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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックのパワーゲートについて詳しく解説!

更新日:2023/07/27

 

トラックのパワーゲートとは

 

パワーゲートとは、トラック後部に装着する荷物積み降ろし用の昇降装置のことです。

今では、パワーゲートと呼ばれるのが主流ですが、正式には「テールゲートリフター」と言います。「パワーゲート」は極東開発工業株式会社の登録商標になります。

パワーゲートは、通常電動または油圧式の装置としてトラックの荷台に取り付けられます。荷台に乗せられた重い荷物を効率的にリフトアップまたは下ろすことができるため、作業員が大きな負担をかけることなく積み降ろしを行うことができます。

電動式パワーゲートはバッテリーから電力を得て動作し、油圧式パワーゲートはオイル圧を利用して荷物をリフトアップします。リモートコントロールやスイッチ操作により、作業員はパワーゲートを容易に制御できます。

重い荷物を手作業で持ち上げる必要がなくなるため、作業員の負担が軽減され、怪我の防止につながります。

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パワーゲートの種類

パワーゲートにも色々な形があります。代表的な3つを紹介します。

跳ね上げ式パワーゲート

跳ね上げ式パワーゲートは、パワーゲートの中で最も一般的なタイプと言われており、走行している姿を見たことがあるという方もいるのではないでしょうか?

跳ね上げ式パワーゲートは、トラックの後部扉がそのままプラットホームになっています。

今回紹介する3つの中で最もプラットホームが大きく、荷物を沢山運びたい場合に役立ちます。

使用用途としてはカゴ台車を使う荷物、自動販売機などが挙げられます。

跳ね上げゲート付車両一覧はこちら▶▶

格納式パワーゲート

格納式パワーゲートは、パワーゲートが車両の下に格納してあるタイプです。

その為、パワーゲートの使用中でも車両後ろ扉を開け閉めできるようになっています。

コンパクトに収納できるので便利ですが、足や手を挟まれないように注意が必要です。

製品によっては、プラットホームが2枚折り・3枚折りできるものもあります。

トラックを直接集積場に着けて積み下ろしする必要がある冷凍食品の輸送に適しています。

格納ゲート付車両一覧はこちら▶▶

垂直式パワーゲート

垂直式パワーゲートは、荷物を乗せる台(プラットホーム)が上下垂直に昇降するタイプです。

プラットホームが上下に昇降するだけのシンプルな構造なので、酸素ボンベやドラム缶などの転がりやすく不安定な荷物を昇降させるのに最適です。

荷台よりも上にパワーゲートを上げられる製品もあるので、高所作業にも役立ちます。

垂直付車両一覧はこちら▶▶

 

パワーゲート利用時の注意点

 

トラックのパワーゲートを使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。

これらの点を遵守することで、安全かつ効率的な作業を行うことができます。

以下に、トラックのパワーゲートを使う際の注意点をいくつか挙げます

荷重制限の確認

トラックのパワーゲートには荷重制限があります。

過剰な重さの荷物を載せようとすると、パワーゲートやトラックにダメージを与える可能性があります。

必ずパワーゲートの仕様と荷重制限を確認し、それを超えないようにしてください。

荷物の安全な固定

パワーゲートを使って荷物を積み下ろしする際、荷台上でしっかりと固定することが重要です。

荷物が転倒してしまったり、作業中に動いてしまったりすると、事故や怪我の原因となります。

必要に応じて荷物をロープやストラップで固定してください。

2人以上で作業する

必ず2人以上で積み下ろし作業をしましょう。

荷物を載せた後も、荷物の固定状況やゲートの中央に荷物が置かれているかを2人で確認し、声かけした上で昇降スイッチを押すことが大切です。

作業スペースの確保

パワーゲートを操作する際は、周囲に十分な作業スペースを確保してください。

他の車両や障害物との接触を避けるためにも、安全な作業環境を確保することが重要です。

 

まとめ

トラックのパワーゲートは物流業界において重要な装置であり、荷物の積み降ろし作業の効率化と運送業務の安全性確保に大きく貢献しています。

荷物の効率的な積み下ろしを実現し、運転手の負担軽減、作業効率の向上を実現するだけでなく、適切な運用と注意を守ることにより、安全な作業環境を確保することが重要です。

トラックのパワーゲートは、物流業界の利便性向上と安全性確保において、欠かすことのできない装置として今後も重要な役割を果たしていくことでしょう。

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