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ミキサー車とはどのような車?新車や中古車を選ぶポイントも紹介

更新日:2023/06/14
ミキサー車とはどのような車?新車や中古車を選ぶポイントも紹介

建築現場に欠かせない重要な役割を果たすのがミキサー車です。

この記事では、ミキサー車の仕組みや構造、運転する際に必要な資格、新車や中古車を購入する際のポイントについて徹底解説していきます。

ミキサー車についての知識を身に着けたいと考えている方は是非記事の内容をご確認下さい。

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ミキサー車とは?

ここでは、ミキサー車とはどのような車なのかについて解説していきます。

ミキサー車とセットで理解する必要があるポンプ車についても紹介しますので、詳細をご確認下さい。

ミキサー車とはどのような車?

ミキサー車は、荷台に積んだドラム部分が回りながら道路を走行することが特徴の車です。

ドラム部分には、固まっていない生のコンクリートが入っており、ミキサー車は工場から建築現場等に向かうまでの間に生コンクリートが固まらないようにすることを目的として作られた車となっています。

ミキサー車は、コンクリートを混ぜながら運搬するための特殊な構造から、特殊用途自動車に分類されるという点も理解しておきたいポイントです。

ミキサー車とセットで理解したいポンプ車

ミキサー車とセットで理解しておきたい車に、ポンプ車が挙げられます。

ポンプ車とは、現場で生コンクリートの流し込み作業等を行う車のことです。

ミキサー車が現場に到着すると、ドラム内の生コンクリートは専用のポンプでポンプ車へと移され、作業が行われることになります。

建築現場等では高い位置に生コンクリートを流し込むケースがあります。ポンプ車は10~40m程度の高さに対応しているものもあり、下方向や横方向だけでなく、上方向にも生コンクリートの流し込みが可能です。

現場まで生コンクリートを運ぶのはミキサー車、現場で作業する際に使用するのはポンプ車という点は理解しておきましょう。

ミキサー車の仕組みと構造

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ミキサー車は通常の車とは異なる構造を持っており、仕組みを理解することは重要と言えます。

ミキサー車の構造や、コンクリートとドラムの仕組みについて確認していきましょう。

ミキサー車のドラムとコンクリートの仕組み

ミキサー車の仕組みについて理解する際に最も重要となるのが、ドラムの仕組みです。

生コンクリートには、セメント以外にも砂や砂利等の骨材、水が含まれており、それぞれの材料は比重が異なります。

そのため、ドラム部分が回転していなければ、重い材料が沈み、軽い材料が浮いてしまうため、練り合わせた生コンクリートの意味がなくなってしまうのです。

これを防ぐためにミキサー車はドラム部分を回転させつつ、螺旋上に取り付けたブレードと呼ばれる羽で生コンクリートを常にかき混ぜています。

ミキサー車は生コンクリートをいかに固めないようにするか最大限工夫されている車であるという点は理解しておきましょう。

ミキサー車の構造

ミキサー車は、ドラム以外にも、ホッパ、シュート、水タンクの部位があり、それぞれ重要な役割を担っています。

ホッパとは工場で生産された生コンクリートを流し込む投入口のことです。

ホッパから生コンクリートを流し込まれたドラムはゆっくり回転することで、生コンクリートが凝固するのを防ぎます。

現場に到着し、生コンクリートをポンプ車に流し込む役割を担うのが、シュートです。

シュートから生コンクリートが流し込まれた後に関しては、水タンクで各部位の洗浄を行う仕組みとなっています。

ミキサー車の免許や資格

ミキサー車免許

ミキサー車は、特種用途自動車に分類されることもあり、特別な免許や資格が必要だと考えている方も多いのではないでしょうか。

ミキサー車を運転する際に必要な免許や資格について詳しく確認していきましょう。

ミキサー車を運転するのに必要な免許

ミキサー車の運転に関しては、車両総重量や最大積載量に応じた免許が必要となります。

普通運転免許証で運転できる車は、車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満となっており、ミキサー車の運転はできません。

車両総重量が11t未満のミキサー車を運転したいと考えている方は中型免許、車両総重量が11tを超えているミキサー車を運転したいと考えている方は大型免許を取得するようにしましょう。

また、ミキサー車の積載量に関して、同じコンクリート工場で作られたものでも現場によって成分の比率が異なるという点を理解しておくことが重要です。

成分が異なる場合は車両総重量が変わってくるため、毎回積載量の確認は怠らないようにする必要があります。

ミキサー車の運転に免許証以外の資格は必要?

