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外注前に知っておきたい板金塗装の基礎

更新日:2023/05/18

車を傷つけてしまったとき、修理を依頼する板金塗装業者はどんなところを選べばいいのでしょうか。また、板金塗装という言葉を知ってはいても、他の修理方法との違いがよくわからないという人もいるでしょう。今回は、修理を外注する前に知っておきたい、板金塗装についての基礎知識をご紹介します。

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板金塗装とは?

板金塗装とは車のボディ(車体)を修理、修復する作業のことです。その内容はおもに板金業務と塗装業務に分けられます。板金業務は、事故や、何かにぶつけたり擦って傷つき、変形したボディを修復するものです。
車の外側の鋼板パネルを修正する作業は外板板金と呼ばれ、内側の骨格にあたるフレームを修正する作業はフレーム修正と呼ばれます。
板金が完了すると塗装業務に移り、元のボディカラーに合わせて調色した塗料を塗った後に磨いて仕上げる作業を行います。

デントリペアと板金塗装の違い

デントリペアもまた車のボディのヘコミなどを修正する手法の一つです。板金塗装では塗装を剥がしてから修理を行って、再び塗装することを前提としていますが、デントリペアでは元の塗装を生かしたままヘコミを修復することが基本となります。

デントリペアではボディの裏から特殊な専用工具を用いて押し出し、ときには表側から引っ張り出して、ヘコミを目立たなくします。一方、板金塗装では板金ハンマーと当て盤を用いたハンマリング、溶接機の使用、ハンダ盛りなど、さまざまな方法を駆使してダメージ部分を直していきます。場合によってはパーツ交換を行うこともあります。比べてみるとわかりますが、デントリペアのほうが板金塗装に比べて作業工程が少ないため、結果として安い費用と短い作業時間で修理できます。

ただし、デントリペアが対象としているのはあくまで丸みを帯びた「ヘコミ」のみです。子どもがボンネットに乗ってできた変形や、駐車場などでドアを開いたドアを拍子にぶつけられるドアパンチなどは、デントリペアで修理できる可能性が高いでしょう。鋭い傷、塗装が剥がれているような傷、バンパーなどの樹脂部分の傷は板金塗装でないと直せません。

板金塗装にかかる費用の目安

板金塗装はどれくらいの費用がかかるのでしょう――
おおよそですが、例えばドアの修理は5万円~10万円程度かかります。損傷部分がパネル(パーツ)1枚だけで収まっているならこれくらいですみますが、他の箇所も損傷しているとなると合計金額が30~50万円程度になることもあります。
パネル1枚に収まっていると仮定して、ボンネットは4~5万円程度、フロントフェンダーは3~4万円程度かかるでしょう。前後バンパーは2.5~3.5万円程度です。

ちなみに、デントリペアの場合なら、ドアパンチなどのヘコミ修理で1~2万円程度ですむことが多いでしょう。

板金塗装の業者を選ぶときのポイント

ただ、板金塗装は業者によって修理費に差がありますし、職人の技量にも違いがあります。業者選びで最も重視すべきなのは、その地域での口コミによる評判です。知り合いで車に詳しい人、実際に利用したことのある人がいるなら、その人から紹介してもらうのが最も確実です。
一方、ディーラーや保険会社による外注や紹介は、業者はしっかりとしたところが用意されている可能性が高いものの、仲介料をとられて料金が高くなることがあるので要注意です。

自分で板金塗装業者を探すときは、ネットや電話での問い合わせだけですませるのではなく、実際に足を運んで見学をしてみるといいでしょう。その際は、塗装ブースなどの設備がしっかりしている、ベテランの職人さんがそろっている、高級外車やスポーツカーが多く入庫している……といったことをチェックしてください。

ネットなどで良さそうな業者があれば実際に車を持ち込んで、職人さんと話をし、修理代を見積もってもらうのも良い方法です。
なお、見積もりであまりに安い料金や早過ぎる納期を提示してくる業者は、逆に避けたほうが無難です。

板金塗装は古くから存在する技術であるだけに、腕が良く、良心的な業者、職人と出会えるかどうかがポイントになります。自分で外注先を探すときは簡単に決めてしまわず、足を使って複数のところを訪ねてみて、納得のいく業者を探すことをおすすめします。

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