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テールランプをカスタマイズしたい!安全に使うためのポイントも解説

更新日:2023/05/31

トラックドライバーが気になるのが愛車のカスタム。

カスタムの中で人気の高いのがテールランプ。多くのトラックドライバーがテールランプを変更していますが、テールランプを変更するにはハッキリした基準があります。そのため、基準を満たしていないと車検を通過できません。

そこで今回は、テールランプのカスタマイズについて詳しく解説します。

テールランプの重要性

ここではテールランプの重要性を解説します。

テールランプは全ての車両の後部に付いているランプで、スモールランプが点灯すると連動してテールランプも点灯する仕組みです。

テールランプは悪天候や暗い時間帯などで、トラックなど車両が走っていることを後続車に教える

役割を果たしているのです。つまり、後続車からの追突を防ぐために設置されています。

ただし、テールランプはどこでも設置して良いわけではなく、設置する位置や場所には明確な基準が設けられています。

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テールランプに求められる基準

ここではテールランプの基準や光の強さ、取り付ける時の位置などを解説します。

取り付け位置

テールランプの取り付け位置は決められています。

実はテールランプの取り付け位置は製造年月日によって規定が変わります。以下にまとめたので確認してください。

・平成18年1月1日以降:照明の上の部分が地上から2.1m・下の部分が地上から350mm以下・ランプの両端が外側から400mm以内

・平成8年2月1日~平成17年12月31日:上の高さが地上2.1m以下・ランプの両端が外側から400mm以内

・平成8年1月31日以前:照明の中心の高さが地上2.0m以下・ランプの両端は外側から400mm以内

自分が乗っている車体の製造年月日の規定を前もって把握しておきましょう。

夜間300mの視認距離

テールランプは、夜間300mの視認距離を保つ必要があります。

明るさは約300m後方を走る車や、歩行者などから走行していると確認できる明るさが求められています。

5w以上30w以下の光源

光源についても車体の製造年月日によって違います。

以下に例をまとめてみました。

・平成18年1月1日以降:5w以上~30w以上

・平成8年2月1日~平成17年12月31日以前:5w以上・平成8年1月31日以前:規定なし

灯光色は基本的には赤色

灯光色は基本的に赤色です。

以前からテールランプとして使用する色のは赤色でした。しかし、最近ではLEDライトなどの使用も増えていたので特別に赤色以外でも問題ありません。

テールランプカバーも赤だけではなく透明でも車検で通るようになりましたが、できるだけクリアに見えるほうがより車検には通りやすいのです。

300カンデラ以下の光度

テールランプには300cd(カンデラ)以下の規定があります。

カンデラとは光の強さで、ルクス×距離×距離で計算できます。この規定は平成8年1月1日以降の規定ですが、平成17年12月31日以前では明確な規定はないのです。

ブレーキランプにも基準がある

実はブレーキランプの基準にも赤色の基準があります。

視認距離は、昼間は100m後方からブレーキランプが確認できることが基準。併せて、ブレーキランプは20平方センチメートル以上の面積が必要なのです。

さらには、平成18年1月1日以降の車は15w~65w以下、それ以前に製造された車両は15kw以上が規定です。一般的な車両はブレーキランプとテールランプが一体化している場合を多く見かけますが、この場合はテールランプだけを点灯した時の5倍の光度が必要です。

取り付け位置を以下にまとめました。

・平成18年1月1日以降に作られた車体:ランプの上部の高さが地上から2.1m以下・車両の外側から400mm以内

・平成8年1月31日以前に作られた車体:ランプの中心が地上から2.0m以下・外側から400mm以内

基準を守ってカスタムを楽しもう!

トラックドライバーになり自分のトラックを運転すると、他のトラックのカスタムが目に入ってきます。

そうなると、つい自分のトラックもしっかりカスタマイズしたくなるのではないでしょうか?しかし、今回解説した規定を満たさないと車検を通過できません。

テールランプは規定を満たすと違法ではありませんが、スモークガラスを使ったテールランプは光源不足と判断される場合もあります。この場合はクリアタイプのガラスに変更してください。

さらには、車検を通過してもランプ切れら整備不良とみなされますので注意しましょう。整備不良と見なされないためにも、定期的にランプが点灯するかどうかをチェックしておきましょう。

まとめ

今回は大型トラックのテールランプと車検に通るための基準について解説しました。

最近は車検の基準も変わってきました。規定が変わったことで以前はできなかったカスタムが楽しめるようになりました。

基準を破ることなくテールランプをカスタマイズしましょう。

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