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トラック・運送・トラックドライバー情報

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個人で運送業を開業するときのメリットと法人化との違い

運送業を自分で始めたいと思ったとき、個人ではできないのかと考えたことがある人は多いのではないでしょうか。はたして、個人で開業することは可能なのか、会社を設立して法人として始める場合とどちらが良いのか、両者の違いなどについて解説します。

個人で運送業は開業できる?

運送会社を設立することなく、個人で運送業を始めることはできるのでしょうか。答えはイエスです。個人で運送業を営むというのは、個人事業主として運送の仕事を行うということです。

ただし、会社を作って法人として運送業を開業するにしろ、個人で運送業を始めるにしろ、運送業を行うには「運送業許可」を取得する必要があります。この許可は3種類存在しますが、通常は「一般貨物自動車運送事業許可」を取得することになるでしょう。
これにより、緑ナンバーの事業用トラックを使って、複数の荷主から依頼されて荷物を運び、収入を得ることができるようになります。しかし、この許可を得るには運行管理者1人とドライバー5人の最低でも6名の人員が必要です。そのため個人事業主という名前でも、1人だけで運送業を始めることはできないので注意してください。

個人で運送業を開業するメリット、デメリット

次に、個人で運送業を開業するメリットとデメリットを考えてみましょう。

まずメリットには、会社設立にかかる費用(20万円程度)がかからないことが挙げられます。ただ、運送業許可を得るためには営業所や車庫を確保し、トラックを購入し、人を雇うことが条件となっているので、いずれにしろ相応の資金(1,000万円前後)は必要になります。しかし、個人の場合は社会的な信用が法人に比べて低く、銀行などから融資を受けることは難しくなります。
また、利益が出ても節税対策を取りづらいこともデメリットです。さらに、個人事業主から法人化する際には、運送業許可の譲渡・譲受認可といった手続きが必要になり、許可を取得するための法令試験も再度受験することになります。

法人で運送業を開業するメリット、デメリット

それに比べて、法人で運送業を開業する方法はメリットが多いといえます。
何より、社会的信用が増すので銀行などからの融資が受けやすく、資金を集めやすくなります。荷主からの信頼も個人事業より得られやすく、事業展開も有利になるはずです。法人にすれば人材も確保しやすくなります。節税対策が取れることも大きいでしょう。会計処理などは複雑になるため税理士などに依頼する必要が出てきますが、むしろしっかりとした会計体制を作ることができます。
また、運送業許可を取得することに加えて、会社設立に関する手続きなど、最初にやるべきことが多くなるものの、これも最初に時間をかけて準備をして始めておけば、あとから二度手間をかけて手続きをし直すような事態は起こりません。

結論をいえば、運送業で開業をするのであれば、最初からメリットが多い法人にしてスタートすることをおすすめします。独立して運送業を始めたいと考えている人は参考にしてください。