くと下記のように表されます。

最大積載量=車両総重量ー車両重量ー乗車定員×55kg

(引用元:社団法人 全日本トラック協会

トラックの大きさによって最大積載量は決められています。荷物や車両の重さだけでなく、人の重さも含まれることに注意しましょう。

始業前点検・定期点検を実施する

パワーゲートは消耗品のため、事故が起こる前に定期的な点検が必要です。 主な点検項目は、以下の3つです。

  • プラットホームの開閉具合
  • パワーゲートの昇降状態
  • 開閉や昇降時に異常音が見られないか

そのほかにも、1か月ごとや1年ごとの点検が必要な項目が複数あります。詳細については購入予定の車両取扱説明書を参照し、事故を未然に防ぎましょう。
 

トラックのパワーゲートが動かない時の対処法

トラックのパワーゲートが動かない原因は、主に昇降スイッチの不良・オイル漏れ・配線断線などが考えられます。そのような場合は、購入時の整備工場に連絡するか、自分で部品を購入して修理が必要です。 事前に整備工場の連絡先を控えておく、部品の交換方法を調べておくことで、急にパワーゲートが動かなくなってしまっても落ち着いて対処できるでしょう。

整備工場に相談する

整備工場に相談するのが早くて安心な方法なので、修理に対する知識や経験がある人以外は整備工場にお願いするのがおすすめです。整備工場に相談すれば、専門知識を持ったスタッフに点検してもらえるため安心なのはもちろん、代車が手配されるため日常の仕事に差し支えません。

部品を購入して自分で修理や交換する

パワーゲートの構造は複雑ですが、修理に関する知識や経験がある人は自分でパーツを修理したり交換したりすれば費用を抑えられます。もし自分で修理や交換をしたい場合、まずは整備工場に相談して原因を探った後、「これなら自分で修理できそうだな」と分かれば部品を自分で調達するとよいでしょう。
 

トラックのパワーゲートは後付けできる?

パワーゲートの後付けは可能です。パワーゲートを後付けしたい場合は、パワーゲート製造業者に複数依頼し見積もりをとりましょう。見積もりでは納期や料金等を算出してくれるので、自分の予算や使用用途に応じたパワーゲートを選ぶことができます。 なお、パワーゲートを後付けする際は、管轄の運輸局による「構造変更の手続き」が必要です。手続きをすると書類審査が約7〜10日ほどかかり、その後検査が必要になるのですぐに使えるわけではないことを覚えておきましょう。
 

パワーゲート付きトラックの中古車価格

運転席の画像

ステアリンクでは、小型、中型、大型ウイングの3種類でパワーゲート付トラックを販売中です。ここでは、参考までに現在・過去に販売していたパワーゲート付の中古トラックの価格を見ていきます。

※こちらに掲載している商品・価格はあくまで参考値です。最新情報はステアリンクのパワーゲート付ウイング車ページをご確認ください。

小型ウイング

小型ウイング車のパワーゲート付トラックの価格は日野のデュトロを例に見ていきましょう。価格の例を見ていく日野のデュトロ は5mのワイドボディで最大積載量3.1t。 こちらには跳ね上げ式パワーゲートが付いています。

車名 メーカー 年式 走行距離 車両税込価格
デュトロ 日野 平成23年10月 226,000km 4,708,000円

中型ウイング

中型ウイング車では日野のレンジャー、 いすゞ の2車を例に見ていきます。 価格の例を見ていく 日野のレンジャーは、走行距離16万km程度で7300ボデーです。 いすゞのフォワードは 平成20年式と平成24年式を例に挙げています。同じ車種でも走行距離・年式で約200万円ほど差がある形になっています。

車名 メーカー 年式 走行距離 車両税込価格
レンジャー 日野 平成24年3月 169,000km 6,578,000円
フォワード いすゞ 平成20年9月 880,000km 1,958,000円
フォワード いすゞ 平成24年11月 186,000km 4,158,000円

大型ウイング

大型ウイング車では、日野のグランドプロフィア、三菱ふそうのスーパーグレード、いすゞのギガを例に見ていきます。年式がやや古いものでは約400万円~、比較的新しいものでは約800万円~の価格となっています。

車名 メーカー 年式 走行距離 税込価格
グランドプロフィア 日野 平成25年9月 676,000km 5,258,000円
スーパーグレート 三菱ふそう 平成18年12月 673,000km 4,048,000円
ギガ いすゞ 平成28年7月 465,000km 7,898,000円

 

トラックのパワーゲートに関することはステアリンクへ

パワーゲートには4つの種類があり、昇降スイッチを押すだけで身体の負担を減らしてくれる優れものです。ただし、使い方を間違うと事故に繋がるおそれがあるため、日々の点検が必要です。 パワーゲートは、後付けが可能なので、必要に応じて購入を検討するとよいでしょう。パワーゲートの後付けや購入・日々の点検に関することなら経験豊富な「ステアリンク」にお任せください。遠方で来られない方にもネット・出張相談等を承っております。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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