クレーン車でクレーンを操縦する場合等は、特別な資格が必要となりますが、ミキサー車のドラムの操作には必要な資格や免許はありません。

ミキサー車の運転に関して、車両区分の運転免許を保有していれば、運転ができるという点はその他の特殊用途自動車と比較して、運転の敷居が低いと言えるでしょう。

特別な資格は必要ありませんが、ドラムの操作には一定の技術は求められるので、ある程度の練習を行ってからミキサー車を操作することをおすすめします。

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ミキサー車を選ぶ際のポイント

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ミキサー車の購入を検討されている方は、事前に車の大きさや積載量、PTOや各種パーツの状態を確認する必要があります。

それぞれについて詳細を確認しましょう。

ミキサー車の大きさと積載量を決める

ミキサー車に関しては、ドラムが付いている特殊車であることから、車両データの他にハンドルを目一杯切った状態で旋回する際に要する寸法を意識する必要があります。

車両寸法は4t車で5,800mm前後、10t車で7,900mm前後です。

また、積載量に関してはコンクリートの1㎡あたりの重量も意識する必要があります。

4t車であれば約1.5㎡、10t車であれば約4.0㎡の積載量となり、1回に運搬できる量が大きく異なる点はポイントです。

車両寸法と必要な積載量はミキサー車の購入前に必ず確認するようにしましょう。

ミキサー車のPTOや各種パーツの状態を確認する

ミキサー車は積載するものが生コンクリートであるため、中古車の場合は特に、各種パーツの状態を十分に確認しておく必要があります。

パーツの中でも特に状態を確認しておきたいのがPTOです。

PTOとは、「Power Take Off(パワーテイクオフ)」の略で、ドラムの動力源のことです。PTOの状態が悪ければ、十分に生コンクリートを混ぜることができない状態になってしまいます。

ミキサー車をなるべく長く使用するためにもPTOの確認は怠らないことが重要です。

ミキサー車の新車・中古車価格は?

ミキサー車の購入を検討している方は、車の性能に加えて、価格も気になるという方は多いのではないでしょうか。

ここでは、ミキサー車の価格を新車、中古車、レンタルの場合に分けて解説していきます。

ミキサー車の新車価格

ミキサー車の新車価格に関しては、4tの場合は600万円前後、10tの場合であれば1,300万円程度となっています。

重量によって価格は大きく変わってきますが、メーカー毎に大きな金額差がないという点は理解しておきましょう。

新車でミキサー車の購入を検討している方が、注意したいのは、購入後の管理です。

ミキサー車は生コンクリートを運ぶということもあり、車の洗い方で寿命が大きく変わってきます。

ミキサー車が必要なくなり、売却する場合にもこの点は大きく影響してくるため、使用後のドラムのメンテナンスは入念に行うのがおすすめです。

ミキサー車の中古車価格

ミキサー車は新車で購入するよりも中古で購入する方が多く、金額面でも新車との間には大きな開きがあります。

中古車の価格に関しては、4t車であれば300万~400万円前後、10t車であれば600万円から購入することができ、性能も新車と変わりないものもあるという点は魅力的と言えるのではないでしょうか。

ステアリンクでは、業界最安値の価格で、中古ミキサー車を販売しているため、気になる方は是非詳細をご確認下さい。

ミキサー車のレンタル価格

ミキサー車の使用に関しては、購入するのではなく、レンタルで借りるという方法もあります。

長期的にミキサー車を利用するのではなく、スポットでミキサー車を利用したいという方にとってはレンタルは魅力的な選択肢となるでしょう。

レンタル料金に関しては、レンタルする車の重量と期間によって価格が変動し、4t車の場合は半年のレンタルで25万円前後、10t車であれば半年のレンタルで30万円以上の費用が必要となります。

レンタル料金は決して安い金額ではないため、長期でミキサー車を使用するという場合は、中古車等の購入を検討することをおすすめします。

ミキサー車を購入する際は、ぜひステアリンクで!

この記事ではミキサー車について解説しました。

ミキサー車とは、工場から現場へ生コンクリートを運搬する際に、中の生コンクリートが固まらないようにするめに作られた車のことです。

ミキサー車を購入する際は、やはり中古車がおススメです。新車よりも価格が安いのはもちろんですが、納期の速さもメリットです。昨今のコロナ禍で「納期の遅れ」が顕著である新車をよそに、中古車であれば、契約から2週間前後で納車されることも少なくありません。

中古車のデメリットとして考えられる車両のコンディションですが、ステアリンクでは熟練職人による高度な技術で徹底した修理・リメイクを行っています。購入後の保証も充実していますので、契約後も安心してお乗り頂くことが可能です。

この記事がミキサー車について気になっている方の参考になれば幸いです。