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トラック・運送・トラックドライバー情報

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4ナンバー車の車検費用や期間特徴や維持費を解説

更新日:2023/06/09

4ナンバーとは?

4ナンバーとは、貨物運送の用途として登録される小型貨物自動車に与えられる分類番号です。小型貨物自動車には登録車・軽自動車の分類があります。この違いは車検証の発行機関が異なり、登録車は陸運局、軽自動車は軽自動車検査協会となります。

登録車で分類番号が4で始まる車両は小型貨物自動車です。小型自動車の種別に含まれる1つで、三輪トラックや大型オートバイも小型自動車の種別に含まれます。

小型貨物自動車は税制面において「トラック」の区分に置かれています。その中からさらに貨客兼用車・トラック・トラクター・トレーラーに分けられていて、小型貨物自動車が該当するのは貨客兼用車またはトラックです。貨客兼用車とは、最大乗車定員が4名以上のトラックを指します。

4ナンバーの維持費は乗用車より高い?

4ナンバーは、自家用乗用車に比べると法定費用や自動車税は比較的安いですが、1年車検である点と貨物を目的とした用途になるため使用頻度が高く消耗品などのメンテナンス費用がかかります。特に、車にとって重要なメンテナンスの1つであるタイヤの交換は欠かすことができません。

タイヤサイズの見方

タイヤの側面には、「195/80R15 107/105L LT」などのサイズが刻印されています。数値がタイヤ幅や厚み、強度を表し、4ナンバーに合ったサイズを選びましょう。

・195:タイヤの断面幅で横幅が195ミリメートルという意味です。

・80:扁平率を表します。タイヤの縦の厚み÷タイヤ幅×100の数値で、数値が大きいほど厚みがあるタイヤです。

・R15:Rはラジアルタイヤであることを意味します。この場合、15インチのラジアルタイヤです。

・107/105:107がフロントタイヤ、105がリアタイヤのロードインデックスになります。ロードインデックスとは、強度のことで数値が大きいほど重量に耐えられます。

乗用車用タイヤとの違い

4ナンバーの車といえば、トラックやバンなど、荷物を積んで長距離を走行する商用車です。そのため乗用車用タイヤでは強度に欠けるため、重量物積載用として特別に強靭に作られた貨物車用タイヤが使用されています。

大きな違いはサイド部分の強度です。乗用車用のタイヤと比較するとより補強されていて、重量がかかってもパンクしにくい構造になっています。

そのため、4ナンバーのタイヤは乗用車用タイヤより価格が高めに設定されております。

乗用車用タイヤのデメリットは、荷重耐性を重視している理由からゴムが固く乗用車向けの普通タイヤと比べるとグリップ性能が良くありません。そのため、乗用車より路面のゴツゴツした振動を感じやすいデメリットがあります。

4ナンバー車検費用の目安

車検基本料金の目安はディーラーは5万円〜4万円、指定工場や認証工場はディーラーの8割程度といわれています。

では、4ナンバーにかかる車検費用の目安を見ていきます。(〜2.0トン)

費用項目 1年車検費用
車検基本料金 31,500円
重量税(3トン超4トン以下) 16,400円
自賠責保険 14,280円
検査印紙 1,700円
整備・部品代 依頼先によって異なる
合計 62,380円+整備・部品代

4ナンバーの車検期間はどのくらい?

4ナンバーの車検は、新車登録時は2年、以降は1年毎となります。対して5ナンバー・3ナンバー車の車検は、新車登録後3年、以降2年毎となっています。車検有効期限を比べると、4ナンバー車は車検期間が短いです。

その理由は商業利用車両という点です。また1年車検の車は4ナンバーの車だけではありません。例えば、1ナンバーの大型トラックやバス、8ナンバーのタクシー、3ナンバーや5ナンバーでもレンタカーがあります。1年車検が必須とされる車両は、商業利用車両に多くあります。

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4ナンバーの車検費用は安い?高い?

4ナンバーは、5ナンバーや 3ナンバーである自家用乗用車に比べると車検にかかる費用が安く抑えられます。車検費用の内訳は下記のとおりです。

・法定費用(重量税・自賠責保険・検査印紙)
・車検基本料金
・整備料金・部品代

これらを合計した金額が車検費用であり、車検基本料や整備料金・部品代は車検を受ける場所によって金額が変わります。

では、自家用乗用車と4ナンバーの車が車検を受ける際に必要となる法定費用がいくらになるのか比較していきます。

重量税を比較

4ナンバーは、新規登録後2年、それ以降は1年車検となります。
4ナンバーの重量税は下記のとおりです。

トラック
(車両重量8トン以下)
1年自家用
(エコカー外13年未満)
1年事業用
(エコカー外13年未満)
1トン以下 3,300円 2,600円
1トン超2トン以下 6,600円 5,200円
2トン超3トン以下 ~2.5トン以下9,900円
~3トン以下12,300円
7,800円
3トン超4トン以下 16,400円 10,400円
4トン超5トン以下 20,500円 13,000円
5トン超6トン以下 24,600円 15,600円
6トン超7トン以下 28,700円 18,200円
7トン超8トン以下 32,800円 20,800円

一方、自家用乗用車の重量税は、1トン以下は年間4,100円となります。同じ重量で比較すると4ナンバーのほうが重量税を安く抑えることができます。

自賠責保険料を比較

車を所有すると、必ず自賠責保険に加入しなければなりません。自賠責保険も重量税同様、自家用乗用車と4ナンバーでは保険料が違います。

自家用4ナンバーの自賠責保険は、12ヵ月14,280円に対して、自家用乗用車は12ヵ月12,700円となります。自賠責保険だけを比較すれば、自家用乗用車のほうが安いです。しかし、重量税を含む法的費用の合計で考えると、4ナンバーのほうが安くなることがわかります。

4ナンバー車と普通車の車検は何が違う??

車には、必ず車検有効期限が設けられています。公道を安全に走行するために定期的な検査が必要で、なかでも車検は法律で定められた法定点検です。車検有効期限は、4ナンバー車と乗用車で異なりますが、その理由について挙げていきます。

使用頻度

4ナンバーは、トラックやダンプ、バン、軽トラックなどの商用車がほとんどです。そのため、商用車は乗用車に比べると使用頻度が高く、安全性や性能を保つためにオイルや部品などのチェックをこまめにおこなう必要があるのです。

使用目的

自家用乗用車と4ナンバーの違いには車の使用目的が異なる点があります。自家用乗用車は、人を運ぶために使用される車両に対して4ナンバーは、荷物輸送を目的とした車です。そのため、4ナンバーはトラックやパンがほとんどで、運送業などで多く使われています。

自動車税

自動車税を支払っていない車は、車検を受けることができません。自動車税は、1年に一度支払う税金で3ナンバーや5ナンバーは排気量によって決まります。対して4ナンバーは、車の排気量ではなく最大積載量で税額が決まるため、3ナンバーや5ナンバーとは自動車税の計算方法が異なります。

4ナンバーとは小型貨物車のこと

4ナンバーの特徴

4ナンバーは、家庭で主に使われる3ナンバーや5ナンバーの乗用車に対し、物の輸送を目的とした車両です。運搬や建設現場などで使われるトラックやバンなどが4ナンバーに該当します。

4ナンバーは、乗用車のように人が乗車する面積よりも荷台面積のほうが広くなければなりません。加えて、乗車部分と荷台部分との間に仕切りや壁があるなどの条件があります。

荷台面積の割合や仕切りなどの構造に規定のある小型貨物車ですが、寸法や排気量にも規定があります。

  小型貨物自動車 軽自動車
車輪数 4輪以上 3輪以上
長さ 4.7m以下 3.4m以下
1.7m以下 1.48m以下
高さ 2.0m以下 2.0m以下
全長 4.7m以下 3.4m以下
エンジン排気量 660cc以上2.000cc以下
(ディーゼルは無制限)
660cc以下

上記の基準に満たない車は、4ナンバー以外の分類番号となります。

【一覧】分類番号と車種

分類番号の最初の数字は下記のように分類されます。

分類番号 車種
1ナンバー(100) 普通貨物自動車(大型トラックなど)
2ナンバー(200) 普通乗合自動車(バスなど)
3ナンバー(300) 普通乗用自動車
4ナンバー(400) 小型貨物自動車(軽自動車を含む)
5ナンバー(500) 小型乗用自動車(軽自動車を含む)
8ナンバー(800) 特殊用途自動車(パトカー・キャンピングカーなど)
9ナンバー(900) 大型特殊自動車(フォークリフトなど)
0ナンバー(000) 大型特殊自動車(クレーン車・ロードローダーなど)

他にも、6ナンバー(小型貨物自動車)7ナンバー(小型乗用車)がありますが、これらは、将来4ナンバーと5ナンバーか埋まったあとに使用されるため、現在登録されている車には使われていません。

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